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戦争のはらわた

主人公・シュタイナー曹長の部隊が孤立無援に陥るが彼の指揮のもとで小隊はソ連軍から逃げ切る。

出世に囚われた、大尉はシュタイナーのことを疎ましく思っており、無事帰還してきた小隊をソ連軍と見誤ったふりをして発砲命令を出す。

命をかけて守ってきた部下を殺された、シュタイナーは激怒し、大尉を連れ出し敗戦濃厚の激戦地に繰り出す。



合言葉を大声で叫びながら、帰還する小隊に銃が向けられ、映像がスローになるシーンは強烈に印象に残る。慌ただしく動くものや爆音を背景にして、男が静かに一点を見つめて立っているというのは狂気を感じる。

負傷して休暇をもらったのに家族を捨てて前線に戻ってきてしまうシュタイナー曹長が、一番の戦争嫌いであるという矛盾が悲しいです。





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