推しがいる生活、

『星屑の街』

りんたろーさんが歌う星屑の街が好き。
原曲はゴスペラーズ。
ゴスペラーズの星屑の街、初めて聴いた瞬間の事をよく憶えている。

当時、『永遠に』や『ひとり』が大ヒットしたゴスペラーズ。彼らがNHKBSで特集された『ゴスペラーズ〜5人が奏でる無限大の可能性〜』という番組を偶然観た。
ゴスペラーズ結成当初のエピソードにファンタジー要素を加えて舞台化したライブ映像を中心に、彼らのこれまでとこれからの野望や未来について。
兎角暗くなりがちなコーラスというものに光をあてたいとリーダーが語っていた。
インタビュー部分で最初に思ったのは「金髪よく喋る」だった。ちなみに安岡氏。

この番組の中、星屑の街が歌われた。

ちなみにゴスペラーズ沼にどっぷりハマったきっかけとなった曲はこの『星屑の街』と彼らのデビュー曲『Promise』だった。
(あと何気に『5人が奏でる無限大の可能性』って言葉もだいぶ刺さった)

5人の重なる声、その歌詞、表情。
そして黒ぽんの髪型で完全に落ちた。
当時中学生だった私は、次の日学校で『ラブノーツ』を持っている友人に貸してもらう事を約束し、とにかく情報を求め、東海地方に住むかなり年の違うファンと繋がり、『On・On・On』や『寝ないでアカペラ』『ゴスペラーズのチャレンジアメリカ』などの過去の番組出演の録画VHSをいただくことに成功する。
とにかく猪突猛進タイプだった。
ありとあらゆるCDやVHS、書籍や雑誌のインタビュー、手に入るものは手に入れようと躍起になったし、実際だいぶ手に入れてた。(おじいちゃんマジ感謝💴)
未だに実家の二階の廊下に、自室の部屋にデッカいポスターが貼ってある。
当時『星屑の街』は音源化されていなくて、ひたすらにVHSを巻き戻して繰り返して観てた。
初めて音源化された時は沸いたなぁ。

なんかこう、簡単な言葉で片付けてしまうけど、当時のことを思い出すとエモい気持ちになる。

どこで何をしててもゴスペラーズの曲を聴いていたし、逆に今、当時聴いていた曲を聴くと思い出す風景がありすぎる。
冬休みの宿題の書道の文字とか、ラジオを録音するために起きてた夜中の雰囲気とか。
ゴスの曲を録音するのは緑のMDに決めてた事とか、同じ時期にハマってたココアの缶とか。

何気ない風景をきっとこれからも思い出すんだと思う。

だいぶ話が逸れたけど、りんたろーさんが星屑の街を歌っている事は私にとって『推しと推しの共演』だ。

それぞれの場所で、平等に時を過ごして、ありとあらゆる事柄が変わっていく。
けれど未だに彼らが好きだし、変わらずに歌い続けてほしい。
あんなに好きだったのに、実はまだライブに行ったことがないので、いつか行きたい。

あの居心地の良い沼を思い出させてくれた
りんたろーさんには感謝。

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