AU 家族契約から1人だけPovo2.0に切替てみた。(サービスの変化を整理)

Povo2.0の説明が各所に出ていますが、AUで家族契約の場合、どうなるかが曖昧でした(基本家族契約のサービスが消滅とありましたが)。
今回 切り替えてみたので 経験したことを記述します。(2021/10後半実施)

結論から言えば支払いがAUのクレカを使っているためか家族&AU光回線はまとめて落ちますが、それ以外は別会社の契約になる印象でした。

AU契約切替の内容、理由

以前の契約(3台持ち)
スマホは2台(Android(回線はMVMOのIIJ)と予備の中古iPhone(Wifiのみ+必要に応じてAndroidからテザリング))だが MNO回線をキープしておきたいので音声回線のみガラホ(外見がガラケーだが中身はAndroid)でAU回線を維持している。(緊急時は結局MNO回線の通話が確実と考えているので)

Povo2.0が音声待受けのみであれば無料で利用できる+無料で低速ながら4G回線利用可能ということでガラホのSIMをPovo2.0に切替てiPhoneで運用としガラホは処分することにした。
必要に応じてトッピングで高速回線を利用できるが、AndoroidのMVMOで用は足りるので殆ど無料での運用になりそう。

登録作業の内容


申請作業:ネット上の情報通り。Web上から切替を申請した。
キャリアメールは使えないとあったので 事前に連絡先をGmailに切り替えておいたが、申請時にIDとしてメールアドレスを打込むのでキャリアメールのまま申込を開始しても大丈夫そうである。
PovoのIDの登録はSMSで電話番号宛てに確認が来るのではなく、PovoのIDとして申請したメールあてに確認メールが来る。
今までのAUでの支払い方法は継続しないということなのか、AUの契約切替でも必ずクレジットカードを入力する必要がある。

SIM入手後のセットアップ(有効化)

マニュアル通りにやればよいのですが、慌ててPovoのSIMを刺した状態でやってしまいましたが、大丈夫でした。(Wifi環境下でPovoアプリで有効化後刺すのが正規手順のようです)。

Povoで使う端末がAU仕様のiPhoneでありiOS15だったので設定不要でした。AndoroidはAPN名がPovoなのでたぶん手動設定になりそうです。

認証に成功すると前に使っていた端末(ガラホ)は通信不能になりました。

登録後の確認作業

Webでの確認の場合はIDは電話番号のままですが、二段階認証がWebサイト上で許可ボタンを押すから6桁のコードをSMSで送るパターンになった(iOSと同じやり方)。
(注:AUやPovo1.0はメールではなくSMSでURLが送られてきてサイトにアクセスし許可する方式。)

AUのサイトに入ると4ケタの暗証番号を求められますが、これは以前の契約の4ケタ番号でありPINの暗証番号では(1234)ではないようです。

Povoアプリは別の端末でもOK。ログインでID打ち込むとパスワードではなく登録メアド(=povoのID)に6ケタコードを送ってくるので 端末が手元にある必要はありません。
ただしWeb上で料金確認などは AU IDが電話番号での入力になるので端末が手元にないと二段階認証をクリアできなくなる

PovoのID(メアド)でログインは料金関連は表示されないのでWeb上のIDとしては意味が無さそう。PovoのIDをAU のIDと紐付けした後ではPonta/AU pointは表示された。

一旦有効化したSIMは4G対応のスマホやガラホ(SIMロック解除済)でも利用可能。(電波を掴むところまで確認済)
音声通話のトッピングは自動継続契約になる。データ通信系は自動継続されないようです。
MyAUアプリを開くと回線が変わった?・・と聞いてきて AU-IDのパスワードを入れる必要があります。

家族でまとめている場合の対応

AUのクレジットカードで家族分をまとめ払いしていたがまとめて払うIDをPovo2.0に切り替えたところ以下となった。
支払いはまとめて一枚の請求になる。(ただし支払いがAUのクレジットカードなのでまとまっているという可能性はある)
通信費、電話本体代金(分割払い)、各種サービス、光回線代の内訳は出るが、他の家族および光回線(Au光)の各項目の詳細は表示されない。個別のIDで確認になる。
(いままで詳細までまとめて出るので安心していてパスワードを忘れていると面倒なことになる)。

トッピングの費用は申し込んだ時点で即カードから引かれるようです。ですから月締めの請求にはすでに支払い済みとなっています。(通話,SMS利用料のみの請求でした。)。
月極めでの請求は継続契約になる音声通信とスポットで使う音声、SMSのみになりそうです。
一回目の請求ではSIM発行費用などの契約諸経費の請求はありませんでしたのAUの契約切替では請求されないようです。

家族契約的な紐付けが無くなったようでAU-IDのポイントを家族に譲渡することは出来なくなった。
通常のAU契約からPovo2.0の契約では契約切替料やSIM代金などは契約月分の請求書では請求されていない。(その次の月で請求されるかも)

AU光回線については纏めて払っていましたが、詳細が分からなくなったので個別にログインで確認しました。
昔のIDからメアド形式のIDに切替の案内が出た。二段認証は切り替えたメアドにコードを送る仕組み。(Povoのメアドとは変えておきました)
ログイン後見ると IDは表示は以前のまま(Xと数字の組み合わせ)なのでメアドはあくまでもログイン時の利用+二段階認証対応ということかと思われる。

上記Webの内容はMyAUアプリ上での表示でも同様となった。


Povo1と2の差について


別の家族のうち一人は春にPovo1.0で契約しPovo1.0のままにしているが 家族割などは特例(初期導入)で効いているようで請求書も詳細が出ていた。
AU契約年数はPovo2.0ではゼロになってしまうが1.0はAU契約年数にそのまま追加されていく。
Povo2.0では切替前の過去データは表示されなくなった。
スマホに表示される回線業者名もAUでなくPOVOになっており,Povo1.0と異なりAUとは別会社的な運用と考えられる。
とはいえUQと同じような位置づけなのかは判らない。
データ通信は都度購入のみですが、音声は継続契約(自動継続?)となっており音声メインのユーザ層も狙っている印象。

低速モードについて


課金一切ナシでも運用可能な為タダ乗り抑制なのか 128K の設定となっておりPovo1.0の1Mとは大差があります。
(実測でMVMOのIIJは200-300K(初期)ですが Povo2.0は50K-80K程度です)

MVMOのIIJは300Kでブーストモードも在り、Lineやマップアプリも使えます。必要に応じて低速モードを解除すればストレスもありません。
しかしPovoの128Kはそうは行きません。表示までに時間がかかります。一旦立ち上げればマップアプリ,Spotifyなども利用可能です。テキストベースのメールやRSSフィード取得はそこまでは待たせませんが。とはいえ、アプリを開くとかなり待たされましブラウザ経由での利用は重い。
Car Playでの地図表示は表示まで時間がかかりますが一旦開けば車の移動速度に地図の更新は追いついていました。
トッピングでデータ通信枠を買えばよいのですが、データ量ではなく期間で区切られているので低額の短期のデータを購入しても結局使いきれない状態です。
トッピングを購入すると低速モードで容量消費を抑える運用が出来ない上に低速モードだと出来ることが限られてしまうので、メイン回線だと月3Gの購入になってしまい他社との差別が難しい印象です。

費用ゼロでちゃんとした回線がキープ出来るという利点はありますがメイン回線としては使い勝手が悪いです。

トッピング有効期間終了時刻について


期間24Hのサービスを朝申し込むと、すぐ有効になりました。
24H後に切れるかと思いましたが、残りが13時間以上と表示されました。どうも夜の12時までのような感じです。サービス停止は日付が変わる時になっているような感じです。

他のプランとの比較


Povo2.0ですが 一般的な使い方をしている人はPovo1.0に比べメリットはあまり感じません。(家族契約だと特典が無くなります)。
AU Shopなどサイトのサービスも制限が発生するようです。(利用していないので詳細は不明)
しかし 当方のようにメインは別回線を利用し通話はイザというときはしっかりした回線を使いたいが、通常は使用頻度が低い(Line通話などで対応)という 、サブ回線のモバイル通信は低速でも耐えられるというユーザには魅力的なサービスでした。(いざとなればメイン回線からテザリング)
SIMをガラホに差し替えても使えるようですし、トッピング無しでも着信は問題ないので使い方次第ではコストを掛けずに安定したMVOの回線を確保できるのは魅力です。(スマホがeSIM+SIMなら1台で回せそう。)

180日 トッピングや一定の通話SMSの発信が無いと回線停止になってしまう点に注意です。

Povo2.0からAUへの戻しは難しくはないようです。AUから魅力的なプランが出たら再契約も考慮したい。
Povoに切替えてからSMSやメールによるAUからの広告メールは来なくなりました。

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