[ライブレポ]ヒグチアイ―毎日がクリスマス2022 横浜赤レンガ倉庫1号館
会場に流れるクリスマスソングがフェードアウトしていき、グランドピアノが中央に置かれている舞台が暗転。
赤いパーカーのヒグチアイが舞台右そでから登場。
あのFIRST TAKEの衣装!かわいい!テンション上がる(私の。)
デートしたくなりませんでしたか?
1曲めの「ネオンライトに呼ばれて」を歌い終えると彼女は、そう話し出した。
外は、クリスマスマーケットの人混み。
私、デートしたいってずっと言ってた。2、3回デートを重ねた人と、この雰囲気の中デートしたい!って。楽屋でずっとそんな話ししてた。ね。この賑わっている人波をかき分けて、みんなここに来てくれたんだよね。ありがとう…!
ネオンライトではないけれど、冬の冷たい空気にキラキラ輝くクリスマスツリーやマーケットの店先の灯り、横浜の夜景。
それらを遠目で眺めながら、この曲を聴くのも素敵だな、と彼女の話を聞きながらそんなことを思う。
そして優しく歌い上げる「小さな夢」、テンポよく楽しげに奏でる「縁」と続く。
ここで、音響さん、照明さんともリハしたんだけど、それとは違う歌を…曲の予定を変えます!と。
今日はやらない予定だったんだけど…今日顔合わせてすぐに、あの曲やる?ってヤイコさんに聞かれて。隣同士の楽屋からヤイコさんがあの曲をハミングしているのが聞こえてきて。もう、これはやるしかない…やります!って言っちゃった。
という流れで「やめるなら今」。
どうやら、ヤイコが「やめるなら今」を定期的に聞きたくなり、明るい曲じゃないのに聞き終わると「よし!」ってやる気がみなぎる大好きな曲なんだそう。
アンコールの時に、そんな話とともにアイちゃんの曲すごくいいから聞いて!と観客たちにヤイコ直々にまさかのPR。
ヒグチもちょっと嬉しそう。
つづく「悲しい歌がある理由」は、FIRST TAKEのアレンジで。
あのアレンジ、すごく素敵だったから、生で聴けてシビレた。
そして「悪魔の子」。
深みのある、でもどこか儚げさがあるようなヒグチアイの歌声。また進化しているのではないかと思うような、より深みが増して圧倒されつつも、ぐっとその世界観に引き込まれた。
今年はいろいろなことがあって、良いことも悪いことも。でも、それが積み重なって今の、今日16日にここに立っている私がいるんだと思う。彼女はそう語って最後の曲「劇場」を歌い終えた。
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ヤイコのステージが終わり、アンコール。
2人で歌うのは、山下達郎の「クリスマスイブ」。
リズムに体を揺らし、時おり目線をあわせて楽しげに歌う2人の姿を見て、良い夜だったなと幸せな気持ちになったのだった。
エアトリpresents 毎日がクリスマス2022
2022/12/16(金) 横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホール
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