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ノベルゲーム制作こうしたら『良かった』『悪かった』その2

コロナの影響――満足いかない就活状況――そんな中であがいて――あがき抜いた先に――光を見出したかったんだ……。

という訳で、くっさい厨二病ポエムを披露しましたが、当時の心境は何かクリエイティブな実績を残せば現状を打破できると熱く思い込んでいたんですよねぇ。以下今回の記事の忙しい人向けの結論。

①最初に作るゲームをミステリージャンルにするのはやめとけ(戒め)

②デバックするときの事を考えろ、地獄だぞ

③最初から複雑な長編はやめろ。短編にしとけ

④初心者にはティラノビルダーがおすすめ

⑤人材がどうしても欲しい時は、必要に応じて段階的に集めろ

以上の五つです。
解説は下へとどうぞ。


1:さぁ、人材は集まった。なにを作る?

前回の記事で、頼れる仲間が揃いました。そして何を作ろうとしたか、それは――

『人を襲う怪異が存在する村で次々と起こる殺人事件――現場に僅かに残されたヒントを手がかりにプレイヤーは怪異の正体を探る……ノベルゲーム』

は? 『人形サマー』は……?
説明すると、当初人形サマーを作る気は一切無く、上のゲームを作ろうとしていました。

因みに上のゲームはどういったものかもう少し詳しく解説すると↓
1:主人公は『呪術師』と呼ばれる存在で呪いの他に怪異に詳しい。
2:主人公はある日、謎の怪異が表れるという村へと派遣される。しかし身なりが怪しいので村人に当初は警戒される。
3:登場する村人は
①村長、②巡査、③一般村人、④猟師、⑤薬師の女。以上この5名がゲーム内の会話で、怪異に関するヒントを出し――または殺されて手がかりを残す。
4:プレイヤーは村人が残したヒントを元に怪異の姿を推理してその正体を当てて退治する――勿論間違えればバットエンド。

……おい、これどう思う?

複雑すぎるわ!!

まず、膨大なテキストの量と、仮にゲームになれば沢山の選択肢とその先に続く無数のルート分岐……
「えっ、それがどうしたの? ボリュ―ムがあってなんか楽しそうじゃん!しかも名作になること間違いなし!」

……。

バカ野郎! 誰がそのシステムを構築するんだ!?あと『名作』じゃなくて『迷作』になる事間違いなし←これが言いたかっただけ。
という訳で、初心者の方が作る作品が自分のような『迷作』にならないようにする結論反省点。


①最初に作るゲームをミステリージャンルにするのはやめとけ(戒め)

理由は、マジでゲーム内の『選択肢』と『ルート管理』が複雑になって負担がしんどいぞ。あとで紹介するけど、初心者でも簡単に作れるノベルゲーム開発ソフトで最初は選択肢から別ルートへ向かう指示が簡単に理解できたけどフラグの管理が難しかったぞ。

②デバックするときの事を考えろ、地獄だぞ

仮に『あなた』が根性を見せてゲームを完成させた。けどミスがないと言い切れる? 以下事例――選択肢から別のルートに飛ばねえ――僅かな誤字脱字――あーやっぱこのシーン変じゃね?修正しよ――etc。その後何度も修正した個所をループして無限地獄突入

③最初から複雑な長編はやめろ。短編にしとけ

長編だから色々設定を練って作らないとな。よーし……
アレがこーなって、あのキャラが実はこうで……あははは、設定考えるの楽しすぎるぅ(アヘ顔)
いやいや、その考えた設定消化できるの?
人によるかもしれないけど、だいぶ時間をかけて考えた設定はほとんどがストーリーに生かしきれず没になりました。なので最初は本当に簡単な『短編ストーリー』を作って、それを元にした方がいい

以上です。

2:仕事の割り振り

我がグループにはプログラマーが居なかった――なのでこうなりました。

自分:リーダー兼、脚本、背景、プログラム←え?
『A』:イラスト立ち絵担当
『B』:動画編集

あれ?なんか自分作業多くね? うん、けどあれだ……言い出しっぺだし仕方ないよね。
……。
こればかりは今考えても本当に仕方ないと思う。なぜなら、自分を含めて周りには特殊なスキルをも持った人のツテが無かったからだ。てか本当にこの作業量で完成できるの?
そんな風に思った時の救世主

『ティラノビルダー』https://b.tyrano.jp/

結論から言うと、神ツール。素材さえあれば、プログラミング知識なしでもほとんど感覚的にノベルゲームを開発できる。初心者におすすめ。
詳しくはググってください。
とりあえず自分はこれで完成させました。

結論

④初心者にはティラノビルダーがおすすめ


よっしゃこれでプログラミングの問題は解決した!

それじゃ、自分が『ストーリーテキスト』と『ティラノビルダー』の操作方法覚えている間に君達はこの仕事をしててね。あ、大丈夫。一応簡単な『ゲームの資料』を用意してあるから、それを元にしてね。

『A』……キャラクターの簡単なラフ制作
『B』…………。

あれ? 『B』何も仕事なくない?

先に反省した結論を言う

⑤人材がどうしても欲しい時は、必要に応じて段階的に集めろ

はっきり言ってノベルゲームに『動画』をつける順番なんてほぼ"完成した後"だぞ。なのでBの力を発揮できるのは当分先で、Bはこのノベルゲーム企画に参加させるには『早すぎる人材』だったのだ。

うーん困ったぞ、人材を遊ばせるわけにはいかないし……。

次回記事、適材適所に続く。

以下、自分の描いた黒歴史↓

猟師イメージ
ノベルゲームに登場する怪異

当初はこんなキャラクターが出るノベルゲームにしようとしてました。
この場を借りて供養、ちーん、南無南無
ボソっ(いつか機会があればちゃんと形にしてあげるからね)

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