五行のエネルギーを高める三合会局
四柱推命の、「三合会局」についてまとめています。
私が今勉強中の書籍は、「阿部泰山流」といわれる流派の考え方をもとにしています。
四柱推命は、日本国内で複数の流派がそれぞれの解釈で鑑定をしているので、四柱推命を勉強するときにその文献や情報がどの流派をくんだ考え方なのかを把握しておくことは大事!
三合会局とは
三合会局とは、合の中でもっとも重要な作用のこと。
図のように十二支を円に配置したとき、正三角形にあたる十二支が地支に3つ揃うことを指す。
全部で4通りあり、例えば「子辰申」の組み合わせは三合水局と呼ばれる。
三合は、季節の頂点の支(子・酉・午・卯)=旺支が中心になって、他の地支を強引に仲間にする状態を表している。
以下の図のように、三合の支が命式の四柱に揃うと三合とみなす。
三合会局が命式中にあると、ひとつの五行を強める作用がある。
大運(年運)にあっても、期間限定ではあるものの影響は大きい。
三合木局であれば木の、火局であれば火の五行のエネルギーが強くなる。
三合土局はないけれど、四墓土局がある
三合会局の中に、土局は存在しない。
しかし、「土局」という地支に土の気の十二支が4つ全てそろうと、土の五行を強める作用を生む。
「半会」 三合は揃わなかったけど…
あと一歩で三合会局の支が揃うのに!という命式を半会と呼ぶ。
正三角形で成り立つ三合会局の3つの支のうち、2つが揃っている状態のことだ。
4会局 × 3種 = 12通り の組み合わせがある。
三合会局のように一生の間、常にエネルギー全開ではないものの、
大運(年運)によって10年、もしくは1年の間に最後の支が巡ってくれば期間限定の三合会局とみなす。
後天的なエネルギーの底上げが起きるイメージだ。
三合の支は十二運から引用されている
三合の支の組み合わせは、十二運から引用されている。
具体的には、木・火・金・水の陽干から、長生・帝旺・墓に該当する支があてはめられている。
人生における3つの重要な「支」を各五行に当てはめることで、これらの五行は団結して強くなると読む。
以下の図は、十二運の早見表だ。
甲、丙、庚、壬に対して「長生」「帝旺」「墓」の欄が上の図の3つの支と一致するとわかる。
おわりに
以上で、三合会局のまとめを終わりにします。
実際に三合会局の命式を持つ人は例題でしか見たことがないので、どんな人生を送られるのかは想像に委ねるしかありません。
しかし、家族の命式を見てみると期間限定の年運で三合水局になることはあったりします。
今よりも将来のことなので、実際にどんな年を送ることになるのか、非常に気になる今日のこの頃です。
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