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研究者の紹介

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記事一覧

【研究者紹介】村上 弘章(環境DNA/水産学/生態学)

森里海連環学教育研究ユニット 特定研究員 フィールド科学教育研究センター舞鶴水産実験所(勤務地) 環境DNAは、自然界に放出された生物由来のDNAのことです。これまで、海産魚類の生態調査に本手法を応用するための研究を行ってきました。 本プロジェクトでは、引き続き環境DNAを用いて、河川や沿岸域の魚類の多様性を評価します。また上記を軸に、定期的に行っている潜水目視調査の映像発信や市民参加型の調査を行うことで、地域社会に根ざした「森里海」の研究を行い、その保全をめざします。

【研究者紹介】芝田 篤紀(地理学/自然地理学)

森里海連環学教育研究ユニット 研究員 これまでは主に、アフリカの半乾燥地域の自然と、そこで暮らす地域住民の関係を通して、自然環境と住民生活の相互作用性や共生の在り方について、研究を進めてきました。また日本や東南アジアでは、自然災害の生活環境への影響にも着目してきました。 このプロジェクトでは、地球環境を総合的に捉える地理学の視点と、人工知能など最先端科学技術を用いた新たな手法によって、地球環境問題の解決に資する研究に努めます。 インタビュー:自分の目と機械の目で、自然の

【研究者紹介】伊藤 真(動物行動学)

森里海連環学教育研究ユニット 特定研究員 これまでは動物行動学者として、トノサマガエルのメスが発する鳴き声についての研究をしてきました。他にも豊富な予備校講師経験を生かして出前授業など社会に向けてのも活動にも積極的に取り組んできました。 Re:connectでは主にビッグデータを解析してこれまで得られたデータから様々な関係を探る研究をしています。また、市民科学を動かしやすくするためのシステム作りやクイズを利用した社会連携活動など、「研究は楽しい」をモットーに新しいことにも

【研究者紹介】髙屋 浩介(動物生態学)

森里海連環学教育研究ユニット 教務補佐員 これまで、高校教育に携わりながら淡水性カメ類の生態調査を行ってきました。また、カメを通して、身近な環境問題を考えるきっかけとなる教材の開発にも取り組んできました。 現在、海洋に流出するプラスチックごみの影響が世界的な関心を集めています。このプロジェクトでは、プラスチックごみを判別する人工知能を開発することで、市民の皆さんと一緒に楽しみながら海ゴミ問題の解決に寄与できるシチズンサイエンスの実践を目指します。 インタビュー:人工知能

【研究者紹介】打田 篤彦(社会心理学)

森里海連環学教育研究ユニット リサーチアシスタント 京都大学大学院 人間・環境学研究科 博士後期課程 不可視の社会基盤である〈人と人との信頼や助け合いの精神〉をどう成立させるかを大きな問いとし、現地調査、社会調査、心理実験、テキスト分析、あるいは景観の分析に取り組んできました。 このプロジェクトでは、人間社会による自然環境との関わり方という薄められがちな「みんなの問題」について、ソーシャルメディア、あるいは身の回りの景観の定量的な分析を通じ、集合的な意識の可視化を行います

【研究者紹介】伊勢 武史(情報科学/生態系シミュレーション)

森里海連環学教育研究ユニット 研究プログラム長 京都大学 フィールド科学教育研究センター 准教授 これまで、地球温暖化と植物の関係をシミュレーションするなど、環境問題を広い視点で考えてきました。近年はドローンやディープラーニングなどの新しい技術の活用を進めています。 このプロジェクトでは、水や養分、土砂などの物質が流れることで、森や里が海とどのようにつながっているかを解明します。 ▶ RE:CONNECT公式サイト (撮影:新津保建秀)