2021年M-1グランプリ

今日はM-1グランプリ。
当然昨日の夜からシュミレーションはバッチリ。
18時から18時30分頃に仕事から帰宅し、家族4人でチルドの浜松餃子を食べて、自分はテレビの正面にポジションを取る。スマホのメモに8人目の審査員としての点数を記入し、自分の笑いに対するセンスとプロの審査員の点数を比較する。ここまで興奮してnoteに書くとは思わなかったが、この感動と興奮を誰かに共有したくて、大会が開催されるやいなや、こうしてnoteに書こうと決めた。

今日は予定よりも早く仕事が終わり生放送が始まる前に余裕を持って夕食を済ませることができた。

ちなみに以下が素人審査員の僕がつけた点数。

①モグライダー    93
②ランジャタイ    88
③ゆにばーす     88
④ハライチ      86
⑤真空ジェシカ    92
⑥オズワルド     93
⑦ロングコートダディ 93
⑧錦鯉        92
⑨インディアンス           90
⑩もも        91

今回はできるだけ情報を入れずに、新鮮にM-1グランプリを見たいと思っていたため、数組は完全なる初見となったが、かなりレベルが高かったと思う。その中でも印象的だったのはトップバッターのモグライダー。通常M-1のトップは会場や審査員全体の雰囲気がまだ温まっていないため、かなり緊張が張り詰めた状態でのネタ見せとなる。そんな中での彼らはトップバッターとして最高のネタを披露したと思う。最初からトップには最高でも92点で様子を見ておこうと考えていたが、最初から最後まで笑いが止まらなかったため、93点をつけた。
まだ1回して見ていないが、今大会で1番面白かった記憶があるため、この後何度も見返すことになると思う。

そして以下が最終決戦でのメモ。

最終決戦
1位 オズワルド
2位 錦鯉
3位 インディアンス

「インディアンス」
これは好みの問題になってしまうが、どうしてもNONSTYLEの二番煎じに思えてしまい、好きになれない。ボケが自分にはハマらない。。

「錦鯉」
入りは良かったものの、途中でネタのパターンが尽きて失速。明らかに1本目の方が面白かった。
この時点で優勝はない。

「オズワルド」
後半の1分はダレたものの、開始30秒で票を入れると即決した。しかし想像以上に客席のウケが悪い。お客さんがついてきていないのが気になる。

「感想」
賞レース特有の勢いと客席の笑い、最終決戦のネタだけを取ればインディアンス4票、オズワルド3票、錦鯉0票だと予想。

そして結果はご存じの通り、錦鯉4票、オズワルド1票、インディアンス1票。

最終決戦の直前に上沼恵美子が3組の誰が優勝するかの予想について「1組だけはない」と言う発言が、最初はどのコンビのことを指しているのか分からなかったが、錦鯉のネタを見た後に「なるほど錦鯉のことか」と勝手に受け取っていたが、真相は分からない。

これはあくまで個人的な見解だが、今回の優勝は昨年のマジカルラブリーに並ぶM-1マジックだと僕は思う。マジカルラブリーのネタがあれだけウケたのは3年前に最下位となって、ある種の放送事故とまで呼ばれたにも関わらず、彼らのスタイルを一切変えることなく、人生で1番大事な舞台でまたしても同じことをやってしまうバカさ加減に爆笑しているのである。「お前それ怒られただろ!」「何でこんな大事な舞台でそんなことやるんだよ!」と言った具合に。
つまり彼らの持ち時間は3年間と4分であって、初出場の4分とは重みが違う。3年前から仕掛けた壮大なフリがあっての優勝なのだと思う。

今回の錦鯉も昨年のM-1出場でブレイクし、2021年はテレビに引っ張りだこで人気者となった。50年間の下積みエピソードや貧乏すぎて心配になる話、何よりもハゲた50歳のおじさんが頑張っている姿にみんな心を打たれたのだ。1本目も2本目も完全に錦鯉にとってホーム状態だったし、愛されキャラのまさのりさんにとってはアドバンテージだったと思う。

M-1の持ち時間は4分間ではなく、M-1の歴史と共に蓄積されていくもの。

本当におめでとう錦鯉。

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