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ライフスタイルホテルブランドの先駆けが遂に日本へ! キンプトン新宿東京 全施設最速完全ガイド

驚愕のサービススタンダードは果たして日本に定着するのか…(して欲しい!)

キンプトンって、そもそもどんなホテル?

1981年にアメリカ・サンフランシスコでBill Kimptonが創業したKIMPTON HOTELS & RESTAURANTS。昨今増えつつあるライフスタイルホテルですが、その発祥とされるブランドです。 

発祥の地アメリカを含む世界的にはこのカテゴリをブティックホテルと言いますが、日本ではラブホテルをブティックホテルと言い換える風潮が90年代にあったため、ブティックホテルというカテゴリ名が定着し辛くなってしまいました。

ペットフレンドリー (ペット連れ可)なホテルとしても知られており、アメリカ国内のみで65軒を運営していたローカルチェーンでしたが、インターコンチネンタルホテルズグループ(以下IHG)が2014年に買収し、アムステルダムを皮切りに国際展開が始まりました。現在ではロンドン、パリ、バンコク、台北への展開が完了し、さらにバリ島、クアラルンプール、香港、中国への展開も計画されています。そして、日本では新宿に初のキンプトンが2020年10月2日に開業となったのです。

以下は筆者が以前宿泊したKimpton Monaco Philadelphiaの映像。基本的にKimptonは元々は古くからあるアメリカのクラシックホテルを改装してお洒落なホテルにするというのがコンセプトのひとつでもあったので、客室面積は平均すると26sqmくらいのところが多いです。この映像の客室は若干広めの38sqm。

ホテルの概要と開発の歴史

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オーナー企業は日本におけるゲストハウスウエディングの先駆けとも言えるベストブライダルを発祥とするツカダ・グローバルホールディング (以下ツカダHD)。現在ホテル インターコンチネンタル東京ベイやストリングスホテル東京インターコンチネンタルを傘下に収め、IHGとの関係も深い企業です。ストリングスホテル東京インターコンチネンタルを傘下に収めた際にストリングスのブランドを手に入れ、名古屋に2軒のホテルと表参道のゲストハウスウェディングをストリングスブランドで展開しつつありました。新宿のこのホテルも建設計画時は「ストリングスホテル新宿(仮称)計画」と公表されていましたが、当初の段階からIHGのライフスタイルホテルとする事が決まっていたようです。ただ、そのブランドはホテル インディゴ (HOTEL INDIGO)で進められていたのが、IHGのキンプトン買収に伴い、よりハイグレードかつ日本初上陸ブランドであるキンプトンへ変更になり、現在に至った様です。建物は地上17階建、総客室数は151室です。(全室禁煙)この建物のある西新宿3-4-7は元々は水処理装置の大手である栗田工業の本社ビルがあった場所で、そこの再開発プロジェクトでもあります。

オープニングセレモニー

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2020年10月2日に行われたオープニングセレモニー。開業は当初4月に予定されていましたが、COVID-19パンデミックの影響で再三の延期の上、やっとこの日を迎えました。一旦は10月1日に開業日を設定していましたが、ホテル物件オーナーのツカダHDがウェデイングプロデュース事業を成り立ちにしていることから仏滅である10月1日を避け、大安である10月2日を選んだ事により開業日を1日ずらす形になりました。また、オープニングには付き物のリボンカットも「縁を結ぶ」ウエディングに因んで「タイ・ザ・ノット (Tie the Knot=結びの儀)」に変更されました。こう言った細かいこだわりはホテルのコンセプトやサービススタンダードにも活かされていると感じます。セレモニーにはオーナー企業ツカダHDの塚田正之社長、ファッションデザイナーのコシノ・ジュンコ氏、モデルでタレントの森泉氏、館内アメニティの浴衣などをデザインされた着物デザイナーの高橋理子(ひろこ)氏、そして、IHG・ANAホテルズグループ・ジャパンのハンス・ハイリガーズCEO(当時)が登壇され、多くのマスメディアが集まる中、執り行われました。

アクセスとエントランス

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場所はここ。首都高4号線新宿入口を挟んでパークハイアット東京のお向かい、文化服装学院の正面に位置しています。新宿駅南口から徒歩15分程度、京王新線の地下道をO-2出口まで通っていけばラスト200mを除いて、ある程度雨に濡れずに行くこともできます。空港からのアクセスですが、新宿方面行きリムジンバスに乗り、新宿ワシントンホテルで下車徒歩4分です。

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正門入口と車留め
甲州街道沿いにも入り口はありますが、正門は首都高4号線新宿入口側を入った所になります。タクシー等はこちらへ横付け。

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正門側では自転車の貸し出しサービスも行われています。写真に映っているレンジローバーはホテルの送迎車で駅または空港までのVIP送迎に使われます。

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貸出用自転車。

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甲州街道側入口

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首都高側の車用エントランス。この奥が正門です。

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駐車場は機械式ですので、ワンボックスとかSUVは厳しいかな…。

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正門、甲州街道側口をそれぞれ入って右手にフロントカウンターがあります。非常にシンプルな作りで、ゲストはカウンター向かって左手にあるソファに腰掛けてチェックインを行うか、インルームでのチェックインとなります。

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甲州街道側口から見たフロントカウンター。奥に見えるのはコンシェルジュカウンター兼コンセプトショップです。左手壁にあるアート作品は「Okaeri」と題されたdee-words (猪本 大介 氏) の物。世界各国の「おかえり」「Welcome back home」に相当する言葉がパッチワークされた、このホテルのために製作された作品です。

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コンセプトショップはホテルのデザインコンセプトにインスパイアされたグッズ類を販売しています。

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フロントの眼の前を奥に進むとエレベータホールです。このホテルは17階建なのですが、客室は13階まで、14階以上はイベントスペースフロアとなります。左のエレベータは13階まで、右のエレベータは17階まで到達します。カードキーによるセキュリティがかかっています。カードがない場合はレストランのある2階までしか行くことができません。

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それではこのホテル自慢の上層階イベントスペースからご紹介しましょう。

14階 「BOWERY <バワリー>」

ホワイエ
まるでラウンジの様な空間です。宴席が始まるまでここで出席者が寛ぐ場となります。シンプルかつ上品さと暖かみを感じるデザインです。

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ボールルーム
この空間はカンファレンスにも使用できる事を想定しており、左右2箇所にプロジェクターとスクリーンが設置されています。面積もホワイエを含め約200SQMとこのホテルで最大規模のイベントスペースとなります。

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デザインコンセプトは「自然」壁や柱にあしらわれた曲線のデザインが自然の流れを顕しています。コンテンポラリーでありながら、このホテルのイベントスペースの中では最もオーソドックスで無難な作りになっていると思います。

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15階  「LAFAYETTE <ラファエット>」

ホワイエ
個室空間とラウンジ空間が半々で、しかもかなり落ち着いた造り。商談会にも使えそうですが、この後に続くボールルームのビジネス用途向けとはとても思えないド派手感を考えると、ちょっとミスマッチ感を覚えたホワイエでした。

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完全に個室は商談スペース的な造りですよねぇ。奥の棚はコーヒーブレイク用のセッティングを意識していますよね。

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ここが朝食会場と言われても何も不思議ではない感じ。

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ボールルーム
これはド派手!まるでニューヨークにある高級アメリカンダイナーのレストランみたいな雰囲気です。窓周りのデザインは「コンテンポラリーなステンドグラス」との事ですが、随所に鏡が散りばめられ、キラキラ感満点。よくまぁ筆者が映り込まなかったものです。

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披露宴には申し分ない素敵なデザインですが、ビジネス用途的にはアパレル系以外の用途には難しそう。カンファレンス向けではないですね。

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16階 「THE GALLERY <ザ・ ギャラリー>」

ホワイエ
このフロアの家具だけを見ると、まるでこのフロア全体がペントハウススイートの様な感じで巨大リビング兼ダイニングルームの様な造りです。ここは着席を前提とした宴会場というよりは結婚式や展示会、立食パーティー用途を中心に設計されています。

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ホワイエの奥にある個室は親族待機室や商談室としての利用を想定しています。

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プレファンクションスペース
この空間は「プレファンクションスペース」とされており、イベント出席者同士のコミュニティの場とされています。写真右手にはテラスがあり、屋外で出ることも可能です。イベントの後、そのままここで立食形式のソーシャルパーティーと言うのもありでしょう。

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ボールルーム(チャペル)
チャペルの機能を持たせていますが、チャペル以外の用途にも使用できるため、自由度の高い設計です。壁には絵画やパネル等を飾ることができる様になっており (照明も展示向け対応が可能な設計になっています)、まさにGALLERYの名に相応しい造りです。

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着付室
花嫁さんの着替えや講演などの登壇者の楽屋として使用する着付室です。

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17階  「LOFT <ロフト>」

このホテル最上階にあるイベントスペースです。鉄骨の梁をむき出しにしたニューヨークのブルックリン橋の様なデザインと代々木公園を望むこのホテル一番の眺望が売りの空間です。中央部天井はガラス張りのため、昼間は抜群の採光性、夜は隣接する高層ビルの煌めきが飛び込んできます。

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鉄骨の梁とコンクリート打ちっぱなし風の床がミニマルなデザインを演出し、他に類を見ない洗練された空間となっています。

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昨今の結婚式のトレンドを反映してか、各フロアは概ね50名程度をメインに、最大で80名程度の宴席セッティングができるような構成となっています。ビジネス用途の場合、14階と16階は150名強のキャパシティでしょうか。

上層階イベントスペースの紹介は以上です。

1階 THE JONES Cafe & Bar

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ゆったり寛げそうなソファ席が中心です。ノマド族御用達になりそうなカフェバーですね。宿泊を伴わない外来客もウェルカムです。コーヒー類は550円からですが、店内で戴く場合はサービスチャージがかかります。ここは評価が分かれる所かもしれませんが、ホテルの中ですし、スターバックスの様な喧騒を避けるためのコストと考えればアリかもしれません。

壁のメニュー表記はすべて英語ですが、キャッシャーにはちゃんと日本語メニューが用意されていますので、ご安心を。ココではセレクションは多くはありませんが、デリカテッセンとパティスリーの機能も用意されています。

店内奥には大きくTOKYOとオーナメントがあしらわれているのですが、よーく見ると、OKの中に『oh』ってネオンが入っているのに気付きませんか?
Oh TOKYOなのかTOKYO Ohなのか。世界で最もエキサイティングな都市のひとつである東京を端的に示したコピーですよね。

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こちらに記載のメニューはオールデイメニュー。朝食メニューは別に用意されています。(後述)

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ココではクラフトビールのグラス売り(通常クラフトビールは瓶売りがほとんどですよね) とNYで急速に店舗数を増やした人気コーヒー店「BIRCH Coffee」の豆を使ったコーヒーを日本初、国内独占で提供しています。

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BIRCH Coffeeの Nitro Cold Brew Coffee 800円。THE JONESのシグネチャーでもあり、筆者お勧めの一杯です。スッキリとした味わいとステム付きのグラスで飲む優雅さは格別です。

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こちらは朝食メニューのひとつ、Savory Breakfast Bowl。
十穀米、お粥、カリフラワーライスからご飯を選択し、そこにトッピング三種を選択する丼メニューです。他にもミューズリーやグラノーラを使ったSweet Breakfast Bowlやサンドイッチ類が用意されています。2階のメインダイニングでも朝食 (というか彼方はブランチ…後述します。) は戴けますが、こちらのTHE JONESの方が比較的安価に、ライトに済ませることができます。選択肢があるのはありがたいですね。

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ここでひとつ。あまり宣伝されていない(意図的?)サービスなのですが、
Kimptonでは「Morning Kick-start」というサービスがあり、ここキンプトン新宿東京ではTHE JONESで宿泊客限定でCoffee、Tea Selection、SignatuteメニューからMサイズドリンクを毎朝一杯無料(トッピング除く)で提供しています。
店内・To Goどちらでも可です。

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キャッシャーにてスタッフに「Morning Kick-startを」と部屋番号と共に申し出ないと通常通りチャージされますので、ご注意を。

朝食メニュー (2020年10月現在)

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ランチメニュー (2020年10月現在)

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ディナーメニュー (2020年10月現在)

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2階 DISTRICT BRASSERIE・BAR・LOUNGE

このホテルのメインダイニングであり、バーとラウンジ機能も備えた
ブラッスリーです。

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ラウンジエリア
明るく、開放感のあるラウンジエリア。ここにはテラス席も用意されています。
こちらのエリアのみですが、ペット連れOKです。

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ここは2階なのに、何処かルーフトップ感を感じさせるテラス席。樹木に覆われている事が功を奏している感じです。

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グラスルーフがあるので、お湿り程度の雨なら全く大丈夫。上を見上げると開放感抜群。気持ちの良い風も吹き抜け、ずっとここに居られそうな気分です。

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夜もとってもムーディ。甲州街道を行き交う車のロードノイズが逆に心地良さを感じます。オールシーズンで楽しめそうな空間です。宿泊せずとも、ここをデートの1スポットとして使うのもアリじゃないでしょうか。

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お手洗い
幾何学模様の床デザインとウッド感がお洒落です。

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バーエリア
カウンター飲みがお好きな方はこちらへどうぞ。NYのオーセンティックバー的なデザインです。

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ワインの品揃えは結構強烈です。是非一度ワインリストを要求してみてください。いろんな意味でビックリすると思います。ちなみにBy the glassのシャンパンは全てマグナムボトルでの提供です。

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バーメニュー(2020年10月現在)

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ダイニングエリア
落ち着いて食事をされたい方はこちらへどうぞ。NYのステーキハウス風デザインです。個室はありませんが、小グループ席が奥に用意されています。

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オープンキッチン
ダイニングエリア奥にオープンキッチンがあります。このキッチンは上記写真の小グループ席からも調理する姿を楽しむ事ができます。

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総料理長のトーマスさん。ビシッとカッコいい所をキメていただきました。
インドネシア系オーストラリア人の彼が生み出す料理は「UMAMI」を重視した非常に素晴らしい物ばかり。このホテルに来て彼の料理を食べないなんてあり得ないです。この目の前のステーキも火入れと筋切りが抜群!

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こちらは伊勢海老を調理中。お茶目な笑顔も彼の魅力のひとつ。

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キッチンの中はインターナショナル。人種の坩堝です。
こういう所もNYテイスト。

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ステーキナイフは越前 龍泉刃物製。日本刀を思わせるそのデザインはスパッと気持ちの良い切れ味です。

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シャンパンをサーブしていただいています。ドゥーツのマグナムボトル。ドゥーツ自体、希少なシャンパンですが、コレをマグナムで戴けるのは嬉しいですね。

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350g USDAアンガス牛ステーキ。牛肉は和牛を含めた様々なグレードから選択が可能。分厚いカットが嬉しいですね。ポテトに添えられているケチャップは、なんとストロベリーケチャップ!アタックは普通にトマトケチャップっぽいのですが、鼻から抜ける香りは苺そのもの!このレストランでは五感をフルに使った食体験を得られる事間違いなしです!

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魚介類は氷の上でプレゼンテーションされています。伊勢海老は生きています!好きなものを好きな調理法でオーダー可能。活伊勢海老をシンガポール風チリソース炒めで頂くことにしました。

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その前に前菜。蒸鮑を肝ソースで和え、蕎麦粉のガレットと共に戴きます。鮑大好きっ子の筆者はこの時点で気分アゲアゲです(笑)

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伊勢海老のシンガポール風チリソース炒め。大振りの伊勢海老丸々一杯はボリューム満点。本来なら2名でシェアする量だと思いますが、一人で全部たいらげました。お腹いっぱい。この日の伊勢海老は一杯15000円でした。(時価)

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ディナーメニュー (2020年10月現在) 

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SOCIAL HOUR
キンプトンではすべてのホテルでSOCIAL HOURというサービスを提供しています。17:00-18:00の間、赤白ワインとちょっとしたタパスを宿泊者全員に提供します。この時間を使って宿泊者同士、または宿泊者とホテルスタッフとのコミュニケーションの場にして欲しいというコンセプトで、コレまで日本のどのホテルでも観られなかったサービスです。クラブラウンジのカクテルタイムとは異なり、短時間かつシンプルなサービスですので、ガッツリ飲んで食べる様な物ではありません。

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Branch
このレストランでは朝食とランチは同じメニューで、Branchというコンセプトです。アラカルトかブランチセット (メイン+野菜料理 or スイーツ)から選択します。ブランチセットは5000円からといいお値段ですが、クオリティは素晴らしい。飲物は指定メニューからのチョイスでフリーフローとなります。

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写真のステーキは要追加料金2000円。

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エッグベネディクト (サーモンベネディクト) はなんと海胆ソースで戴きます!

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Donburi DISTRICT Style。ナシゴレンにアボカドの丼。さらにトッピングを2つチョイスできます。今回はフライドエッグとガーリックシュリンプで。

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ニューヨークチーズケーキ。アイスクリーム添えです。

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ブランチメニュー (2020年10月現在: 7:00-15:00)

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アフタヌーンティー
アフタヌーンティーは15時から。このレストランはブランチスタイルのデイタイム営業なので、若干遅めのスタートです。

ピンクのリボンが可愛いセッティング。コーヒーやお茶の類は90分間フリーフローです。

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内容も豪華で鮮やか!個人的にここのセイボリーは都内一じゃないかと思っています。とても美味しい。メニューにはスイーツに番号が振られています。メニュー裏面にQRコードがあるので、それを読み取ると…。ここでネタバレは良くないので。詳しくは現地でお試しください。(笑)

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そして、ここのアフタヌーンティーはスコーンではなく焼き立てマドレーヌ!マドレーヌ型ごと出てきます。型は熱いので触れて火傷しない様に注意!これまた個人的にスコーンよりも好みです。

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アフタヌーンティーメニュー (2020年10月現在: 15:00−18:00)

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ミッドナイトメニュー (2020年10月現在: 基本的にインルームでのアイテム)

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3階 フィットネスセンター

入室にはカードキーが必要です。
それほど沢山の機材があるわけではないのですが、全てTechnogym製の最新鋭機、空間もゆとりを持った造りです。

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バランスボールやダンベル類も。室内はけっして広くはないのですが鏡を有効に使って広く見せています。

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残念ながらジム内にシャワーやサウナは無し。一方で、冷蔵庫にはお水の他にポカリスエットも用意されています。勿論、無料です。コレには驚きました。

では、いよいよお待ちかねの客室紹介です。

Premier Room

このホテルでベーシックな客室として扱われているPremier Room。概ね30平米といったところです。

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最近流行りのベッドルームとバスルームの間にアイランド式にベイシンと鏡を設置し、ベッドルームとバスルームは引き戸で隠すレイアウトスタイルです。

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バスルームはちょうど良いサイズ空間に、これまたちょうど良いサイズのバスタブとシャワー。水圧も十分です。

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Premier Corner Room

角部屋のキングベッドのみ設定されている客室です。正方形っぽい間取りです。

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写真右手奥(テレビの奥)がトイレとバスルームになります。

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なんか変わった配置ですね(汗)

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この部屋はシャワーのみでバスタブがありません。カテゴリ的にはPremire Roomよりひとつ上の扱いなのですが、コレをどう見るか。角部屋が好みの方向けでしょうか。

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Executive Room

このカテゴリには2種類の客室レイアウトが用意されています。01番と15番のType Aと02番と14番のType Bです。

Type A
32平米です。フロアマップ上ではType Bよりも広そうですが、実面積はこちらの方が4平米小さいですね。

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ベッドの前にロングソファが鎮座しているスタイルです。テーブルはソファ前のガラステーブルのみ。

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バスルームはガラス張り。ブラインドで目隠しするスタイルですが、このブラインド、外側からしか操作できません(笑)

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バスルームの中はコンパクトにまとまっていますが、深めのバスタブにハンドシャワー、レインフォールシャワーと十分な設備が揃っています。

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トイレは玄関入ってすぐ右手。バスルームと完全にセパレートされているのは良いですね。この部屋はカップルでお籠り向けだと思います。

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Type B
36平米と広目の客室です。水回りのデザインはPremire Roomとコンパチですね。Premier Roomとの差分はテーブルセットとクローゼットまわりでしょうか。同じExecutive RoomのカテゴリでもType Aと比較して、明らかにこちらの方が広く、機能的です。

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やはりこのテーブルセットの有無とクローゼットエリアの存在は大きい。

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バスルーム周りはPremier Roomと完全に同じですね。お部屋の位置(View)次第ではPremier Roomで十分と考える人もいるかもしれません。

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しかし、お部屋の広さを考えるとクローゼットにコレだけのスペースを割くのはとても贅沢な造りです。

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このホテルはビジネスエグゼクティブが利用するホテルとはちょっと趣きが違うとは思いますが、ある程度仕事をする人や、長期滞在をされる方にはこちらのお部屋の方が向いているのでは無いかと思います。

Junior Suite

8階〜12階に各一部屋ずつ位置し、キングベッド2室、ツインベッド3室の合計5室です。筆者はこの部屋が一番コストパフォーマンスが高いのではと感じます。

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ドレッサーとミニバー、クローゼットはベッドの真裏に位置します。

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バスルームはビューバス!ビューバスなのはJunior Suiteとこのホテル最上位のThe Shinjuku Suiteのみです。このバスルームがこの部屋のコストパフォーマンスを上げている最大要因です。

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バスルーム側から見たドレッサー。若干殺風景な感じもしますが、スーツケースなどを開くスペースをリビングエリアと完全に分けたという考え方は悪くないと思います。

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Premier King Suite

筆者がこのホテルで一番気に入っている客室です。明るく開放感があり、機能的。代々木公園の緑が目に飛び込んでくるビューも文句無しです。

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Junior Suite同様、ベッドの真裏のスペースを有効に使っています。この客室はクローゼットとパウダールーム、トイレを配置しています。バスルームとトイレを完全にセパレートしているのはとても良いですね。

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ツインベイシンが嬉しいですね。

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バスルームはガラス張りですが、カーテンで目隠しが出来る所も
ポイント高いですね。

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Viewは申し分なし、使い勝手や広さ感覚も最高。毎回ココだといいな…(笑)

Premire Twin Suite

同じPremier SuiteのカテゴリでもTwinベッドの部屋はレイアウトから全く違います。2平米ほどKing ベッドの部屋より広いのですが、こちらはより空間がセパレートされていて、ドアは無いものの、リビングとベッドルームとで空間を分けられています。

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一応、新宿中央公園の緑は見えますが、Viewは完全にパークハイアット(新宿パークタワー)と言って差し支えないでしょう。

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広さを感じるKingベッドタイプよりもベッド周りは狭く感じます。ベッドとテレビが埋め込められている壁との間は人ひとりが通れる位。

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ベッドとバスルームとの間には小さいソファとテーブルのセットが。この角に有線LANの口が出ているのですが、ワークスペースとしては、テーブルが小さい。

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バスルームは広々としていますが、なぜかシングルベイシン…。

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フックやタオル置き場が無いため、バスタオルはクローゼットまで取りに行かないといけません。ちょっとコレは戴けない。バスタオル置き場用の什器か籠を用意して欲しい所です。

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広さは申し分なし。

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色々面白い造りではあるのですが、所々もったいない点があるお部屋という印象です。早期に修正を入れて欲しいですね。

The Shinjuku Suite

このホテルで最上位の客室です。70平米という大きさは最上位客室としては小さい感もありますが、隠れ家的使い方をするホテルと考えればコレはこれでアリだと思います。

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ミニバーは小さい流し台のあるWet Barでした。

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リビングとベッドルームの間に独立したトイレが。コレはありがたい造り。

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ベッドルームの造りはJunior SuiteやPremier King Suite同様、ベッド裏の空間を使う形ですが、こちらの方がデザイン的に品位が高くより凝った造りになっていると感じます。

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バスルームの作りはJunior Suiteとほぼコンパチなのですが、
こちらのお部屋はツインベイシン。

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ビューバスの造りもJunior Suiteと同じ。

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でも、アメニティはこちらの方が豪華。バスソルトにボディオイル。最近流行のセルフエステができますね。

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昨今のグローバルポリシーに従って、シャンプー類はディスペンサー式。
プラスチックの削減が目的との事ですが、やはり個別のスモールボトルの方が安心できますし、ラグジュアリーホテルらしいと思うのですが…。

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ほぼJunior Suiteコンパチなバスルームなので、こちらにもトイレが。

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バスルーム側からベッドルームを望む。

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ベッド裏のこの空間だけすっごく和風テイスト。床の間の様にも見えますし、昇ってきたお月様の様にも見えます。残念ながら、コンセントが周辺に無いのですが、もしあったらワークスペースとしても使えたかも。

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幻の…(?) Deluxe Room (note限定特別公開)

公式Webサイト開設当初は掲載されていたのですが、現在はその存在が無かったことにされているDeluxe Room。24sqmという大きさがラグジュアリーホテルには相応しくない (じゃあ、そもそもなんでこの大きさの部屋作っちゃったの?) というマネジメントの判断で、その存在を封印され、売り止めされているこのお部屋。勿論、すべてのメディアを通じて初公開です。この部屋の映像はこのnote以外では当面公開しない予定です。

実は角部屋なんですね。ココ。窓からの眺めも代々木公園ビューで、全然悪くありません。けっして広くはないのですが、思っていた程窮屈感は無い。

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テレビも他の客室(49インチ)よりも気持ち大きめの物(55インチ?)が
設置されています。

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パウダールームはこの面積を考えれば妥当な造り。でもタオル置き場はもうちょっとなんとかならなかったのかしら。

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バスルームはCorner Premier Room 同様、シャワーのみ。
でもこちらの方が若干広め?

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この客室は今後稼働率が満室近くになった際の緊急用として使用するそうですが、筆者の視点ではもっと活かせる方法はあると思います。少なくともViewは館内でもトップレベルなので。

驚愕のサービスはタブレットから始まる

各客室にひっそりと置かれているブリーフケース。

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この中にはメモパッドとボールペンの他にタブレット端末が入っています。この端末でルームサービスのオーダーから食事が終わったトレイの回収、ランドリーの手配、清掃のリクエスト(ターンダウンサービスもタブレットからのリクエスト制) が可能です。わざわざフロントに電話をする必要は無し。もちろん、ローカルガイドやPressReaderによる新聞・雑誌サービスがこれ一台で賄えます。

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カレーライスなど、このタブレットでしかオーダーできない(DISTRICTやTHE JONESではオーダー不可)メニューもあります。

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ルームサービス専用メニューの和牛カレーライス

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ここまででも他のラグジュアリーホテルにあるタブレットより高機能ですが、このタブレットに用意されている機能で最も特筆すべきは「FORGOT IT? WE’VE GOT IT」です。このメニューは一見すると客室のアメニティの追加・補充をリクエストする機能に見えますが…。

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見てください。

ヘアスプレー、制汗スプレー、シェービングジェル、シェーバーまで用意してくれます。ホテルアメニティのレベルでは無いですよね。これ、全部無料です。これが出てきた時は正直驚愕しました。マネジメントから、是非オーダーしてみて欲しいとお話を伺って、試してみたのですが、本当に驚きました。かなり高額の宿泊料金もこれなら納得ですが、濫用しすぎると折角のサービスも廃止になりかねませんので、健全なレベルで利用してくださいね。(一応、”Subject to item requested, this may come at a cost = ご要望によっては費用がかかる場合があります” と注意書きもあります)

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Secret VIP Bar 86 (Eighty Six)

このホテルの最上階である17階にはイベントスペース「LOFT」がある事について既に前項で触れましたが、17階にはもう一つ公式WEBサイトにも触れられていない施設があります。それがSecret VIP Bar 86 (Eighty Six) です。

以下はこのホテルの通常のカードキーですが、このカードをエレベータのセキュリティセンサーにタッチしても17階へ行く事はできません。

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そして以下がKimptonでの最上位ゲストステータスであるInner Circleメンバー専用のカードキーです。この写真の左側にある黒いカードキーがこのSecret Barへのアクセスキーです。このキーはInner Circleメンバーもしくはホテルが個別に認定したVIPゲストのみにしか渡されません。このバーは極めて限られた人しか入場できない会員制バーなのです。

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そもそも86 (Eighty Six)とはどういう意味なのか。アメリカのレストラン業界用語で「品切れ」「サービス提供不可」を意味します。つまり認定された客以外は品切れ、サービス提供不可というこのバーのコンセプトをそのまま現した名前なのです。

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上記写真は昼間に撮影した物ですが、このバーの営業時間は21:00-26:00。座席数は20席程度だそうですが、「絶対に満席にさせない」そうです。尚、ここは会員制バーですので、全てのメニューは有料です。クラブラウンジ等とは異なりますので、ご注意願います。

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シグネチャーカクテルの多くはここでしか飲めません。そのひとつである「A Coke is a Coke」。ボトルの下には凍らせたコカ・コーラが沈んでいて、上には柑橘系のカクテルミックスがフロートしています。下のコーラを溶かしながら味の変化を楽しむロングカクテル。ここのカウンターに立てるのはチーフバーテンダーさんだけ。数多くの創造性に満ちたカクテルを提供してくれます。

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Eighty Six メニュー (2020年10月現在)

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KIMPTONをより楽しめるステータス INNER CIRCLE

かつてキンプトンにはKIMPTON KARMA(キンプトン・カルマ)というメンバーシップがありました。キンプトンのIHG入りに伴い、KIMPTON KARMA はIHG Rewards Clubに統合されましたが、KIMPTON KARMAの最上位ステータスである INNER CIRCLE (イナーサークル) は独立したステータスとして残りました。

INNER CIRCLEは規約上定義された特典を遥かに超える超絶ステータスです。
規約上の特典は次の通り。

1. INNER CIRCLE AMENITY
ウェルカムアメニティとしてミネラルウォーター、スイーツ、セイボリースナック、好みのドリンクが提供されます。INNER CIRCLE ステータスホルダーはIHG Rewards ClubのPersonal Settingに「Kimpton Inner Circle Preferences」の項目がありますので、INNER CIRCLEになったら、必ず設定をしておきましょう。

画像は筆者の設定内容

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 INNER CIRCLE AMENITIES の例

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2. CHEF'S TASTE
ディナータイムにシェフから小前菜をプレゼント。内容はホテルや季節によって異なります。写真はとある日の新宿で提供された「蟹のスクランブルエッグ添えトリュフ風味」。

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ただし、以下のホテルではCHEF‘S TASTEは提供されていませんので、
ご注意ください。

Kimpton Buchanan Hotel
Kimpton Carlyle Dupont Circle
Kimpton Fitzroy London
Kimpton Glover Park Hotel
Kimpton George Hotel
Kimpton Hotel Eventi
Kimpton Hotel Wilshire
Kimpton Ink 48 Hotel
Kimpton La Peer Hotel
Kimpton Monaco Salt Lake City
Kimpton Schofield Hotel
Kimpton Saint George Hotel

3. NEW HOTEL NIGHT
INNER CIRCLEメンバーには毎年1泊分の無料宿泊権が付与されます。
ただし、この権利は世界各国で新規にオープンしてから4ヶ月以内のホテルに限定されます。つまり、キンプトン東京新宿の場合は2020年10月2日にオープンなので、2021年1月末日までしかこの無料宿泊権の対象になりません。以降は海外の新規開業したキンプトン、もしくは将来的に日本で新たにオープンするだろうキンプトンのみが対象となりますので、ご注意ください。

無料宿泊対象ホテルと期間は以下URLにて確認できます。
https://www.ihg.com/kimptonhotels/content/us/en/promos/kimpton-inner-circle-new-hotel-offers

4. PREMIUM INTERNET
日本では全く関係ありませんが、欧米ではインターネットの提供速度によって無料と有料の2プランを提供しているホテルがあります。INNER CIRCLEメンバーは有料プランでも料金を免除されます。

5. ONE CATEGORY UPGRADE
予約した客室カテゴリから1カテゴリのアップグレードが提供されます。このアップグレードは保証付きです。実際は1カテゴリ以上のアップグレードを提供されるケースがほとんどです。規約上は最上位Suite、2ベッドルーム以上のSuiteは対象外と記載されていますが、Specialty Suiteを含めたSuite、Executiveルームクラスへのアップグレードが無条件で行われているのが実情です。

6. EARLY IN | LATE OUT
午前10時のアーリーチェックインと午後4時までのレイトチェックアウトが保証されます。

7. WAIVED AMENITY FEE
最近、NYを中心とした北米の都市部に「AMENITY FEE」と称してランドリーやウェルカムドリンクをパッケージにした追加費用を強制的に取るシステムが増えてきていますが、 INNER CIRCLEメンバーはこの費用が免除になります。ただし、リゾート地での同様のシステム「RESORT FEE」は免除の対象外です。

8. VIP PHONE LINE
かつてはCEO DIRECT PHONE LINE と呼ばれ、キンプトンのCEOへ直接要望なり苦情を申し立てることができたのですが、IHG入り、さらに国際展開によって多言語対応するためにCEOへの直通電話は廃止され、VIP専用番号に変わりました。おそらくフィリピンのIHG Rewards Club Service Centreが対応するものと思われます。今となっては名目的、象徴的な特典に過ぎません。

9. Diamond ELITE STATUS
コレも象徴的な特典に過ぎません。IHG Rewards ClubのDiamond EliteステータスはINNER CIRCLEの獲得条件となっているのですから。

ではどうすればINNER CIRCLEのステータスを獲得できるの!?
良い質問です。かつてはKIMPTON HOTELSに年間15滞在 or 45泊で獲得できました。KIMPTONのIHG入り後はIHG Rewards Club Diamond Eliteの拡張ステータスとなっています。ですので、まずDiamond Eliteの達成条件を満たしつつ(120000EQP or IHGのホテル70泊)、年間宿泊数で45泊をKIMPTONで達成すれば獲得できると考えて良いでしょう。

もう一つはInterContinental Royal Ambassadorステータスを獲得する事です。InterContinental, KIMPTON, Regentの3ブランドで年間30泊以上、かつ3ブランドのみで年間12000米ドルを遣えば招待されるこのステータスの特典としてINNER CIRCLEが含まれます。

どちらの方法がINNER CIRCLEへの最短距離と感じるかは人それぞれですが、KIMPTONライフをより豊かに、楽しめる物にしてくれる事は間違いありません。

まとめ

このホテルは都心にありながら完全にお籠り形、ステイケーション向けのホテルです。実際お高い。標準的客室の平均レートは一泊6万円とかなり高額です。日本におけるIHG系列ホテルではおそらく最も高い。他のIHGホテルならSuiteに泊まれるレベルです。しかしながら全てが上質。そして徹底したパーソナライズサービスをホテル自体が志向しています。つまり、宿泊数を重ねれば重ねるほど快適度がドンドン上がっていくホテルです。外国人スタッフが多く、しかもフレンドリー。ガンガン英語で話しかけてきます。(日本人スタッフも積極的に自己紹介してきますよ) COVID-19の影響で海外旅行が難しい昨今ですが、ちょっとした外国生活気分を味わうこともできると思います。ゲストプリファレンスを詳細に残すためにもIHG Rewards Clubには入会しておいた方が良いでしょう。IHG系列ホテル、特に日本(IHGANAホテルズ)においては何処か効率主義でケチケチ感を覚える所が少なくない (アメニティ類とかシャワーの水圧とか…) のですが、このホテルではそういう所を一切感じさせない点も好印象です。「FORGOT IT? WE’VE GOT IT」を始めとした室内設置タブレットは是非使い倒してみてください。

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また、料飲のレベルも高いと思います。味はどれも美味しい。一見かなり高額なメニューばかりに見えますが、それでもちゃんとホテル内のレストランとして押さえるべき価格帯のアイテムは用意されています。(メニューを細かく読まないと見つけにくいのが難点ですが) あとは宿泊以外の外部客をどれだけレストランやバーに引き込めるか。THE JONESなんかはもっとアグレッシブな値付けの方が良いのではと思います。(消費税とサービス料込みで今の価格なら良かったのですが) 

だって KIMPTON HOTELS & RESTAURANTS なのですから。

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元祖ライフスタイルホテルだけあって、ここは日常に潤いを与えてくれる、日本にこれまで無いタイプのラグジュアリーホテルです。一足お先にオープンしたMarriott系ラグジュアリーライフスタイルホテルのメズム東京とは対極的なスタイルですが (あちらは純日本的サービススタイルですね。外見はともかく)、こういう個性的で楽しい、そして「Heart in touch」なサービスを嗜好する方には断然オススメのホテルです。驚愕する位レベルの高いサービススタンダードがこのまま一切削られる事なく継続してくれる事を願うばかりです。KIMPTONというブ
ランドが日本に根付くにはそれが鍵
になると筆者は考えます。

(了)

KIMPTON SHINJUKU TOKYO
キンプトン新宿東京
〒160-0023 東京都新宿区西新宿3-4-7

代表電話番号: 03-6258-1111

Email: kimpton.shinjuku@ihg.com

公式Webサイト: https://www.kimptonshinjuku.com/jp/

総支配人: マキシム・オトリエ (Maxime Hotelier)
デベロッパー: 株式会社ツカダ・グローバルホールディング
運営会社: 株式会社ベストライフスタイル
オペレーション・マネジメント: IHG・ANAホテルズグループジャパン合同会社
(インターコンチネンタルホテルズグループ)

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Raynyan Funifuni
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