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アーティストがレスペクトされる島で生まれたアートたち

前回に続き、アートフェスティバル「さどの島銀河芸術祭2021」(新潟県佐渡島)に出品中の私の作品を紹介させていただきます。

◯サインドインスタレーション「箱」作品紹介

前回は、2つの作品のうち、『加茂湖サウンドインスタレーション』をご紹介させていただきました。今回は、サウンドインスタレーション「箱」について、ご説明します。

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加茂湖の東の船小屋を、箱と想定。箱の中で、鏡に絵を映り込ませることで、抜き出された世界を作りました。鏡に映った絵は、もとの絵と同じようで、同じではない。見る人の視点が動けば、作品も変わっていく。固定されたアートのようで自由で変化的。

この作品のコンセプトはイメージを小さく切り取って箱の中に詰め込むこと。船小屋の真ん中に置かれた45㎝のミラーに、映る世界。そして、小さな世界を作りながらも周りを囲む自然と箱の中から見える景色と流れる音です。

また、画材を使うので、水を湖に垂れ流さない、ゴミをできるだけ出さない、環境にやさしい制作にすることも課題の1つでした。

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◯理想的な環境の中で、自由に表現

今回、佐渡島に現地入りしてから、制作の場所が、自然環境だったため、島の自然環境を保護することにも配慮しながら、2週間で2つの作品を仕上げました。

制作にあたり佐渡島の地元の方々は、アーティストが自由に表現できる環境とサポートを提供してくださいました。アーティストにとっては、とても理想的な環境で、伸びやかに制作活動をすることができ、芸術祭関係者、地元の皆様には感謝しています。おかげさまで、ここで感じて、ここでしか生み出せない作品となったと思います。

関係者の皆様 ありがとうございました。

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「さどの島銀河芸術祭2021」では、壮大な湖を使った音響オブジェ作品『加茂湖サウンドインスタレーション』と、小さな箱の世界『サウンドインスタレーション「箱」』。この2つの作品を展示中です。

「さどの島銀河芸術祭2021」10月3日まで開催しております。

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さどの島銀河芸術祭  会 場:佐渡島内複数箇所 
2021年8月8日(日)〜10月3日(日)

主 催
さどの島銀河芸術祭実行委員会/一般社団法人佐渡国際芸術推進機構/アース・セレブレーション実行委員会      

助成: 文化庁 福武財団


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