はじめて妹と本気で愚痴りあった話

 どうも、躁うつ病持ちです。

 先日、妹の用事を消化するために初めて二人だけで街に出かけました。そんなに時間かからないと思うって言われてましたが、色々やってるうちに3時間ぐらいかかっちゃって。

 で、そろそろ帰って晩ご飯の準備しなきゃね~って言いながら駅に戻ってたのですが、ちょっとした雑談をしているうちになんか盛り上がっちゃって、改札口の前にあったベンチで1時間以上話し込んじゃったので、その話を少しだけ書いちゃおうかなって思います。



 たしか会話の始まりは、「今回の用事、私ではなく父親を呼んだほうが効率よかったんじゃない?」ってところだったと思います。

 家族のグループラインではなく私に直接メッセージが来たので、何事か……と思いながら父親には内緒で出かけたのですが、実際は未熟な私よりか父親が出向いたほうが良かったのでは?って内容でした。

「言われてみればそうだねw」

 と妹に返され、ついでにちょっとした近況報告をしながら歩いていました。

 私の体調の話、実家の様子の話、亡くなった母についての話などなど……

 なんやかんや話しながら駅の改札に着いたのですが、なんでか「まだ話足りない」という気持ちが沸き、「そこで座ってもうちょっと話さない?」と言って色々と話し始めました。



 そこからはすごい愚痴祭りが始まりました。

 父親に対する愚痴、実家の環境に対する愚痴、母親に対する愚痴。

 妹は短大を卒業したらすぐに実家を離れて一人暮らしを始めたのですが、その時母親から「妹は早く家を出たがってたみたいだけどね」って言葉を聞いていました。

 実家は交通の面で不自由なところがあり、正直そこが一番の不満だったのかな……と思っていたのですが、これだけ家族……親に対する愚痴が出てくるとは思っていませんでした。

 話を聞いていると共感できるところしかなくて、愚痴なのにめっちゃ盛り上がっちゃってました。



 そんな話をやんややんやとしているうちに、話は私について、そして妹についてになりました。

 専門学校時代、妹と少し距離を置いていたため話すことが少なくなり、妹はそのまま独立してしまったので、こうやって自分のことを話すのは初めてでした。

 正直、何か言われるかな……なんて思っていたのですが、出てくるのは私に対する心配の言葉ばかりでした。

「今の実家暮らし大変じゃない?」とか「体調大丈夫?」とか「お兄ちゃんの年齢だとこんな楽しみ方もできたはずだよね」とかとか。

 今この文章を書きながら、私たちは思っていた以上に仲のいい兄妹だったんだなって再認識しています。ここまで心配されているとは思っていなかったので……

 話の中では、お互いに結婚願望は持っているのか、お相手と合わせるときにはどうするのか、なんて踏み込んだ話までしました。

「お兄ちゃんが選んだ人なら何も言わないよ」という妹に対し、「私は相手のこと見定めてやるからな」って返して、二人で笑ったりもしました。私は実家で家事をやっているので、結婚生活が始まった時にお互いで支え合える夫婦になってほしい。と思っていますので。全く家事やらない男性は駄目だと思います。マジで。



 気付いたら1時間以上話し込んでしまって、晩ご飯の準備めんどくさいね……外食にしようか!ってなって、二人だけでなんでもない話をしながら食事をしたり。とても楽しく、幸せな時間を送ることが出来ました。



 私の願いは「妹は自由に過ごし、幸せな人生を送ってほしい」ということです。もちろん私自身も幸せになりたいと思っていますよ。人間ですので。

 ですが恋人がいない現状、私が今一番愛しているのは妹です。こんな酷い環境で育った妹には、妹が思い描いているという幸せな結婚生活を送ってほしいと思っています。

 シスコン過ぎる?気持ち悪い?偽善者?知るかそんな言葉。これが私の想いじゃ。



 今回のお出かけ。なんとなくで妹は私に個人メッセージを送ったみたいでしたが、もしかしたらこういう本音の話し合いをするために、何か見えないものが働きかけてくれたのかな……と思いました。

 まあ妹が幸せになるためには、私も現状を打破して妹の不安要素を取り除いておかなきゃいけないですね。相変わらず勉強嫌いですけど頑張ります。


 ということで、シスコン兄の妹語りでした。

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