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わたしのヒーローたち


私は、KANA-BOONというバンドが大好きだ。

今回は、私とカナブーンについてつらつらと書きたいと思う。
(記事の最後の方に、今やっているRe:PLAYツアーのネタバレが若干ありますので気になる方は自衛お願いします!)



KANA-BOONは2013年にないものねだりを出して、一気に邦ロックファンに名前が知れ渡った。
私もその時にスペースシャワーTVかM-ONでないものねだりのMVを見てカナブーンを知り、好きになった。

当時も思ってたけどまぐちゃんの髪型ヤバすぎるな。好きだよ🙂本人もネタにしてますが

2013年8月、SWEET LOVE SHOWERでカナブーンのライブを初めて観た。めちゃくちゃ楽しかった。
MCで、「盛者必衰の理、お断り」でメジャーデビューすることと、フルアルバムをリリースすることが決まったと話していた。(初発表はロッキンだったらしい)(覚えてない)この鰻登りの売れ方ならそりゃメジャーデビューするよなあ!おめでとう〜!の気持ちだった。ライブを観てから更にカナブーンが好きになっていった。

確か、フルアルバムの「DOPPEL」はタワレコオンラインで予約して、アー写のデザインのクリアファイルがついてきた。この頃にはカナブーンのことが大好きになっていた。
ちゃんと覚えてないけど多分めっちゃ曲聴いてた。「僕がCDを出したら」もかなり聴いてたと思うけれど、「DOPPEL」が発売されてから、「DOPPEL」の曲をたくさん聴いていたと思う。

当時、カナブーンのライブに凄く凄く行きたかったけれど、当時中学生だった私は、運悪く中間テストや期末テストに毎回ツアーの東京公演の日程が被っていて、親からライブに行くことを許してくれなかった。なのでなかなかカナブーンのライブに行けなかった。

2014年12月のCDJでは、私がカナブーンで1番好きな曲「ワカラズヤ」を演奏していた。本当に嬉しかった。今も1番好きな曲だけれど、ワカラズヤをライブで聴けたのはこの日だけなので、いつかまた聴けることをずっと願っている。

2015年3月、カナブーンが初の武道館公演をした。初めてカナブーンのワンマンに行くことが出来た。フェスでは3回ライブを観たけれど、ワンマンは観たことがなかった。本当にかっこよかった。緊張しているけれど楽しんでいるのがわかった。武道館のステージに立つ4人が誇らしかった。(誰?)
席は1階席の上手、ステージのほぼ真横だった。古賀さんがアリーナだけでなくちゃんとこちら側にも何度か手を振ってくれて、横にもいるのわかってるよ、見えてるよ〜と言ってくれているような気がして嬉しかったのを覚えている。

そしてこの2015年からカナブーンのライブを良く観れるようになった。
Mステの観覧にも行ったし、サマソニは始発くらいで会場に行ってカナブーンの出番を最前で待ち、カナブーンの出番が終わってからすぐ、サマソニ内の違う会場で行われるカナブーンのトークイベントに走って向かって最前でイベントに参加したりもした。

2016年9月、新宿LOFTでBrian the Sunとの対バンがあった。カナブーンはこのライブで「かけぬけて」という曲を演奏していた。ライブでやっているのを初めて聴いた。本当にかっこよかった。
いつもかっこいいけれど、インディーズからの友達であるブライアンとの対バンだったからか、この日は特に、本当にかっこよかった。

11月、ファンが曲投票してセットリストが決まるライブでは、初めてカナブーンのワンマンで整理番号1桁を取って、最前でライブを観た。投票で決まっただけあってセトリがヤバかった。本当に幸せだったし、とてもかっこよかった。

2017年4月、Rhythmic Toy Worldとの対バンで、めしだが不倫報道で炎上してから初めてカナブーンがライブをした。
めしだのことをまぐちゃんがネタにしてあげていたことや、4人でステージに立っている姿をまた見る事ができて安心した。
この日、ブライアンとの対バンぶりに「かけぬけて」を演奏していた。私は、かけぬけてを演奏する4人を見て本当にカナブーンが大好きだと、この4人は最強だと思った。

2018年5月、私が大好きで大好きなバンドであり、カナブーンの憧れのバンドであるASIAN KUNG-FU GENERATIONとカナブーンの対バンがあった。
カナブーンが東名阪対バンツアーをやると発表して、「東京にアジカンきたら最高過ぎて死んじゃう、いや、本当に来そうじゃない…!?」と思っていたら、本当に東京公演がアジカンで、発表された時の私の舞い上がり方と言ったら凄かった。
前に札幌での対バンがあったけれど行けなくてとても悔しかったから、この日は行けて本当に嬉しかった。
この日、アジカンが「エントランス」という曲を演奏して、その後のカナブーンの出番でまぐちゃんが、「エントランスで爆泣きした」と話していたのがとても良かった。
そしてカナブーンのアンコールではゴッチが出てきて一緒に「君という花」を演奏していて、本当に胸が熱くなった。私が大好きな2バンド(アジカンはステージに立っていたのはゴッチだけだけど)が同じステージで演奏していることも、憧れのバンドを自分達のライブに呼んで同じステージで演奏するカナブーンの姿を見れたことも、本当に嬉しかった。

12月、私の地元、横浜でカナブーンが初めてワンマンをした。ずっと横浜に来てくれるのを待っていた。ないものねだりで「よこよこよこよこよこよこよこはま〜」と歌ってくれたことがとても嬉しかった。


2019年6月、シナリオアートとの対バンの数週間前、めしだが行方不明になった。
そのお知らせを見て、心臓がバクバクして何も出来なくなった。しばらく放心状態になった。
5月にはJAPAN JAMで楽しそうにステージに立つめしだを見ていたし、テレビなどで見るめしだも元気だったし、信じられなかった。
でも行方不明になった要因は何か事故に巻き込まれたとかではなく、本人の心の問題であることはなんとなく分かった。
とにかくめしだの無事を願っていた。

それから1週間くらいして、めしだの無事が知らされた。とにかく生きていてくれたことに安心した。
シナリオアートとの対バンではめしだがいなかったことがとても悲しかった。
私は直前にリリースされた「まっさら」という曲がとても好きで、この日にライブで聴けたことが嬉しかった。
でもめしだがいない状態で、この希望に溢れた「まっさら」という曲を演奏するカナブーンの3人を観るのは複雑な気分だった。

11月、めしだが脱退することが発表された。
いろんなバンドの解散やメンバー脱退のニュースを見てきたけれど、カナブーンからメンバーが1人いなくなるなんてそれまで考えたこともなかった。本当に悲しかった。
不倫は最悪だ、でも私はカナブーンのメンバーとしてめしだが好きだった。4人の空気感がとても好きだった。

12月のCDJ、めしだが脱退して初めてのライブ。
まぐちゃんがMCで、「ファンのみんなに貰った恩を返したい」「新体制でやっていくので安心してついてきてください」というようなことを言っていて、私たちのことを安心させてくれた。
この日のカナブーン、とても力強かった。


コロナウイルスが蔓延し、あらゆるライブが延期や中止になっていた2020年10月、まぐちゃんが休養に入ることを発表した。
まぐちゃんのコメントなどから、絶対に戻ってきてくれるとは思っていたのでそこについての心配はなかったけれど、ただまぐちゃんの心が心配だった。

2021年4月、まぐちゃん復帰後初ライブ。久しぶりに元気な姿をこの目で確かめることが出来て嬉しかった。「復帰したばかりだからあまり長い時間はライブ出来ないと思ったけど、もっとやりたい!笑」というようなことを言うまぐちゃんを見て安心した。

2021年11月、Re:PLAYツアー横浜公演。横浜にワンマンしに来てくれるのは2回目だった。
まぐちゃんがMCで、「優しい心を持っている人が傷ついてしまう世界に絶望してしまった」「音楽も聴けなくなってしまった」「休養期間にどん底まで落ちた」「それでも戻ってこれたのは貴方がいたからです」と話してくれた。
涙が止まらなかった。私はライブでは今まで2回しか泣いたことがなかった。まさかこのライブで泣くと思っていなかったので自分でも驚いた。

まぐちゃんの休養が発表される本当に少し前に、赤い公園の津野さんが亡くなった。
まぐちゃんは津野さんと一緒に音楽もやっていたから、とてもショックだろうな…と思っていた。そんな中休養が発表された。
私は、それだけが理由ではないと思うけれど、恐らくこのことも心が辛くなってしまった大きな理由なのではないかと思っている。(あくまで私が勝手に思っているだけです)

数年前、MUSICAでまぐちゃん単独のインタビューがあった。そのインタビューで、まぐちゃんがかなり壮絶な幼少期を送っていたことを初めて知った。
彼が優しい心を持っている理由には、過去の経験も少なくとも少しは関係があると思う。
今も完全に傷が癒えているわけではないと思うけれど、またステージに戻ってきてくれて本当に嬉しい。

そしてまぐちゃんのMCの後、新曲Re:Prayが演奏された。この曲を歌うまぐちゃんの表情が、本当に力強くて、何か覚悟を決めたような表情と歌い方で歌うから、もうボロボロ泣いてしまった。
多分まぐちゃんがあんな顔をして歌うのを初めて見た。
Re:Pray、正直音源だけ聴いた時は好きでも嫌いでもなかったんだけど、ライブであんな風に歌われたら大好きになるしかない。

アンコールでは古賀さんが「また鮪とステージに立てて嬉しい」「みんなのおかげです」と話していた。この言葉を聞けて私は本当に嬉しかった。
こいちゃんも凄く楽しそうにライブしていて、胸が熱くなった。
ステージに立つカナブーンの3人は本当に輝いていた。

来週には、Re:PLAYツアーの東京公演がある。
また彼らの音楽を全身で浴びることが出来て、会えることがとても楽しみだ。

先日、新しいフルアルバムの発売が発表された。
多分、ないものねだりや盛者の時にカナブーンを好きになった人の中には、TIMEあるいはOriginあたりから聴かなくなった人も多いのでは?
言いたいことはわかる、正直全然わかるけど、

今も昔もずっと、カナブーンはかっこいいし、良いバンドだよ!!!

私は彼らがバンドとして輝く姿をこれからもずっと追っていたいし、ついていきたいと思う。

「Origin」という曲の中に、

空の彼方飛び回るよ
どんなやつも敵わないさ
ナンバーワンのヒーロー
君の姿に僕ら何度救われたか
だから次は僕の番だ
オンリーワンのヒーロー
この声で救うよ

という歌詞がある。
「君」というのは私たちファンのことを指している(指してくれている)らしい。
この歌詞でも、ライブなどでも「ファンに救われた」「ファンに感謝している」とたくさん言ってくれるけれど、私たちの方こそ彼らに救われている。

KANA-BOONは私のヒーローだ。
いつもありがとう。


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