お風呂リフォーム始まりました
3月に工事依頼したバストイレのリフォームがやっと着工となった。
まあ壊れていた訳ではないし、依頼してすぐに来てもらえる訳ではないと承知してはいたが、あまりの遅さにちょっとイライラしていた。
依頼業者は夫の仕事関係で取引先でもある。
「いったいいつやってくださるのかしら?」
などと問い合わせるのも躊躇われるし、
「こっちはお客様なんですが」
などという顔もしたくない。
が、私は夫ほど気も長くないし
やると決めたら即行動したい気質なので
「もう〜! いつになったら工期の連絡くるのよ💢」
と夫に当たり散らしていた。
会社員の時には逆の立場で、
「いつになったら来てくれるの?💢」
という言葉を浴びせられることがしばしばあった。
天候が、、、、
工事班不足で、、、
予定より前の工事が押していて、、、
理由はいくらでもあるが、そんな言葉をぐっと飲み込んで
ひたすらお詫びしないといけない。
結果、手強い(怖い)お客様が優先されてしまうこともある。
そんなこんなの状況が理解できるだけに
文句の一つも言わなさそうな夫は
後回し組に振り分けられている気がしてくる。
ちょっと先になったからといって困る訳でもないのだが・・・
と、そんなこんなの時期を過ぎ、やっと今週から工事に入ってくれたのだった。
昔ながらのタイルのお風呂場なので、解体、撤去作業が大変だ。
浴槽のメーカーパンフレットには
工期の目安が1週間程度と謳われていたが
我が家の場合は3週間かかるという。
さて、その間のお風呂はどうしよう。
「〇〇の湯」などの施設は車で1時間以上走らなければ着けない。
一番近くで、観光地のホテルのお風呂まで車で15分。
夫と2人で一回2,000円。
工事期間を考えると約40,000円がお風呂代に消えていく。
「仮設のお風呂を設置する場合の費用も見積もりに載せておきました」
に、に、にじゅうまんえん?
ホテルのお風呂に通います!
そういえば昔むか~し、家のお風呂が壊れたのか、修理中だったのか覚えていないが、隣の家にお風呂を借りに行ったことがあった。
始めて見る五右衛門風呂にドキドキしながら、
そ~っとお風呂の蓋を沈めながら入った記憶が蘇る。
しかし、今どきなかなか身内でもない家にお風呂を三週間も借りに行く勇気はない。
そんなことをぼやいていたら
「うちの作業場のお風呂が使えるかもよ」
と自営業の友達から夢のような話が提示された。
かつて住居として使っていた建物を買い取って作業場にしているそうで
そこに付いていた浴槽は撤去せずにそのままにしてあるから
取り外してあるプロパンガスを付けてもらえば使えるのではとのこと。
神が降りて来た!
早速見せてもらいに行くと、我が家のお風呂よりずっと新しいユニットバスだった。
ガス屋さんに連絡して使えるようにしていただき
工事開始とともに夫とお風呂通いが始まった。
車で5分足らずの近場で、
作業場の鍵を渡してもらっているために
誰もいない、何の気兼ねもない場所でお風呂に入ることが出来ている。
テレビなどはないので、手のひらサイズのJBLスピーカーを持参して、
相方が入浴している待ち時間にスマホからBluetoothで音楽を流している。
文庫本も持って行っているのに、スピーカーから流れる80年代のヒット曲に気を取られ、ちっとも本の内容は入って来ない。
若い頃覚えた歌詞はなぜずっと頭に残っているのだろう。
一緒にフルコーラス歌えそうだ。
聖子ちゃんもジュリーも、もう40年も前の歌声なのだと愕然としながらも、夫婦でのお風呂通いをちょっと楽しんでいる。
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