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議事録を〇〇で提出してみた。

皆さま、はじめまして!
3月30日からSteve* inc.に入社しましたアシスタントプロデューサーのUK(加藤)です。UKはあだ名でして(イギリスとは関係ありません。)別の機会であだ名の由来をご説明したいと思いますので乞うご期待ください。。。

皆さん、突然ですが一度は議事録をとったことがある方が多いのではないでしょうか。打ち合わせの際に書くものですね!今回は私が一風変わった議事録を提出したひとりごとにお付き合いいただければと思います。(おおよそ3分で読めるかと)


議事録を〇〇で提出してみた。


早速、結論からです。
議事録を短歌で提出しました。

短歌??

俳句でも、川柳でもなく、短歌です!
短歌は、五七五七七の31文字で歌を詠みます。俳句と違って季語も入りません。短歌の歴史は長く、1000年以上の歴史があります。身近な短歌といえば、皆さんがご存知の国歌も実は短歌であったりします。(ちなみに短歌を数える時は一句ではなく一首と数えます。)

他にも現代短歌ではこんな素敵な短歌がたくさんあります。

体温計くわえて窓に額つけ「ゆひら」とさわぐ雪のことかよ  /穂村弘『シンジケート』
つむじ風、ここにあります 菓子パンの袋がそっと教えてくれる /木下龍也 『つむじ風、ここにあります』

一見、難しいイメージが強い短歌ですが、くだけた表現や気持ちをストレートに詠んだ歌などたくさんあります。(短歌との出会いと魅力はここでは語りきれませんのでまた別の機会にお話させて頂きたいです!)

・・・

では、どうして議事録を短歌で提出することになったのか?少し背景をご説明します。


とある案件の撮影に同行した際に、私が短歌を学んでいるということが話題になり、短歌の魅力を熱弁する機会がありました。

撮影が終わった際にクライアントさんから

クライアントさん:
「UK、今日の一日を短歌でまとめて見て!よろしく〜!」

UK:
「はい!もちろんです〜!」

これはご期待に答えないとと思い、
詠んだ短歌がこちらです。

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早朝の撮影で女性のモデルさんが髪をなびかせながら登校するシーンが印象的でしたので、そのシーンを切り取り、短歌にしてみました。

・・・

後日のMTGの際に
クライアントさん:
「前回の短歌、感動したよ!議事録の代わりに今日の会議を短歌でよろしく!」

UK:
「はい!承知しました〜!」

短歌を学んでいる身としては、詠んでほしいとご指名頂けることは嬉しいかぎりです。その時に詠んだ歌が議事録となりました。

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会議ではかなり細部の調整がメインで行われ、何度も違うバージョンを当てたりとしている様子を上の句で表現しました。下の句では今回の会議では『よし!これで行こう!』と柏手は聞こえることは無かったですが、もう私達の頭の中では聞こえているようなところまで来たという想いが歌に込められています。(もちろん、読み手によって様々な解釈ができますので、「こんなふうに感じました」というコメントも喜んでお待ちしております。)

”ワンポイントレッスン”
短歌で、はじめの五・七・五の三句を上の句といい。終わりの七・七の二句を下の句といいます。

議事録を短歌でも俳句でも川柳でもいいのでトライしてみてはいかがでしょうか?普段の議事録がもしかすると印象深く、記憶に残るかもしれませんね!


PS
ちなみに過ぎてしまいましたが、7月の有名な短歌でご存知の方はいるかもしれませんが、俵万智さんのこの歌が有名ですね!

「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日 /俵万智『サラダ記念日』

ぜひ、何気ない日常を詠んで見るのもおすすめです。サラダを食べながら短歌を詠んでみてはいかがでしょうか。わたしのおすすめの歌集もご紹介しますのでぜひ書店で手にとってみてください。






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