ポートレート

ポートレートは、音楽と違い相手がいて成り立つもの。モデルをどんな風に撮るのかは撮影者であるカメラマン次第である。 カメラマンが上から目線で縛るようではなく、お互いの対話により作られるものではないだろうかと思っている。 対話にどれ程の重点を置くかは、それぞれ人によって違うがモデルの人となりを知らなければ良いものはできないであろう。プロのモデルとプロのカメラマンの場合それ程の対話はないのかもしれないが。

私のスタイルとしては、まず1度目は初めましての時間で、二度目以降から少しずつ根幹を作り上げて行く為の土台を作り、お互いに気心が知れ渡った頃からが次のステップで撮影のテーマー並びにポーズ指定などをしていく。何より無くしては行けないものは、色ではないでしょうか? 例えば、黒であったり赤や黄色といった色彩ですね。または、ゆったりしていても偶に流れるような速さがある場合は風であったりといろんなものに分けて捉えることができるでしょう。

写真というものの中で、対人となるポートレートとは様々な美をそこに写すことができる芸術があり、また様々な人の側面や思考を知ることができるのもまた面白いものではないでしょうか。瞬間的芸術である、ジャズの即効演奏に通じるものがあるので面白くて仕方がないのでしょう。

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