拝啓あの頃の君へ

君と離れてわかったんだ

僕は僕らしさを失っていたんだと

君を手放したくないが故に

いつの間にか僕は僕の一番嫌いな男になっていたんだよ

今の僕をみたら君はなんていうんだろうな

まだ僕のコト怒っているのかな

もしかして昔のように笑いかけてくれるのかな

それとももう僕のコトなんて思い出したくもないのかな

僕だってあの頃の自分の過ちを思い出すのは辛いんだよ

あの時はどうかしていたんだよ

今になってわかるけど

僕は君に僕の好きな君でいて欲しかったんだよ

知らない世界を知る君を

変わっていく君を

素直に喜べなかったんだよ

君が沢山の人にあって沢山の経験を吸収して行くたびに

僕の元から少しづつ離れていってしまう気がして

いつの間にか君を縛り付けていたんだよ

でも僕は本当はもう気づいてたのかもしれない

君がそんな僕から離れたいと考えていたのを

でもそん時の僕は馬鹿で臆病で余裕がなかったんだ

この世界には僕と君しかいないと思ってたんだ

君を失ったら僕は終わってしまうと思ってたんだ

でも本当に失ってたのは僕自身だった

優しくて落ち着いていて思慮深くて偏見がない

そんな自分が自慢だったのに

いつからか僕は悪魔になって君を傷つけたんだ

君が去って行ってわかった

僕はまず僕を取り戻さなきゃいけないんだ

失ったものは大きかった

取り返しのつかないコトも沢山あった

毎日が辛かった消えてしまいたかった

それでも僕は変わらなきゃいけない

君を傷つけた報いを受けなきゃいけないんだ

もう今後誰も傷つけないように

もう今後自分を失わないように

これから先君が素敵な出会いをし幸せな人生を送れますように。

ありがとうさようなら

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