#11 いばらの冠について

この記事は「ひとり Advent Calendar 2020」11日目の記事です。

今回はBLACKNAZARENEの「いばらの冠」について書きます。

この楽曲はADMIRATIONというミニアルバムに収録されているため、ぜひ聴いていただければと思います。

いばらの冠はどこか寂しげで空虚で退廃的であり、それでもノスタルジックな雰囲気も持ち合わせる、エンディングテーマのような楽曲です。

例えば次の歌詞は2番サビの歌詞なんですけど、ここを読むだけでこの曲を世界観が掴めると思います。

変わりゆくものだけが 色褪せないまま
失ったものだけが大切なまま
忘れてくことさえも出来ずにぼくは 空を見ていた

変わることができない自分は失ったものを忘れることができず、ただただ空を眺めることしかできない、そんな描写がされています。

個人的には「君の名前は美しかった」「子供騙しの嘘に芽生えた愛も」といったフレーズも大好きです。この曲は1曲を通して歌詞がすごく綺麗で美しいというのも特徴として上げられます。

僕は歌詞が綺麗な楽曲が好きというのもありますが、いばらの冠は僕の推しメンの村田実果子ちゃんがフィーチャーされているというのがお気に入りの一番大きな理由だったりします笑

パフォーマンスに関してはメンバー全員が黒いバラを持って登場するところにまずは目を奪われました。パフォーマンスの際に小道具を用いることでその楽曲の世界観をより高い精度で表現することが僕は大好きです。

また、この楽曲では歌っているメンバー以外はステージのサイドでしゃがみ込んだり、静かに厳かな雰囲気での振り付けなど、決して目立たない形で世界観に溶け込んでいくのですが、その姿がとても印象的です。

真ん中で歌っているメンバーを引き立てるために他のみんなはスポットライトが当たっていないところで世界観を構成し、土台を作り上げることに徹するという役割分担はやはり素敵だなぁ...と。ステージ上でのパフォーマンスは決して1人では完結しないのだと改めて感じました。

自粛期間以降、この曲はまだ2,3回ほどしか聴けていないのですが、すごく大好きな曲なので来年はもっといっぱい聴けると嬉しいな。

いばらの冠の村田実果子、とても美しくて大好きです。

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