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【超短編小説】トリペディア【300字】

【説明】
9/17(日)、
大好きな作家の小野美由紀さんによる「身体を使って書くクリエイティブライティング講座」に参加した時に書いたものです。

(講座の詳しいレポはこちら→)

講座では、「脳と遊ぶ」というテーマのもといろんなお題を出されて、子供のようにキャッキャと好き勝手に創作をしたのですが、その時に作ったものの一つです!
そのお題とは

「このカードを見て思いついたお話を5分で書く」というものでした。
(ちなみにこのカードはdixitディクシットというゲームのカードで、このゲームも死ぬほど面白い)

というわけで、以下が、わたしが5分で作成した小話です。

【本文】
トリ博士は、学問に関する横断的な知識をもち、21世紀のあらゆる分野の学問に世界的な貢献を果たした立派な博士でしたが、痴呆の病が博士をむしばみ始めました。
「私の知識がさびつく前に」
と言って、博士は、自分のもてる知識をオンライン化していきました。それは「トリペディア」と呼ばれ、数学は赤い鳥、自然科学は黄色い鳥、人文系は白い鳥、芸術は黒……とカテゴリ分けされており、世界中の人々が重宝し、ありがたがりました。
ある人が博士に「なんで青い鳥はいないんですか」
と聞きました。
「青い鳥は、嘘ばかりつくツイッターバードだから、トリペディアには不要なのだ」


【感想】
5分て!!!!
5分なのに「わたしみ」のある文章が出てきたなあ。と思った。
実はうちにディクシットがあるので、やりたい。

スキを押すと、短歌を1首詠みます。 サポートされると4首詠みます。