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RGP杯お疲れ様でしたという事で色々と

RGP杯お疲れ様でした!

1ヶ月の成績で争う企画は実はそんなに経験がなかったのでルール設定にかなり手間を取られました。

とは言っても本当にちょっとした苦悩ですが、何か伝わるものや参考になる事があればいいなと思って書き出してみたいと思います。

まずこの企画を運営するにあたって注意した事は大きく分けて2つ。

この2つについて話したいと思います。

1つ目はどこかのチームが突き抜けない事。

2つ目はルールが複雑かつ単純である事。


1つ目のどこかのチームが突き抜けない事について説明します。

大前提としてこの企画は1ヶ月間で獲得したポイント数を争うルールです。

なので、2週目でもう逆転不可能となってしまうと参加チームの士気も下がり、観てる方も興醒めしてしまうというのはまず第一に避けなくてはいけない事項です。

こうなってしまうと自ずと穴狙いの1発逆転しか選択肢が無くなるので、的中率も下がり、とても参考にしにくい予想が展開されるという懸念点がありました。

ここをまず第一に避ける為のルール設定を致しました。

下記の画像は期待獲得ポイントの得点表になります。
左が変更前
右が変更後

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ほとんど感覚で設定したんですが、概ね思ってた様な変更が出来ました。笑

これでポイントの設定はばっちりです!

まず気をつけなきゃいけないポイントが穴狙いのみで乗り切れるルールを作らない事です。

要は穴狙いを期待値マイナスのルール設定にすればいいだけの話なのですが、穴狙いを1発逆転のカードとしての意味合いを持たせないと的中率が高いチームだけが勝つというルール設定になってしまいます。

簡単にまとめると
・圧勝出来るルール設定にしない
・その為には穴狙いを期待値マイナスに設定する
・ただし逆転の目も持たせないといけないので穴狙いも1つの有効なカードとして持たせる

ただしこれだけだとまだまだ運の要素が強くなります。

そこでR channel杯でも裏設定として使ってる心理的要素をここでも使いました。

まずは今大会の序盤の展開を振り返ってみましょう。

これから話す事はあくまで私の推測なので本当はどうなのかは知りません。笑

あくまで私が仕掛けた心理戦の要素を基に紐解くとこんな感じかなと勝手に妄想してるだけです。笑
違ってたらごめんなさい…

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まずはExpectedチームが10連続的中という最高なスタートを切って先制パンチ。

これは私が考えてた流れでも最高の展開でした。

というのも1つの指標というか正解をExpectedチームが提示した事によって各チームの戦略幅というのが大きく広がったし狭まったからです。

これは事前に作戦会議をしていた+数字に強いExpectedチームだからこそなし得た動きだったと思います。

こうなると序盤に躓いたチームは追いつく為に穴狙いをしないといけません。
3週目終了時点で5位以下のチームは敗退となるからです。

先程提示した様に、極端な穴狙いは期待値マイナスとなるので有効打とはなり得ないパターンの方が多いです。

これを知ってるExpectedチームだからこそ、このスタートは大きな意味合いがあったと思います。

基本的に5番人気以内での指名しかしなかったチームなので、自分達が追う側になると圧倒的に不利になります。
なので、追われる側になり他のチームにひたすら穴狙いをさせる事がこのチームの勝ちパターンでした。
蟻地獄みたいな感じだと思って貰えればいいと思います…笑

自分達が先制パンチを仕掛けて高い的中率を保てるという証拠を提示されたら他のチームは同じ戦法では逆転の目がないと思ってしまいますからね。

この蟻地獄にハマってしまうともう自ずと期待値マイナスの穴狙いにしか目がいかなくなります。

ある種ここがターニングポイントであり、最初のふるいに掛けられた瞬間だと思います。

ここで全くスタンスをぶらさなかったピヨニティチームには正直びっくりしました。

自分達が持ってる確固たる信念を崩さないという姿勢もかなり光っていたので、もし負けてたとしてもMVP級の活躍だったと思います。

2週目終了時点

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2週目終了時点では大きな順位変動もなく、完全にExpectedチームのペースで進んでいきました。

唯一ピヨニティチームだけが同じ様な戦法と的中率を保っていたのでびったりとマークする形に。

3位以下のチームは次週で4位以内に入ってないと敗退となってしまうので何が何でもポイントの積み上げをしないといけなくなります。

ここで分かれ目となるのが、最終決戦に残るのを目標とするか、優勝を目標とするのか。

どっちを目標とするかによって取るべき選択は変わってきます。

又どっちが多いかによっても展開は変わってきます。

これは上位2チームに与えるプレッシャーの度合いも変わってくるので非常に重要な選択だと思います。

結果的に見た感じでは、全チームが優勝を目指す様な動きをした為に大きく展開が動く事になります。

3週目終了時点

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素直に見れば穴狙いに失敗したチームが敗退して、成功したチームが通過した。という見方も出来ます。

ここで重要なのは穴狙いでここまでポイントを積み上げたという事実を提示出来た事です。

デジログチームは2週目終了時点で56pだったのに、3週目終了時点で184pも獲得しています。
1週で128pも積み上げているのです。

1989チームも110p積み上げています。

自分が1位で逃げてるチームに所属してると考えてみてください。

このプレッシャーの掛かり具合はかなりのものじゃないでしょうか?

ここからExpectedチームはほんの少しだけ指名馬の平均人気が上がっていきました。

確かにここからやや調子を落とし気味にはなるのですが、目に見えないプレッシャーはこの時から抱えてたと思いますし、ここまで大きく動いたのは想定外だったかなと思います。

そしてここでも感心するのが、ピヨニティチームの肝の据わったメンタルです。
ここまで乱打戦に持ち込まれたら普通は最終決戦に残る為に少し穴狙いも加えていこうとなるはずが、これで負けたらしょうがないくらいのスタンスでポイントを積み上げていきました。
その証拠にポイント2倍を一切使っていません。

見た目では上位3チームに20p離された4位ですが切り抜け方と完全に割り切った姿勢が光った週だったと思います。

4週目終了時点

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1989チームが穴狙いをしっかりと決め切って遂に1位に。

ピヨニティチームも遂に4.5番人気の1着をしっかり取り切れて10p差の2位までつけました。

10p差といっても1989チームはポイント2倍が残り0なのに対してピヨニティチームは未だにポイント2倍の残数が3のまま。

ポイント数では負けているものの持ってる手札は圧倒的にピヨニティチーム有利の展開に。

ここで3週目に使わなかったポイント2倍の意味合いが出てきます。

1989チームはリードしているけど実質追う様な形になっていたんじゃないでしょうか。

そして最終週

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1989チームが色々とあって、2位狙いに切り替えた事もありピヨニティチームの逆転勝利という形で幕を閉じました。

どうでしたでしょうか。

見た目以上にピヨニティチームの強さが光った優勝だったかなと思います。

正直もう3週目終了時点でピヨニティチームの優勝確率は80%くらいかなと思っていました。

それくらい3週目の立ち回り方が凄かったです。

1週目から全て理想通りに進んだのはこのチームだったかなと勝手に思ってます。

勿論その時の運の要素もあったと思いますが。

各チームどんな会話が繰り広げられていたかは分かりませんが、私が感じたのはこんな所です!

本当に面白い展開や心理状況になったんじゃないかな?と思っています。

1つ目が異常に長くなっちゃいました…笑

長くなってしまったので、1つ目のどこかのチームが突き抜けない為に仕掛けた心理戦の要素やポイント設定は以上にします!

2つ目のルールが複雑かつ単純である事について話します。

1つ目が長くなったのでこれは短く終わらせますね。笑

これは企画をやる上で非常に重要な事です。

ルールが単純過ぎるとすぐに攻略されて特にドラマ性のある展開が生まれなくなったりします。

ですが!ルールを複雑にしすぎると参加者ではなくて、見てる方は完全に置いてけぼりになってしまいます。

例えばこのポイント制も10頭立ての何番人気が何着だったらーとかやればかなりフラットなポイント設定に出来たと思います。
でもそれをやると見てる方はよくわからなくなってとても退屈な時間になってしまいます。

見てる側も手軽に計算出来れば結果を追いやすくなるし、スリリングな展開にもついていける様になります。

ここは本当にさじ加減が難しい部分で、見てる側の気持ちにもならないといけない部分です。

いくら面白いルールを思いついても、それが斬新なアイデアだとしても、見てる側を完全に置いてけぼりにしてしまう様な複雑過ぎる設定にしてしまうと全てが台無しになってしまいます。

でも簡単過ぎるルールだと特に展開がなくダラダラとしてしまいます。

なので、中身は複雑だけど見た目はポップにしないといけないのがルール設定の難しさであり、やり甲斐とか楽しく感じる部分だと思います。

今度からは皆さんも色んな視点で色んな企画を見てみるともっと楽しく参加出来る様になると思います!

逆にこれから企画とかやってみたいと思った方もこういう所を意識してみるといいかもしれません!

ちょっと謎の上から目線みたいになってしまいましたね…笑
私は常にこの部分を第一に置いて企画を練っています。

そんな所ですかね!

色々と初の試みもありましたが、何よりも無事に終われた事が本当に良かったです。

これも全て皆様の協力無しでは不可能な事なので、本当に感謝しております。

そして最後に…

優勝したピヨニティチーム本当におめでとうございます!

私が第1回R channel杯を開いた時に参加応募をしてくれた3名からなるチームでした。

あの時は私の独断と偏見で選んだ3人でしたが、こうやって今でも各方面で活躍していて、本当に誇りに思います。

そしてその時のメンバーで参加したいとお2人に声を掛けてくれたれいぴよさん本当にありがとうございました。

身内寄りだから選ばれたという批判も覚悟しつつの選出でしたが、こうやって優勝してもらえたなら私はもう満足ですし、いくら批判されてもこの感動を打ち消す事は出来ないと思います。

1ヶ月間本当にありがとうございました。

そして協賛して下さった競馬予想GPさんや個人協賛をして下さったクラックさんとたけぴっぴさんもありがとうございました!

集計ミスなども多く、拙い進行だったと思いますが最後まで協力して下さった方々にも感謝しております。

また別の機会でご一緒出来ればと思います。

R channel

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