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道具。


「患者さんを自己実現の道具するな。」



学生の頃ハッとした言葉。
たまにふと頭に舞い降りる言葉です。
また降りてきました。


なんで看護をしたいのか。大学4年のころ、
よーく考えさせられたことがあります。
人が好きで、その人のために何かしたい。
純粋にそう思う気持ちの延長かと思ってたけど、もしかしたら違う部分もあるのかな。
そう気づかせてくれた言葉でした。

看護したい気持ちって、「自分を満たしたいって気持ちもあるのかな」って。

もちろん100%その感情で動いてるわけではないと信じたいけど。
他人のために動くことで、より自分を感じたいんじゃないかな、とか。
相手のためにやってたつもりが、自分を満たすためだったのかって思うとすんごく悲しくて。
自分に対して残念な気持ちを抱いたのを今でも覚えてます。 



どうすれば心から人のために動けるのか。



自分で自分を満たしてあげるしかない。
自分を受け止める、肯定する。

どんな自分も受け入れよう。
自分を受け入れられない自分も受け入れよう。

あれから約2年。
もやーっとした時は、気持ちを分析して咀嚼する。その繰り返しで、あの時よりは自分を好きになれた気がします。
ちょっとは純粋な思いで働けてるかな。

自分の事情を考慮する。
大事な意識でした。



道具。



私がなぜ立ち止まったかって、人間を非人間化してしてる事実に耐えられなかったから。

「非人間化」に敏感に反応してしまうのはなぜ。
最近ずっと考えてるけど、わかりません。
きっと向き合えてない自分の中に答えが隠れてるんだろうな。

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素敵な精神で人と向き合ってる友達。
いい人はいい時間を残してくれます。

感謝です。

2021/1/8

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