求められているもの
あの地獄の初打ち合わせ以来、暇さえあれば
「一体どうしたら担当編集が納得してくれるものを提供できるだろう」
と思索していました。
家にいる時もバイト中も、ずーーっと。
ノイローゼみたく四六時中考えていました。
そして今日…!!
やっと、これが答えなんじゃないかという考えに辿り着きました。
あの打ち合わせの後、実は担当編集に漫画のことについていろいろ質問していたのですが、その時に言ってくれた言葉が全てなんじゃないかと…
(要素に対する)好きと嫌いはいい事で、無関心が一番いけない。自分が面白い!と思っているものをちゃんと伝わるように描いてほしい。
私が初提出したネームは、深く考えずに
「う〜ん、こんなもんやろ!w」
みたいなノリで描いていました。(正直自分でも面白いかどうかは微妙だと思うくらいの出来です…😅)
そうなってしまったのも多分、別の出版社への持ち込みの際、
面白いんだけど読後感が悪い!!!
読者を喜ばせる努力をしろ!!!!
みたいな意見をいただいたせいなのかなと思います。それにずっと囚われていた結果というか…
面白いとは言ってくれた。
でもそれをもっと面白くするには……
ということで、いつのまにか無意識に作品になるべく“自我”を出さないように抑えて、読者の見たそうなもの(的外れ)をふんわりとした形で提供することを心がけてしまうようになってしまいました。
自分より漫画の事を知っている(と思われる)人の声は、素人の自分からしたらあまりにも大きいものですので、良くも悪くも影響を受けちゃうんですよね。
その一方、担当編集さんが担当になるきっかけを作ってくれた、人生で初めて完成させた作品は、鬱々としながらかなりの感情をぶつけて描いていました。
キャラが泣きそうになったら自分も泣きそうになりながら描いたり、怒ってるなら自分も同じくらい憤りながら描いたり……。
日頃自分が思ってること、感じている事を、拙いながらも物語に昇華して、全部吐き出して、自分の中でもこれは面白いぞ!と思いながら完成させたものでした。「これはすごいでしょ!」と思わず自画自賛したくなるようなお気に入りのシーンだってあるくらい、割と思い出深い作品です。
担当編集さんが私に求めてるものは多分、そういう作品に対する情熱なのかも知れません。
つまりは原点に立ち戻れ…ってコト!?
主人公の動機も説明できないようなあまりにも舐め腐ったネームなんか、そりゃあボロカスに言われて当然だよな…と今なら思えます。
…いや〜、今日の収穫は大きい!
とにかく、これからは
初心に戻りつつ、自分の面白いを信じて創作していこうと思います。
頑張るぞ😤💪
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