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[ポケカ]Day2進出(最終137位)CL横浜(10/3,4)使用構築~三神ザシアン~

1.はじめに

 こんにちは。Rayn(レイン)と申します。今回はCL横浜に参加してきたので、その時の使用構築の解説を書こうと思います。
day1:5-2 day2:3-3 総合:8-5 137位
で負けもたね切れで仕方なしが多かったので構築は悪くなかったかなと思います。参考にしていただければ幸いです。
今回はじめてそこそこの結果が出たので、客観的に構築が良かったのか、偶々なのかの判断材料の一部として投げ銭を設定させていただきます。投げ銭してもいいと思えるぐらい参考になった場合はよろしくお願いいたします。

※この記事は自身のスキル向上のためのアウトプットの側面が大きいので、その点はご了承ください。
※文章長めです。ご了承下さい。
※気分次第で加筆修正します。
※この記事では略称を使用します。
※レシピ等を参考にしたプレイヤーの方々の名前を挙げさせていただくことがあります。問題がありましたらお知らせ下さい。

2.環境考察

 今大会は久しぶりの大型公式大会だったので、判断材料となるのは少し前に行われたPJNOや海外環境ですがPOG、加えてCL直前まで各地で行われたジムバトルや自主大会を参考にしました。
 仰天のボルテッカーの発売の環境への影響については、出回っているピカチュウvmaxやガラルネギガナイトのレシピは完成度がまだ既存のデッキに比べて低かったので強い構築にたどり着いたごく一部の使用が主であろうと考え、基本的には重くみない方向で想定していました。そこでざっくりですがtier表にまとめると(同じtier内では左ほど数が多い予想)

tier1 三神ザシアン、小ズガ、ムゲンダイナ
tier2 ピカゼク、ルカメタザシアン
tier3 クワガノン、セキタンザン、超ミュウミュウ
ピカチュウvmax、ジュナイパー

以上のような感じです。基本的には同じような予想の方が多いと思います。
 本番では予想に反してセキタンザンとルカメタザシアンが活躍しましたが、セキタンザンに関してはネギガナイトが優秀なサブアタッカーとして登場したものの、マグカルゴとヤレユータンのギミックを積む場合の不安定さや初速の遅さから、環境は追い風であるとはいえムゲンダイナに絶対負けないわけでもないので少ないだろうと予想しました。
 ルカメタザシアンに関しては強いのは間違いないのですが、小ズガが重いこと、ミラーやセキタンザン等の耐久系との対戦が時間内に終わらないことが予想されること、プレイ難度が高いことなどから数はほとんどいないだろうと考えていました。
 これらからtier1とピカゼクにある程度の勝率を取れること、クワガノンで詰まないことの2点を主眼に置いてデッキを考えていきました。

3.デッキ選択

※思考プロセスをだらだらと述べているのでとばしたい方はとばしてください。

 下手な人ほど有名なデッキよりも少しずれたデッキを使った方が上手い人にもワンチャンス掴めるという感じの話しを聞いたことがあるので、はじめはあまり対策されないtier上位でないデッキでチャンスのあるものはないかを考えることにしていて、そこでまず超ミュウミュウを作りました。
 オーロットヨノワールのナイトウォッチャーやゲンミミの2つの技で不利対面でも状況次第ではeasywinが狙えることやオーロラエネルギー型にすれば様々なサブアタッカーを選択肢に入れられることやボール系を多く入れられることから評価していました。不利とされるムゲンダイナもケケンカニやガラルネギガナイト、ジャイアントボムを組み合わせると勝てるように思いました。
 しかし作ってみると想定通りムゲンダイナには構築単位で対策すればやりようはありましたが、構築が歪んで元から高めの事故率が上がること、三神ザシアン相手にはラティオスのクリアヴィジョンを使っても力負けすることも多く気軽な高火力技の少なさが目立ったこと、ジラーチの枠を作るのが難しくデデンネで回すことになるがそれだと安定してサポートが引けないことから手応えは微妙でした。またムゲンダイナに無人発電所を多く入れる型が自主大会で結果を残し話題になったことでデデンネのみで回すデッキがより厳しくなりました。ただこの段階でジャイアントボムがかなり今環境では強いのではということに気づいたのは収穫でした。
 次にウルネクとビーストリングを入れた超バレットを作りました。ギラティナでダメージを与えてニャスパーのイヤーキネシスでほとんどのポケモンを一体は倒せそうなのでそこからもう一体をウルネクで倒すというプランを主軸に考えていました。このデッキは枠がかなり厳しく日程的に調整が納得いくまでできそうになかったので断念し、tier1のデッキを環境に合うように、そして対策しにくいようにチューニングすることにしました。
 ムゲンダイナはマニューラを入れるか入れないかなど型は多いですが基本的な戦い方に大きな違いはないので対策されやすくずらすチューニングは難しそうでした。
小ズガは火力に特化した型とポケカ四天王の凱さんが解説してらっしゃる炎バレットよりの型があり、2つとも完成度の高いレシピで触りどころは細かい部分という感じでした。後者はリソース管理やプレイングが非常に難しく常人が使うべきではないと判断し、ptcgoで使っていたこともあり慣れていた火力特化の小ズガを逃げの選択肢としてキープし、三神ザシアンに取りかかりました。
 三神ザシアンは後攻1ターン目にもオルタージェネシスをある程度の期待値で使えるようにデデンネクロバットを用いて高速で回す型が主流でした。加えてジラーチを入れてスタンプ耐性を上げ、クチートGXを2枚入れて裏を倒すという強い動きをより強固にした完成度の高いマシュマロさんのレシピが出回り、プレイングまで解説して下さったことで三神ザシアンの構築の完成度はかなり頭打ちかなという印象でした。
 しかし、日本と海外の有名なプレイヤーの皆さんが企画された日米対抗交流戦でとーしんさんがタッグコール型の三神ザシアンを使用されていて、最近の三神ザシアンの完成度と以前あったタッグコール型の三神ザシアンをとーしんさんがブラッシュアップした形を上手く組み合わせればかなり良いものが組めるのではと考えました。これが今回の構築のもとです。
 小ズガと前日の夜まで迷いましたが、三神ザシアンを信じることに決めました。

4.使用構築

早速ですが使用した構築がこちらです。

一枚ずつ解説するほどではないと思うのでいくつかピックアップして紹介したいと思います。カード毎のコメントは常態を使わせていただきます。

[ポケモン]
アブソル
→ジラーチで回すデッキが多いことから採用。オーロラをつけて戦うことも一応視野に入れる。
デデンネ
→自分で無人を張ることもあり、1枚採用。
クロバット
→こちらを2枚入れたかったが枠の都合で断念。

[グッズ]
タッグコール
→グズマハラから先攻2ターン目の動きをより安定させる型のため今回の型の主役。
ジャイアントボム
→ミラーやムゲンダイナ対面でかなり有用。
げんきのはちまき
→270ラインの油断が環境に感じられたので採用。

[サポート]
グズマハラ
→道具の種類も多いので使いたい道具を持ってこれるのは強い。
シロナカトレア
→タッグコールから縦引きしたい時に。
マオスイレン
→高打点が多いとはいえ確定数をずらすことができるとやはり強い。タッグコールから入れ替えられるのも便利。

[スタジアム]
無人発電所
→ズガドーンやデデンネを多用するデッキの対策。序盤に張っても後半に張っても刺さるときはかなり刺さる。

5.対戦プラン

 基本的なプランはできるだけ早くオルタージェネシスを使い3-3や4-2でサイドを効率良く取ることです。ただ裏を呼べるかどうかは体感的には五分五分でそのプランだけで勝てることは多くないと感じたので自分もダメージをある程度は受けることを想定して大きなお守りやジャイアントボムを使います。以下に各対面でのプランを簡単にではありますが書きます。プランは常態を使わせていただきます。

vs三神ザシアン
→先にこちらが攻撃できるとかなり有利。ただそれだけではじゃんけんで決まってしまうところがあるので、対策として先に攻撃される三神にジャイアントボムを張ると先に三神を倒せる。この対面ではデデンネやクロバットをできるだけ出さないことが要求されるが、タッグコール型はそれが実現しやすい。するとワンパンできないポケモンを相手の三神は攻撃するかパスすることになるのでジャイアントボムで1ターン分有利になる。

vsムゲンダイナ
→先攻を取れなかった場合よほど手札が良くない限りは後1オルターは考えないで前にお守りを張ることを優先。その後オルターを使ってクロバット2体倒して終わりが理想だが、そう上手くはいかないのでボムでブレイブキャリバーやハッスルバイト圏内に入れるなど4-2も視野に入れて状況判断する。どうしても相手が先攻で最速だとこちらの要求も高くはなるのでなかなかの難敵。

vs小ズガ
→アブソルを立てつつ、相手のリソースを数えて要求を上げつつ、タイミングをみて無人+マリィなどで足を止める。自分でも小ズガを使ってみると相手が楽に大火力をポンポン出しているわけではないことがわかると思うので自身の体験をもとに相手取るときは要求を上げることを意識する。アブソルは殴ればズガドーンを落とせるのでそこも覚えておく。レシリザが出てきた場合はハチマキキャリバーで落とせるのでラッキー。

 他の対面は特筆して意識せずにできるだけ強い動きを押しつければ勝てるかなという考えでした。ただピカゼクに思っていた以上に勝てなかったのでピカゼクが多いとまた考え直す部分が出てくると思います。
 セキタンザンが相手の場合はサイドを早く取るというよりは相手の動きを阻害するためにポケモンを倒す方がより勝ちに近いかなと個人的には感じました。セキタンザン相手もジャイアントボムは使える場面があるので本当にジャイアントボムは強いと思います。

6.さいごに

 対戦してくださった方々、大会運営及びジャッジの方々、本当にありがとうございました。
 また、この記事を最後まで読んでくださった方もありがとうございます。誰かの役に少しでも立てば幸いです。
 アイデアの議論や共有、相談ができるとポケカがより楽しくなると思うのでTwitterのフォローや記事へのコメントお待ちしております。DMなどで質問やご指摘をいただけるとありがたいです。

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