自分が面白いと思った作品はなぜ面白いのか!(漫画家志望の)研究その①
こんばんは。
面白い作品を作るには自分が面白いと思ったものをたくさん研究するのが一番だと思いまして…早速このシリーズをやっていこうかと思います。
第一弾。デデン!!
『おかしなガムボール』
『おかしなガムボール』(The Amazing World of Gumball)はカートゥーン ネットワークで放映されているコメディーアニメーション作品。-Wikipedia
海外アニメといえばこの作品だ!とイチオシするくらいには大好きな作品で、小学生の頃なんかは、毎日カートゥーンネットワークでこれを見るのが日課でした。アニメのギャグなんかで滅多に笑わない私が、毎話毎話で必ず爆笑してしまうくらいの、文字通り面白い作品です。
そこで、今や私は純粋な視聴者ではなく物語の作り手になろうとしている身、この作品の面白さの秘訣は何か?
探らないわけにはいきません。
とりあえずですが、大きな点で気づいた面白さの秘訣を羅列していきます。
①セリフ
②意外性の演出力
以上2点!!!!
早速ですが、まず一つ目。
基本この物語の登場人物は総じてボケ役なので、ツッコミ役は不在だったりする事が多い気がします。そんな中で登場人物たちが会話を繰り広げる事になるのですが、みんな頭良さげな言い回しをしつつ、言っている事はお馬鹿だったりとんでもないことだったりする事が多いんです。(笑)
(以下ネタバレになるので注意)
ガムボール「ケーキよりチーズの方が偉いよ!チーズケーキは作れるけど、ケーキチーズは作れないもん!」
とか
(ちょっとワルそうな風貌の業者に家具を取り押さえられているシーンで…)
ニコル「心配しないで。家具を取り押さえられただけ(にっこり)…この人の不幸に漬け込むことばかり得意な教養のない下品で悪趣味の物凄く口が臭くて体臭もキツくて誰よりも気が小さいのにきっと平気で賄賂を要求してくるような卑怯な悪人で地球の資源をむやみに食いつぶして酸素を無駄に吸って生きているような碌でもないゴミ野郎にね!!!!!!(ブチギレ)」
ガムボールに関しては一回聞いただけではよく分からない発言が肝になっています。本人は満更でもなく本気で言ってるので、そのせいでさらにそのおかしさが際立つのがとてもイイ。
そして次のニコルの言動、めちゃくちゃ酷い罵倒ですが思わず吹き出してしまうような勢いがあってとても面白いです。これ本当に子供向けカートゥーンか…?って心配になるくらいの罵倒の勢い。この後のニコルに対する業者の返しもまた面白い。
そして二つ目。
ここがなんと言っても素晴らしい。
意外性の演出の仕方!!
(以下ネタバレ注意!!)
例えば
真剣な歌を歌い出したかと思えば実はそれは余興で突然服を剥ぎ捨てて踊り狂ったり…
拍手の音だと思ったら実は寝ている人を叩いて起こそうとしている音だったり…
ツリーハウスで登場人物が「トイレの飾り付けがおしゃれね!」と言ったのでどんな綺麗なトイレかと思えば実はただ穴を開けただけで、出した汚物を空中散開させかねないようなボットン便所だったり…
ぶら下がってる棚がこちら側に倒れるかと思ったら、実はそうじゃなくて、棚の扉が横に思い切り開いてぶら下がっていた登場人物をぶっ飛ばしたり……
とにかく、、、意外性を演出するのが上手すぎる、、、、
視聴者のミスリードとでもいいますか、それに誘導するのがとっても…とーーーーっても上手いんですよ……
視聴者の思い込みをとことん利用して後ろから奇想天外な展開を持ってきて思い切り滅多刺すみたいな感じで……
視聴者が予想した展開よりも常に斜め上の展開が次々起こるので、思わず笑ってしまう……
これこそが『おかしなガムボール』の醍醐味というか、面白さを際立たせる仕組みなのかなと思います。
なんか考察というより思ったことを洗いざらい吐いただけになってしまった気がしますけど…まあいいや。満足。
…とにかく!!!!
『おかしなガムボール』は面白い!!!
それが伝わればそれでイイ!!!!!
ぜひぜひぜひ、見てほしい!!!!
まあ誰もこのnote、見てないんですけども!!!!!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?