雨に殺意を覚えてしまう話
物騒なタイトルだ。
でも本当にこの通り、僕は定期的に雨に対して殺意を覚えている。
対人では怒ることすらほとんど無いにも関わらず、である。
これは「雨」という人物がいて、そいつを殺したいみたいなしょうもない話ではない。
つまりは大気中の水蒸気が凝結することで、上空から水滴が落下してくるというあの現象に対して明確な殺意を覚えているのである。
ここまで考えたところで思考を別方向に飛ばしてみる。
「雨を殺したい」という欲求は恐らく自分だけに留まるものではなく、ある程度の一般性を