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家族。


「かぞく」って何だろう、
って最近実家に帰るたびに考えさせられます。


赤の他人同士が結婚という契約を結んで生まれたもの。
自分が生まれてから最初に出会うおとなたち。
周りにいることが当たり前の人たち。



離れて暮らすようになって6年目。
家族の見え方が変わってきたような気がします。


最近は実家に帰るたびに、今まで感じてきたことのないような感情が芽生えるし、見えなかったことが見えてくる。
うちの親って案外仲良いのかも。とか。
お母さんはこんな人で、お父さんはこんな人。


自分がどんなにわがままでも、ずぼらでも、抜けてても、怒られはするけど見捨てられることはない。「自分は大切な存在なんだ」って身に染みて思わせてくれる人たち。
もちろんたくさん喧嘩したし、傷つけるようなことも言ってきたし、自分が親だったら許せるだろうかと思うようなこともしてきたような気がします。それでも大事にされている感覚を失うことはない。
それってどういうことだろうって。


愛とはなにか、教えてくれる存在でもあるなって。
自分の親を見ていると、愛だな~思う瞬間がたくさんあります。
興味のまま、やりたいことに向かって突っ走る母親に父親はぶーぶー言いながらもなんだかんだで支えているし、ちょっと、とぼけてる父親を母親はさりげなく導いてるし。
この人たちが結婚する前は赤の他人だったのか、と思うと信じられないぐらいの絶妙な関係性で、この二人は出会うべくして出会ったなっていつも思います。
と同時に、家族になるってどんな感覚なんだろうな~って、ぼーっと考えさせられます。


漫画家の竹内文香さんが描いた、自分の子どもが実際に話した胎内記憶のストーリーによると、
「子どもは空の上から自分の親を選んでいる」って。


学生のころは、なんでこんなにうちの親はめんどくさいんだろうって思う時もあるほどぶつかったてたけど、やっぱり私は選んでここに生まれてきたんだなって今となっては思います。


家族ってなんだろう。


傷ついたり、傷つけたり、優しくしたり、優しくされたり。
悩むこともたくさんあるけど、切っても切れない不思議な存在。


帰省後、一人の時間が多くなると、なんか物思いにふけってこんなとりとめのない文章を書いてみたりしています。


今の世の中、家族の形っていろいろだし、それでいいと思う。
自分を構成する要素が知りたくなったときに振り返る場所かな。
また時間がたったら見え方が変わってくるんだろうな。


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平和な家庭が築けたらいいな~って思いながら寝ます。
今日も穏やかに生きられていることに感謝しながら、おやすみなさい。


2021/1/16

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