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丹野智文さんが講義に来てくださいました!

皆さん、こんにちは。認知症看護認定看護師教育課程のバンキシャです。

皆さんは丹野智文さんをご存じですか?認知症に携わる保健医療福祉分野の人間ならば、必ずと言っていいほどお名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。若年性認知症の当事者として、全国各地で公演を行っていらっしゃる方です。その丹野さんが山梨県立大学看護実践開発研究センターの講義のためだけに山梨に来てくださいました!

丹野さんは39歳の若さで若年性アルツハイマー型認知症を発症しました。様々な葛藤を乗り越えて、現在は認知症本人大使「希望大使」として国内外で講演を行っています。今年は6月時点で既に100回を超える講演を行っているそうです。

※認知症本人大使「希望大使」については下記をご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/ninchi/kibou.html

講義の様子

また講演活動だけでなく、ピアサポーターとして病院に訪問したり、地域で生活する認知症の方やその家族の暮らしの中での悩みに仲間として寄り添う活動も精力的に行っています。

※ピアサポーターについては下記をご覧ください。https://www.mhlw.go.jp/content/000571346.pdf

履修生とのやりとり①
丹野さんの話に聞き入っています

丹野さんはご自身の体験を悲観的に話すのではなく、たくさんのユーモアを交えながら話をしてくれ、会場は涙と笑いに包まれていました。

「認知症という病名ではなく、目の前の人を見て欲しい」「認知症になったからといって、失敗しないように先回りをして何でもやってあげる支援は違う。なぜ失敗したのかを本人ととことん話し合い、失敗を次につなげることが大切」「本人のできる力を奪わない環境や周囲の人たちの理解が重要。自分たちとパートナーになってほしい」など、ここには書ききれないほどたくさんのメッセージを私たちに伝えてくれました。