ポケモン 剣盾 S9 GO!GO!Togekiss【最終2109 34位】

1 構築経緯
2 個体紹介
3 選出パターン
4 感想と感謝

1 構築経緯

環境に合わせたサイクルを組むことをコンセプトにした。
トップメタのウーラオスとゴリランダーを餌にするためスカーフキッスを軸にエスバに強いカバ、相手のキッスポリに勝てるようにHDポリ2を前期同様採用した。
あと三枠に求めたことは裏選出が出来る、かつサイクル構築が不利を取るような並びに対して対面選出で殴り合えることである。
ここまでで重いカバギャラ、ロトム系統に強く出れるようにウーラオスとドラパルトを採用。
選出画面でロトム系統、ジバコイルに圧力をかけていける、ウーラオスと共に受け崩しができる球ドリュウズを採用した。

2 個体紹介

161(4) ✕ 115 172(252) 135 145(+252)

最強ポケモン。初手の襷ウーラオスを分からせることが出来、ゴリラに負荷をかけれる夢のポケモン。(ファイアローは叩き落とすで羽もがれるので論外です)
エアスラで相手が1ターン怯むリターンに釣り合うリスクかどうかを考えてエアスラを押した。
そのため初手からポリ2やエスバにエアスラを押すなど無理なことはせずきちんと引き先を用意して運用した。
多分この使い方がスカーフキッスのいちばん強い使い方。
トリックが後述する守るカバルドン、HDポリ2の詰ませ性能と非常にマッチしている。技構成もこれで完結してると思う。
このポケモンでダイマを切る場合はダイマターンが枯れた後窮屈な立ち回りを強いられることが多いため、技をこだわらせる前にダイマすることを意識した。
ほぼ全試合投げた。ジバコイルが見えても投げるしヒートロトムが見えても投げる。
大切なのはトゲキッスの可能性を信じること。

215 (252) 133(4) 187(+252) ✕ 92 67

前期のミミッキュが重い反省を活かしてがんせきふうじからヘビーボンバーから変更した。

エースバーンがダイマックスしてきたターンにカバルドンを後投げ、珠ダメが入るかどうかで後の立ち回りを考える。

珠ダメが入る場合
ダイジェットから入ってくる場合、お盆を食べるなら次のカキュウを耐えるため怠けるでいい。
2ターン目にダイナックルされた場合は3ターン目に守れば安全に枯らすことが出来る。
お盆を食べない場合は相手のエースバーンが陽気か意地かダメージ計算で把握する必要がある。
意地の場合ジェット+カキュウが乱数のため守る。陽気ならほぼ耐えるため怠けるで良い。

ダイナックルから入ってくる場合が少し厄介。
ダイナックルからの+1カキュウでHBカバルドンは落とせるため相手はダイナックルの後こちらのあくびをケアして必ずカキュウから入ってくる。
そのターンに守るをする。守るを貫通してカバルドンはお盆を食べる。
ダイマターン3ターン目、TODを狙うならカバルドンをダイマさせて相手のエスバを切り返す。
お盆食べた後の+1ダイジェットなら耐えるため怠けてからダイマで切り返していけば良い。

珠ダメが入らない場合
ダイナックルからの+1カキュウを耐えるためダイナックル後こちらは怠ける選択でいい。怠けたターンに相手がダイナックルを積んでくるようならダイウォールでダイマターンを枯らして飛び跳ねてくるエースバーンにダイスチルをぶち込む

(補足) 特殊エースバーンの場合も同様、一ターン目に珠ダイジェットまたはダイサンダーされた後守るでダイマターンを枯らして裏のドラパまたはトゲキッスに対応出来る。

砂の定数ダメージを稼ぐ、相手のダイマターンを枯らす、釣り交換を1ターンキャンセルできるという上で守るという技が非常に便利だった。

この技構成なためギャラ入りには投げにくかった

相手があくびをケアしてくることまで考慮して立ち回ることを常に意識する。

191(244) ✕ 112(12) 125 161(+252) 80

次回ナーフされるポケモン。初手キッスミラーでの安全な引き先、ポリゴン2に積極的に投げてTODを狙っていった。
ダイマをしても弱くない点、火力がそれなりに出る点が非常にGood。
前期よりHDミラーが減ったのは周りの人がしょうもないゲームをしてると気づいたためだと思う。
しかし、筆者は未だに気づかず、積極的にTODしていった。

175(6)182(252)121 ✕ 80 163(+252)

最強のポケモン。こいつこそが真のコジョンド。すいりゅうれんだのダメージ計算が非常に面倒くさいことで有名。ギャラへの打点で雷パンチ、アクアジェットは燕返しで良いかもしれない。
最終日初手ニンフィアウーラオス対面は全て水流連打した。三回中二回ニンフィアを沈めれたが、どんな乱数なのか真相は定かではない。
カバギャラミミやエスバがいるがカバを投げたくない並びに組み込む対面選出として非常に重宝した。
受け回しはこいつでかみなりパンチ押してドリュウズで舞えば勝てる。純正の受け回しに負けたことは無い。
本当に強かったので皆におすすめしたい。

163 × 95 167(+252) 96(4) 194(252)

無難に強い。カバギャラ対策。今期は控えめで運用したが中々使用感が良かった。耐久に振るギャラドスなら+1ダイジェットの上から動けることもしばしばあり、最速なら臆病でも抜けないため控えめでの運用は正解だったと思う。
キッスカバポリで勝てないような裏選出の魂の対面選出でよく投げていた。キッスポリのおかげで被選出率は低かったが実はこの構築ドラパミラーを作るとかなりまずいのでそこだけは配慮した。
火力は申し分ないので裏にも通る技を押せばいいのか、ダイマをすればいいのか見極めればかなり強さを引き出せると思う。

185(4) 205(+252) 81 × 85 140(252)

選出画面で必死にジバコヒトムを脅す枠。
このポケモンがいるおかげでキッスの選出率をあげることが出来た。
カバドリの制圧力はかなり高いが対面選出に組み込むことも少なくなかったためピンで選出したのが体感六割くらいだと思う。
相手のエスバゴリラを上から轢き回すのがベストだが舞えないと中々厳しい点とこいつにダイマ残さないと実質2対3になるため立ち回りが窮屈になるのが良くなかった。
しかしこの構築がきついヒヒダルマやミミッキュ、スピンロトムにきちんと仕事できるためなくてはならない駒である。

3 選出パターン

キッスカバポリ
一番ベーシックなやつ。安定行動で勝てる、尚且つダイマを枯らす手段が豊富なためダイマ択になりにくい点が非常に良い。
詰ませ性能が高く相手の立ち回りに依存しにくいため順位差マッチでは基本的にこれを投げる。
きちんと丁寧に立ち回ることを意識することがこの選出において一番大切だと思う。

キッスポリウーラオス
格闘または水の通りが良い、またはギャラ入りに投げていく。トゲキッスの役割はスイープより削り、ウーラオスにスイープを任せることにより相手のどのポケモンを削ればいいのかが見えてきやすくなる。
最終日はギャラ入りがたくさんいたのでたくさん投げた。攻守ともに安定した選出でありキッスカバポリの次に気に入ってる。

ウーラオスドラパルトドリュウズ
裏選出。表と違いひたすら択を通したり強気な行動を必要とするため覚悟して選出する。
ドラパウーラオスで崩してドリュウズを通す。シンプルに強く警戒されるためドリュウズの剣舞を利用して、相手のダイマターンをずらすなど立ち回りでの工夫が必要。

4 感想と感謝

前期負けた構築とほぼ同じであるが前期からずっと「この構築は強い!」と信じ抜いてよかった。
構築の組み方も勝つ上で必要だが、立ち回りの練度も必要であると個人的に思う。最終日にたくさん試合数をこなす時に多少集中力が切れても日頃から丁寧な立ち回りを意識することで自然とプレイングミスを減らしていけるのではないかと思ってる。
今期勝てたのはやはりミスが少なかったのと運が良かったからであると思う。
いつも枠に来てアドバイスしてくれる人、通話で弱気なことを言うとシバいてくれる皆に感謝してます。
これからも楽しくポケモンしていきたいです。
ここまで見てくださった方ありがとうございます!