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【mtg】鱗レス鱗親和(レガシー)2023年の記録

●はじめに

どうもラザ男です。2023年の締めくくりとして記事を書こうと思います。
この一年間はレガシーで鱗親和デッキをひたすら使ってきました。
なぜこのデッキを作ったのか、なぜこの構築になったのかなども触れていけたらと思ってます。『私のレガシーを作る』を叶えたかったわけであります。

●なぜレガシーで鱗親和?

疑問に持たれる方もおられるかもしれませんが、『鋼の監視者』というカードが大好きでこのカードを使いたいというそれだけの理由でデッキを作り始めました。
相性のいいカードはもちろん、硬化した鱗!
レガシー版鱗親和としてこのカードを使えるように構築していくことにしました。

タフ1のため、貧弱でテンポも悪いためデッキ作成を始めた当時、モダンの鱗親和でもほとんど使われていないのが現状でした。
また、モダンでは鱗親和は今ほどメタ上位にいませんでしたがある程度の立ち位置でモダンに一定数、存在しておりますが、レガシーに関してはほぼ皆無。

『なぜだ?なぜレガシーに鱗親和がいない?』

ポテンシャルはあるはず!きっとやれる!根拠のないのない自信でデッキを作ることを決心。

●デッキ構築の変化

現在のデッキリストはこちら

メインボード
サイドボード

新カードの収録などにより、最初からこの構築ではありませんでしたが、どのような経緯で変化したか説明していきます。
当初は非クリーチャースペルは硬化した鱗を採用した下記の構成で構築しておりました。クリーチャーの採用はほぼ変化ありません。

当時の非クリーチャースペル

この構築でも戦えはしますが、相手に対する妨害がなく、コンボデッキにはまず勝ち目がありませんでした。そんな中、『機械兵団の進軍』では鱗親和待望の新カードが収録。

打ち砕かれた尖塔、オゾリス

コストの重い硬化した鱗です。同じコミュの人からチャリスを採用してはどうかと素晴らしいアイデアをいただき、そのまま即、チャリスと新オゾリスを一緒に採用。
これにより硬化した鱗を含む1マナ域のカードが抜けて鱗レス鱗親和の誕生です。※一部の1マナ域はウルザの物語でサーチしたいカードのため残しております。

強力な妨害カード 
レガシーを否定する1枚

これにより妨害能力が高まりANTやデルバーといったデッキともより強く戦えるようになり、改善が見られました。サイドにはアメとげを採用しているので不毛の大地と組み合わせれば継ぎ接ぎ自動機械の生存率もぐっと高まり、苦手な溶融といったファクト破壊カードにも一定の耐性を備える強固なデッキになったのではないかと思います。

さらに『エルドレインの森』では下記の2種のカードをゲットすることに‥。

食事を終わらせるもの、ジンジャー卿
アガサの魂の大釜

続くセットの『イクサラン:失われし洞窟』では下記の2種のカードをゲットし今の形へ変化。

残響する深淵
タリアンの魂断ち

この一年で鱗親和デッキに相性の良いカードがたくさん収録され、モダンの立ち位置も上昇。私のデッキも大幅に強化?され今の形へ変貌を遂げました。


●デッキ解説(メインボード)

順番に解説していきます。以前の記事にも書いてるので軽めにしときます。

土地カード

『耐え抜くもの、母聖樹』
説明いる?相手のファクト、エンチャント、特殊地形を壊せる便利な土地。『罠の橋』や『魔力流出』、『基本に帰れ』など嫌な置物対策に欠かせない存在です。

『森』
お守りの基本地形1枚。相手から『耐え抜くもの、母聖樹』を使われても探してこれるようにピン刺し。

『伝承の樹』
悪名高いミラディンブロック出身のファクトランド。このデッキのマナ加速、シナジーを形成する重要なカード。アーティファクトゆえに弱点も多い土地なので採用は3枚。

『古えの墳墓』
このデッキに欠かせない2マナランド。
2マナ域が渋滞している構築のため、是非初手に欲しいカード。文句なしの4枚採用。

『裏切り者の都』
2マナランドの重まし。このデッキの唯一の再録禁止カード。ない人は『水晶鉱脈』や『水蓮の花びら』でも代用できるかと思います。お値段が高いため1枚。

『墨蛾の生息地』
ミシュラランド。このデッキのフィニッシャーです。置いてるだけで相手にプレッシャーをかけれる。カウンター9個載せて殴れば勝ち。

『ウルザの物語』
これも説明いいよね。このデッキのもう一つの勝ち筋。クロック、バックアップカードを持ってこれる最強!

『不毛の大地』
レガシーを定義するカード。割愛します。

『残響する深淵』
ニューフェイス。5枚目の『ウルザの物語』『墨蛾の生息地』になれるだけで強い!コピーせずにアンタップインも選択可能。状況に応じて使い分けれるので便利!

クリーチャー

ザーバスを入れない理由は1マナ域であること。起動能力に赤と白が入っているのが嫌なため。それだけ。やっぱ単色がカッコいい!※個人の感想です。
タフ1が多いのでオークに弱そうに見えるかもしれませんがそのうち大きくなるのでビビらず展開していきましょう。

鋼の監視者以外はモダンの鱗親和と同じ。


スペル

ウルザの物語から探せるツールボックス

『溶接の壺』
『鋼の監視者』はすぐ除去られてしまうのでバックアップで採用。他にもサイドカードを守ったりと地味に活躍。

『活性機構』
横展開で攻める時や対コントロールに。『鋼の監視者』『電結の荒廃者』とのプチコンボで攻め立てましょう。『ウルザの物語』の構築物トークンもデカくなります。縦、横と多角的な攻めが可能。

『バジリスクの首輪』
相手が大型クリーチャーを出すタイプのデッキにはこいつをぶつけます。『歩行バリスタ』とのプチコンボでいなしましょう。また、デルバーデッキのフィニッシャー『濁浪の執政』が超えられない場合はこれ!特定の状況下では後述する『影槍』より力を発揮!『歩行バリスタ』ありきになってしまうことが多い。

『影槍』
レガシーのフェアなクリーチャーデッキにはこれ!
レガシー環境では小粒なクリーチャーが多いのでトランプル・絆魂であらゆる盤面で威力を発揮。先述した『バジリスクの首輪』とよく議論されるが、私はどっちも採用を推奨。

『オゾリス』
『電結の荒廃者』とのコンボで相手にトドメを刺したい時、カウンターが一定数貯まってきた時などはこれで除去に備えたりコンボを狙う時や対コントロールとあらゆる場面で活躍。

『タリアンの魂断ち』
ニューフェイスのお試し枠。『ウルザの物語』3章から第一選択で探すことは少ないが、あらゆるカードとシナジーを形成。盤面のカードによってシナジーの形成の仕方が異なるので面白い。
シナジーを形成した状態で1枚添えると爆発力アップ
しばらく試してみたい。まさに『鱗親和の味の素』的なカード。

例)
鋼の監視者+活性機構+タリアン
歩行バリスタ+バジリスクの首輪+タリアン
継ぎ接ぎ自動機械+タリアン+バリスタX0
電結の荒廃者+タリアン+他のクリーチャー
など

その他置物

その他置物

割愛!!!他の方の鱗親和記事をご確認ください。他力本願。私の以前書いた記事にもあるかと‥。アガサの魂の大釜は重ねて引きたくないため1枚だけ採用。高いしね‥。オーバーキルなんだよなぁ‥なくても勝てます。


●対戦中の私の思考

初手のキープ基準
以下のの手札が来るようお祈りしてます。

①4マナまで伸びそうな土地構成か?

②継ぎ接ぎか鋼の監視+もう1枚クロックはあるか?

③ウルザの物語か虚空の杯はあるか?

④打ち砕かれた尖塔、オゾリスとクロックがあるか?

こんなところです。要は7枚で勝てるか?



カードを使う優先順位
※古えの墳墓がある場合

序盤 継ぎ接ぎ自動機械>虚空の杯>鋼の監視者
中盤 >搭載歩行機械、
終盤 >電結の荒廃者、歩行バリスタ

4枚採用しているカードの使う順番はこんな感じですね‥。デッキ知ってたら1ターン目にチャリスとかの選択肢もあるかもしれませんが、まずはクロック設置を優先します。鋼の監視者はすぐ死ぬのでチャリスを先に出して除去を防いでから出します。
継ぎ接ぎ自動機械は護法があって場持ちがいいので初手にあったら真っ先に出します。墳墓からチャリス1ターン目に置いた返しに不毛の大地をもらってしまうとクロックの展開が遅れます。1ターン目は継ぎ接ぎを優先。返しでコンボされて負けたら仕方ない。


●サイドカードを選ぶ基準

今回試したサイドカード

コンボデッキがどうしても苦手なのでそこを厚めにとってます。また、相手はファクト対策カードを入れてきますのでどのファクト対策カードをケアするか検討し今回のリストに決定。
全てに対応するのは無理なので取捨選択するしかありません。

意識したコンボデッキ
①スニークショー
『鎮定工作機』『石の脳』『真髄の針』
②ストーム
『アメジストのとげ』『石の脳』
③土地コンボ 土地単
『真髄の針』『石の脳』各種墓地対
④墓地系←どのデッキでもとってるでしょ?

意識した対策カード
①溶融、兄弟仲の終焉
②無垢への回帰
③破滅的な行為
④静寂
⑤大いなる創造者、カーン

⑤以外はファクトの全体除去カードです。
『無のロッド』『溜め込み屋のアウフ』といった起動能力を封じ込めるカードは出されたら諦めます。

ではファクト破壊系のカードにどう対応するかの話ですが、これはエルドレインの森の新カードの『食事を終わらせるもの、ジンジャー卿』の登場が大きいです。これで⑤のカーンへの対策となってくれるでしょう。

自分のファクトが墓地に落ちるとモリモリ!

えっ、まとめて壊されたら意味ないじゃん?もちろんこれだけではなす術はありません。
しかし、このデッキは鱗親和、あらゆるカードとカードのシナジーを形成して相手を攻め立てるデッキです。これと『溶接の壺』を組み合わせればこれ1体は守ることができます。するとどうなるでしょう?
破壊されたファクトの分だけ、ジンジャー卿がモリモリになって相手への大きな脅威となるでしょう。

サイドカードも守れる!

さらにもともと採用している『搭載歩行機械』は除去に強いデザインとなっているため、サイド後はこれらのカードが要となってくれるでしょう。

こいつらで相手の対策を乗り越えよう!

これにより溶融などにビビらずにメインボードと同じように展開してプレッシャーをかけれるようになりました。これは気持ちの問題ですが大きいです。
サイド後も気にせず展開していけることの喜びが大きいです。以前は『歪める嘆き』を構えていましたがこの構築の方が自分の本来の動きが可能です。
これらの組み合わせはモダンでもできるので参考にしてもらえれば嬉しいです。


●対戦結果発表

2023.8〜2023.12

グリデル●✖︎●
グリデル●●
グリデル●✖︎●
URデルバー●✖︎●
グリデル✖︎✖︎

オムニテル●✖︎●
スニークショー●●
スニークショー✖︎●✖︎
スニークショー✖︎✖︎
スニークショー✖︎✖︎

土地単✖︎✖︎
土地単●✖︎✖︎
土地単✖︎✖︎

多色コントロール✖︎●✖︎
多色コントロール✖︎●●
多色コントロール●✖︎●
多色コントロール●✖︎✖︎
多色コントロール✖︎✖︎
多色コントロール✖︎✖︎
多色コントロール●✖︎●
多色コントロール●●


カーンフォージュ✖︎●●
カーンフォージ✖︎✖︎

カスケードクラッシュ✖︎●●
カスケードクラッシュ✖︎●✖︎

デッドガイエイル✖︎●●
デッドガイエイル✖︎●✖︎

ドゥームズデイ✖︎●✖︎
ドゥームズデイ✖︎✖︎

青黒シャドー✖︎✖︎
青黒シャドー●✖︎●

デスタク●●
デスタク✖︎●●

黒単●✖︎●
黒単●✖︎●

マーフォーク✖︎✖︎
ヘルムコンボ✖︎●✖︎
マインドデザイア●✖︎✖︎
スタイフルノート●✖︎✖︎
青黒スキャム●✖︎✖︎
感染●✖︎●
ローグ●✖︎✖︎
赤黒リアニ✖︎✖︎
ANT●✖︎✖︎
アイアンワークス✖︎✖︎
バーン✖︎●✖︎

かなり偏っている。集計し始めたのが8月からなのでサンプルは少ないが実はデルバーに負けなし!ちょっとコンボデッキのガードがまだ甘いのかもしれない‥。ってかコントロール多いなぁ‥笑
かなり負け越してはいるがアーティファクト主体のデッキなので別の対策カードに入れ替えると勝てる試合も多くなると思います。まあ、その時のメタ読みが当たるかどうかの問題ですが‥。
店舗メタを意識したサイドボードを取っていないため、サイドボード次第では勝てる試合もあったかもしれません。

●最後に

ここまで呼んでいただきありがとうございます。
鱗レス鱗親和はレガシーでも十分戦えるデッキだと確信しております。モダンで鱗親和をお使いの方は是非、レガシーでも遊んでみてはいいのではないかと思います。別のデッキを作るよりお値段も安くできますしね。この記事を読んで楽しんでいただけたら嬉しいです。あなたの考えた最強鱗親和、是非作ってみてください。皆様のデッキリストが見れるのを心待ちにしております。

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