地方は知り合いの密度が濃い。

仕事と生活の場が近いことにも関連するが、地方は知り合いの密度が濃い。初めてお会いした人でも、その方の甥っ子が自分のサッカー部の先輩だとか、何かしらの縁で繋がることが多い。

こういった地縁血縁を整理したフレームワークがないかな、と思って調べてみたが、あまり見当たらないようだ。自分なりにまとめてみると、以下の4つかなと考えている。

・同年(年や入社年度が同じ、同級生)
・同窓(学校やクラブが同じ、先輩後輩)
・同族(兄弟や親戚や婚姻関係、血縁)
・同郷(住んでいる地区が同じ、ご近所)

例えば、これを「4D」と呼んでみてはどうだろうか。それとも「NSZG」のような頭文字でまとめる方がいいかな。どうせまとめるのならば、「木戸に立てかけし衣食住」のように、もう少し意味のある語呂にしたいけど。まあ、今日のところはアイディアがまとまらない。


ちなみに、地方で仕事相手との信頼関係を構築するためには、上に挙げたような人の繋がりをたくさん見つけるとよい。相手が自分の親くらいの年だったら、お子さんのお話を伺って、自分の兄弟や同級生との繋がりを探る。名の知れた企業の方だったら、自分の親戚や同級生が勤めていないかを思い返す。

これが都市部だったら、理念がどうだ、費用対効果がどうだ、導入事例がどうだ、といった内容面で歯切れのよい説明があった方がいいだろう。ただ、そういった説明は相手の集中力を要求するし、ぶっちゃけ真剣に小難しい話に聞き入ってくれる人は多くない。

そんな自分にも相手にも努力を要するやり方よりは、知人の知人なら悪いことはしないだろう、という推定に上手く乗っかるのが手っ取り早い。物を売るより先に人を売れ、ということだ。

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