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こんな部屋あったの⁉︎ ANAインターコンチネンタルホテル東京に存在するレア客室

運が良ければ宿泊可能です。

両親も他界し、生まれ育った家も処分して帰省する先も無くなった私にとって、ANAインターコンチネンタルホテル東京(以下、溜池)は盆暮を過ごすもはや『実家』です。かれこれ10年以上こう言う暮らしを続けています。

溜池って、場所は良いのですが、いかんせん建物は30年選手なので、設計思想が80年代なんですね。正直、昨今のトレンドからすれば狭い。なんてったって、シングルルームとかあるし。2008年から2010年にかけて中層階(現在のプレミアフロアとエグゼクティブ・デラックスフロア)、2017年に上層階を改装しましたが、客室も半数以上を占めるクラシックフロアは長年手つかずのままで、かなり古臭い状態です。

これが現在の大多数を占めるクラシックルーム(クイーンベッドタイプ)

いや、正直この部屋で5万円とかありえないでしょ。特にバスルーム。2019ラグビーワールドカップとか2020東京オリンピックの時なんか8万円で連泊必須とかちょっと無理って感じで。

改装の話はかなり前から何度も出ては消え、出ては消えでもう10年以上も経過しているのですが、話だけでなく、ちゃんと実行に移そうとはしていたんですよ。

その証拠がちゃんと残っています。あの古さが否めないクラシックフロアの中に、結構綺麗でデザインも他の部屋とは一線を画す客室がちゃんとあるんです。

いわゆるモックアップ・ルームとして製作され、その後プロジェクトがキャンセルとなり、現在に至っている、今回はそう言った客室をご紹介します。いくつかは(運が良ければ)ちゃんと泊まれます。


キング クラシックルーム

写真の白飛びを抑えるためにちょっと露出を落としていますが、基本的にはグレーとグリーンを主体とした明るめの客室です。

バスルームもカーテンが無くなって、ヨーロッパに多いパーテーションスタイルになっています。

ベイシンやトイレ周りは現在のエグゼクティブ・デラックスっぽいですね。

改良版エグゼクティブ・デラックスって感じ?

面白味のあるデザインではないと思いますが、スペースを広く取ろうとする工夫はされていますね。

シングル クラシックルーム

こちらはバスルームをシャワーのみにした代わりにベッドが他のシングルルームよりも気持ち大きめになっています。

一応、そこそこ大きめのスーツケースを広げるスペースは確保されています。

ただ、個人的にはどんなに綺麗になっても、この広さの部屋に3〜4万円も払う事は出来ないので、やはり隣の部屋とニコイチSuiteにしちゃった方が良いのではと思いますが。場所もJunior Suiteの位置ですし。

これらの客室は2011年〜13年の間に造られたものと考えられます。TVも地デジのみでアナログチューナーが無かった為、館内TVシステムを刷新した2017年まではBBCやCNNなどの外国語チャンネルを映せなかったために、外国人ゲストへのアサインを禁止する条件付きでの販売だったと聞いております。

これらの改装プロジェクトはキャンセルとなってしまい、古いままのクラシックルームは更なる延命となったわけです。流石にあのお値段でコレは無いよね、もうじきオークラの建て替えも完了するし、流石にそろそろやらないとマズイんじゃないの?と誰もが思っているはずです。

はい。今度こそ、それは実現しそうです。

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