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Uberに染まって

一番変わったこと

その1 街が違って見えてくる

ストリートというストリートを自転車で走ってる

ので

建物やお店がみんな 食べ物のピック先や配達先

みたく 見えてしまう

その2 マンションやエレベーター様式の様々さ

入場時のボタン押し機器 エレベーターの仕様

出口の開閉方式 などなど

号室ごとに乗るエレベーターが違う

入場ボタンが入り口とエレベータの2か所あったり

出口は手動ロック解除 とか 大きなボタン押し とか

すぐ横に小さなボタン押す とか

その3 一言の暖かさ 冷たさ

遠いところ ありがとね

暑いでしょ はい これ と冷えた缶コーヒー

反対に ほんとに遅いわね

どこうろうろ迷ってるの

ああ 同じ一言でも こんなに違うものなんだ

その4 自分の業が またひとつ はがれて

無くなる 喜びに震える

必死で自転車こいで届けた先で 冷たい言葉のシャワー

受けるごとに

ああ これでまた ぼくの固い「業」という殻が

ぽろりと剥げ落ちる

なんという快感

もう 心の中で おおきに おおきに

と叫ぶ

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