コワクラ通信㊿+39　ピーナッツがピーナッツに

千葉の学友夫妻から、千葉産のピーナッツがどっさり届いた。

雲の上の存在となった学友が、僕にまでかような品を扶持してくれるとは、

驚き、感激なり。

　彼とは全寮制高校１年で同じ、寮長の部屋で暮らした。陸上で鍛えた

偉丈夫で、最初から圧倒された。仕送りの品をよく分けてくれた。食べ盛りの

年でそれは、いつもありがたく食した。虎屋の羊羹をまるごと一本、二人で

丸かじりしたりした。近年、それが１本数千円もする品であることを知り

今頃、驚愕。巨大なバナナ型のチョコレートも一本丸ごとかじったのも忘れぬ

思い出だ。

　つい昨晩に、サウンドオブミュージックの実在の主人公であるマリアさん著

の自叙伝を読み終えたところだった。同じ寮長仲間であった故Ｎ嬢と、二人で

東京へ行き観るはずだった、このミュージカル。直前に露呈したために幻で

終わった。アメリカに渡ってからのトラップ一家の写真が見たくて、訳本を

深夜にアマゾンに発注した。Cor Unum (one heart) と名付けられた彼らの

ミュージックキャンプ）。今頃、Ｎ嬢もマリアさんに会い、その場所に、

飛んで行けてたらいいな、と思った。