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鮨 ほしやま 「新ばし しみづ➡︎鮨 まつもと」の系譜を持つ特徴的な酢飯

弟子は師匠に似る?でも、師匠は超えたと思う。

大阪は北新地にあるミシュラン一つ星獲得のお店、鮨 ほしやま。実はこれまで足を運ぶのを躊躇していたんですね。なぜなら、このお店の評判としてまず最初に上がってくるのが、その酢飯の特徴か、大将である星山忠史さんの修業先の名前だったからです。

同じくミシュランの星を獲得した京都の鮨 まつもと。こちらが星山さんの修業先。しかし残念ながら、鮨 まつもとでの筆者の体験はあまり良い印象が残らなかったとにかく酢飯が塩辛く、握りの形もネタの端が90度に折れ曲がる不格好振り。というか、そもそも小手返し10回オーバーってオニギリじゃ無いんだから!雰囲気もアウェイ感が強く、再訪は絶対にないと確信したお店が修業先では…。という事で、今まで正直避けていたんです。

この日は元々「さえ㐂」に行く予定だったのですが、お店側の都合(設備トラブル)で当日の営業が急遽キャンセル。(仕方ない事情なのかもしれませんが、東京から来た交通費と宿泊費は補償して頂けるんでしょうか…。客側事情でのドタキャンの場合は100%ペナルティですよね? 代替措置として先の予約を優先的に取れると言う話ですが…。) 気分はどうしても鮨なので、京都大阪の目ぼしい鮨店を片っ端から当たったのですが、流石に当日ではどこも無理。それでもなんとか鮨をという事で、いくつかの選択肢の中から最後に残していたこのお店に電話をしてみたらギリギリ予約が取れたので、若干の不安を抱えつつも何事も勉強という思いで足を運んでみたのでした…。のっけからネガティブトーンで申し訳ない。

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北新地の駅から徒歩3分程度。メインの通りから一本外れたビルの3Fにそのお店はありました。外の看板は大きめなので、わかりやすいと思います。急な階段をえっちらおっちら登っていくとそこにお店が。

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大将の星山忠史さん。パッと見、『エッ⁉︎ 松本さん?』と思ってしまった位、背格好・服装・風貌・髪型が似ていて驚きました。ここまで弟子は師匠に似て来る物なのかとちょっとビックリ。それだけ師匠の事を意識・尊敬しているんだろうなぁ…。でも、申し訳ないですが、師匠の店は筆者には合いませんでした…。

ただ、まず師匠と違うと思ったのは客あしらいの点。師匠同様、必要以上に多くは語らない方ですが、寡黙とはまた違う感じ。話しかけづらいという事もない。しかも、客の動きをよく見て追い回しの方に的確に指示を出している。これには好感が持てました。撮影の許可も快く受けてくださいました。

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