米国政治に新しいジャンヌ・ダルクは生まれるか?

米国政治における、新しいスターが誕生しそうな気配だ。
アメリカ領サモア生まれ、その後ハワイに家族で移住。
ハワイ州でアメリカ軍に従軍、イラク戦争、
クウエート・シリアにも出かけ制服組(少佐)の経験を積んだ。
その時の経験からか祖国愛が人一倍強い、
最近の著作が「LOVE FOR COUNTRY」
最近の政治家からは聞かなくなった言葉。

ホノルル市会議員を経て、ハワイ州の下院議員を4期務めた。
2020年には大統領候補の一人として、民主党から立候補。
当時のカマラハリス候補とも立会演説でやり合い、カマラをへこましている。最終的にはバイデン支援に回ることで選挙戦からは降りた。
バイデン民主党政権の4年間を見守る中で、
この政権では、アメリカ国民の安全と幸福を守る気概がなく
唯金儲けと権力欲にまみれた悪党どものやりたい放題のままになると
見抜き最近は民主党から離脱している。

この間、アメリカ議会で政権や政権を支配している層
ーオバマやヒラリー・クリントンおよびその意に従うただの群れたち
を遠慮なく糾弾してきた。
現在も民主党を動かしているBIG NAMEたちにも遠慮ない批判を浴びせている。共和党メンバーでも同じこと。
当然民主党大物たちは反撃する、お前は「RUSSIAN ASSETS(ロシアからの回し者か!)」と、ヒラリーが口を開けば、大手報道機関のCNNやワシントン・ポストなどがヒラリー側に立って、攻撃の二の矢、三の矢を向けて来る。
とても耐えられるものではなかったと言いながら、長い戦地経験から来るのか笑い飛ばすメンタルの強さを持つ人だ。
トウルシー・ギャバード。
1981年生まれだから、今年43歳。
2016年のヒラリークリントンvsトランプ、
2020年のバイデンvsトランプの闘いを見てきた
我らに随分若い世代の登場になる。
新鮮だ。
だが彼女の口から飛び出す言葉は相手(的)を外さず
真ん中に命中。エビデンスを以って正論を吐くからには、現在の政権党民主党の大物も、野党共和党の幹部達もそう簡単には彼女のスタンスを崩せそうにない。

「LOVE FOR COUNTRY」の旗を掲げ、
今回大統領選には、国民を守れない民主党では支える必要性を感じない
(LEAVE DEMOCRATS BEHIND)
あくまでもアメリカ国民の正義と安全と魂(宗教)の保障に全力を注ぐと
公言する、気持ちいいくらい迷いのない姿、
どんな攻撃にも耐えられるメンタルを感じる。

この芯のある政治家に、トランプが副大統領候補にどうかと
アプローチしていると聞く。
マスコミは「もしトラ」トランプの右腕要請には
如何こたえるかと、集中砲火的に聞き回っている。
「その時は肯定的に考える」が彼女の回答だ。

トウルシー元民主党議員、そして「今は民主党には未来はない」と
切り捨てたその姿を見てみよう。
真正面に向いた顔
-左側の髪の毛が一部グレーヘアーだ、
彼女曰く、「イラク戦争に従軍し、名誉の死を遂げた仲間を
忘れないため」だそうだ。
戦争参加時の厳しい経験を忘れないためにも、白髪染めすることなく
まるで自身にとっての勲章のようにそのままに保持している由。
そして
いつも話すときには、アメリカ国民のためになる政治・外交を目指す
姿勢は一貫している。
反するものは誰であれ迷わずに戦いを挑む。

2024年には、トランプ政権のVP(副大統領)になるかもしれない。
しかしながら、彼女を理解するものの多くは
皆一様に2028年には、是非とも大統領に挑んでほしいと願う。
アメリカ議会唯一のヒンヅー教信者であり、
「魂の救済」は大事なテーマと掲げ、どの宗教であれ
大事にしたいというのが彼女の信条。
あのマハトマ・ガンジーがインド大陸を
大英帝国のくびきから解放する長い無抵抗の戦いをして、
悩んだとき、苦しい時にはきまって読んだという
「バガバット・ギータ」(ヒンヅー教信者にとっての聖書、
ギータと略することもある)。
トウルシー女史も、このギータの教えを胸に、
これから難しい男優位の政治世界、権力者たちが跋扈する魑魅魍魎、
悪徳戦争で大儲けをする企業とそれに支えられている現在の民主党政権、ネオコンメンバー達に果敢にチャレンジしていくことになるだろう。
応援しながら、りりしいトウルシー少佐殿の明日を
見守りたい。

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