RWBY の”日本語字幕版”をおすすめしたい

 外出自粛期間、いかがお過ごしでしょうか。アニメ、ゲーム、映画、読書などで時間を潰しているとは思いますが、もう観終わってしまったり、クリアしてしまったりと、少しずつ暇な時間が増えているのではないでしょうか?しかも5月中まで緊急事態宣言が伸びたりと……何を楽しみにして過ごせばいいのか……と迷っている方々。

 そんなあなたに、RWBYというアニメをご紹介します。

 オタクと呼ばれる方なら聞いたこと、見たことあるのではないでしょうか?アメリカ発の3DCGアニメです。

 海外産というと、日本とは違うかなり独特な絵を思い浮かべると思いますが、このRWBYは私たち日本人でも好きになれる絵……というかグラフィックで作られています。

 RWBYの魅力はグラフィックだけではないのですが……説明するよりも観てもらったほうが手っ取り早いので、とりあえずこのトレーラーを見てほしいです。

 どうですか?カッコよくないですか?キレイじゃないですか?

 貼り付けたレッドのほかに、ホワイト、ブラック、イエローのトレーラーがあります(英語1なのでスペルが分からない)。どれもかっこいいのでぜひ全部観てほしい。


 さてあらすじですが……

 舞台はグリムと呼ばれる恐ろしい怪物がいる世界。人類はダストと呼ばれるものを駆使し、グリムと戦いを続けていた。

 そんな怪物たちグリムを狩る職業、ハンターを目指す主人公ルビーは、とある事件の現場に偶然居合わせ、犯人を撃退する。そのことがきっかけで、ルビーはビーコン・アカデミーというハンター育成学校に飛び級入学することになる。チームメイトと共にグリムと戦い、時には悪の組織と戦いながら、ハンターとして、そして人として成長していく物語。


 ……という説明で通じるんだろうか。あまり自信がないですが、まあ全体のあらすじはこんな感じでしょう。


 さて、ではRWBYの魅力を四つご紹介

1:可変式武器とセンブランス(固有能力)によるトリッキーな戦闘

 アクションアニメなのでもちろん様々な武器が出てくるのですが、そのほとんどが可変式武器となっています。

 たとえば主人公ルビーの扱うクレセント・ローズという武器は、大鎌と狙撃銃の合体武器。チームメイトのブレイクは剣と拳銃。ヤンはナックルとショットガン、というような感じ(ワイスは属性を切り替えられるレイピアなので、可変式武器ではないと思う)。

 トレーラーで魅せてくれた通り、遠距離では狙撃、近距離では大鎌。時には銃撃時の反動を使って切り裂いたり、空中を跳ねたりといった、可変式武器ならではのトリッキーな戦い方を見ることができます。


 それに加え、センブランスという固有能力を使います。ルビーのセンブランスは赤い花びらを散らしながら高速移動する能力。

 一番分かりやすいのはワイスの魔法陣。黒い魔法陣で引き寄せたり、白で足場や壁にしたり。ワイスの魔法陣は別の能力もあるのですが、それはアニメを観てください。

 といった具合に、可変式武器とセンブランスの併用で、かなりトリッキーな戦い方を見ることができます。

2:主人公だけじゃない!魅力的なキャラクター達

 日本アニメでは主人公、あるいはチームメイトたちと一緒に成長していく。サブキャラはあくまでサブキャラ。という風に描かれている印象を私は持っています。なにごとも主人公が中心、というイメージですね。

 RWBYでは、ルビーだけが主人公ではありません。他チームのキャラクターや敵キャラクターにも、ちゃんとした物語、魅力があります。

 分かりやすいのは、チームJNPRに所属しているジョーン。彼の家系は戦士として優秀な男性が多かったそうです。ですがジョーンにはその素質がなく、戦闘訓練学校にも通っていなかったそうな。明るい性格だけが取り柄のジョーンですが、とあることをきっかけにチームJNPRのリーダーとして、少しずつ成長していく様子を見ることができます。

 volume3までしか観られていないので、敵キャラクターについてはあまり分かっていない(というか知っててもネタバレなので書けない)のですが、敵組織の過去編の回があり、重い何かを抱えているように見えます。

 もちろんサブキャラとかでも容赦なく可変式武器を持ち出すので、製作陣のキャラ愛半端ないな……と思います。

3:エロで釣ろうとしない

 見出し通りです。エロ要素は一切ありません。海外だから厳しいとかそういうことではなく、パンツすら絶対に見せないぞ。という絶対の意思を感じます。volume1の第8話では、ワイスのパンツが見えてしまっていたため一度動画が削除され、再投稿された、というコメントを見かけました。本当の話だとしたらすごいことだと思います。

4:男女問わずキャラが可愛いしカッコいい

 見たまんまですね。普段は可愛らしさが感じられる表情をしています。男性キャラも正直可愛さあると思う。けど真面目なシーンになったらカッコいいんです。魅せ方がうまいんでしょうね。



 という具合でしょうか。プレゼンが苦手なので、頑張ってひねり出してもこれだけになっちゃいました。


 続いては日本語字幕にこだわる理由と、RWBYのちょっとだけ残念な点を書きます。

字幕にこだわる点1:吹き替え版は色々カットされている

 どうやら日本語吹き替え版は劇場公開されたものらしく、尺の都合で様々なシーンがカットされています。volume1は特にひどいです。ジョーンに関わるシーンがかなりカットされています。volume3まで見た感想では、いやそこ切っちゃダメでしょ。という場面が多く感じました。本当に残念です。

字幕にこだわる点2:英語ならではの雰囲気を感じ取れる

 RWBYを最初に見たのがニコ動での視聴だったのですが、英語での感情表現ってかなり幅広いみたいです。褒め言葉一言でも数種類あるそうな。めっちゃ分かりやすいのでしたら、likeとloveの違いのような感じでしょうか。その言い回しのようなものを体感できるのはやはり日本語より英語のように感じます。

字幕にこだわる点3:ちょっとしたリスニングの勉強になる

 うん、見出し通りです。好きで観ている、というのもあって案外勉強になります。

RWBYのちょっとだけ残念な点1:volume3から戦闘シーンのクオリティが落ちる

 先ほどいい点として可変式武器とセンブランスによる戦闘を紹介しましたが、実はvolume3からクオリティが落ちます。可変式武器のネタが尽きてる感がありますし、魅せ方もしょぼくなります。本来戦い続けているであろうキャラたちが、どう考えても画面外では棒立ち、というシーンも多いです。

 実は理由がありまして、volume2まで公開された後、監督であるモンティ・オウム氏が病気により亡くなったそうです。そのため新しい方が監督になりました。

 その監督さんが悪い、と言いたいわけではないのですが、このシーン長すぎない?このシーンいる?という場面や、先ほど挙げた通り、動きが弱くない?という細かな点に目がいくようになってしまいました。

 volume4はこれを書いている今、amazonで注文して到着待ち、という状態なので、今後の成長に期待。というところでしょうか。

RWBYのかなり残念な点2:volume5以降の日本語対応がされていない

 公式ツイッターなどを確認してきたのですが、volume5以降の日本語対応の情報が2年以上出ていません。アメリカではvolume8あたりまで出ているというのは分かったのですが、日本では版権の都合というのでしょうか?volume3以降の字幕が消され、5以降を見ることができません。完全に外部サイト頼りになってしまっています。

 円盤もvolume4までしか発売されていないため、続きを見せろ……さっさと作れ……状態です。amazonで検索するとvolume5以降も出てきますが、英語のみで字幕なし、吹き替えなしのようなので注意してください。

 という感じでした。


最後に視聴先URLを貼っておきます


 こちらのチャンネルでvolume1と2を無料視聴できます。今だけの期間限定かもしれませんが。

 volume3以降も投稿されているのですが、先ほど書いた通り、3以降は字幕がありません。

 ということでvolume3はニコ動での視聴をおすすめします。こちらの動画では、動画自体に字幕が付いていますので、コメントを消して視聴するのをおすすめします。

 volume4ですが、こちらはどこにも動画が転がっていないので、円盤を購入してください。ノーカットバージョンらしいので、原作そのままで楽しめます。今商品到着を待っています。公式にお金も落とせます。楽しみです。

volume5以降を観る方法はないの?

 残念ながら字幕版、吹き替え版ともに公式で観る方法はありません。いい方法ではありませんが、volume5以降はニコ動を使うなりなんなりして、無理やりすり抜けるしかないようです。



 という感じです。ちょっと残念な部分も挙げてしまいましたが、これが私の素直な感想です。仕方がない。

 しかしシナリオは滅茶苦茶いいです。volume2まではどちらかというと平和という印象ですが、volume3では雰囲気が一気に変わり、視聴後にすぐさまvolume4の動画を探し出すぐらいには衝撃的な展開を迎えます。

 というわけで、

RWBYはいいぞ……

 という宣伝でした。6年ぐらい間隔を空けてようやくvolume3まで観たので、思いを吐き出せて満足です……

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