起きてしまったことの片をつけるってことはさ

地元で就職した頃
母方の祖母宅で毎週土曜日に
四週連続でNHKが放送
「エトロフ遥かなり」ハマって見ていた
永澤俊矢が格好良かった
今では暴力団や刑事役、二時間ドラマ
やはり江戸から戦時中にかけての作品に出ている
ただ人柄がにじみ出ているので、悪い奴の役でも悪い奴に見えない
殺し屋の役も女に惚れて助けようと瀕死、持病で命を落とすとか
だんだん冷酷なボス役も見るようになったなあ
朝の連続小説にも出て、共演女優と結婚したこともある
宮沢りえの豪姫では遅い新人デビュー
NYで美容師やボクシングをしていたからしい
どおりで?大物女優たちとの相手役がはなっから多すぎる
男女ともにモテるはずだ
不思議な色気を持つ
エトロフ~には男闘呼組のメンバーも出ている
なかなか演技力がある
そしてやはり忘れてはいけない
ずっと変わらず爽やかな笑顔の阿部寛
沢口靖子との絡みはまあ、なんかしつこい
やらしい軍人役で、ようは女になれよって迫る役
ほんとは違うけど、任務と嫉妬も含めてやたらと永澤俊矢にもからむ
永澤俊矢も沢口靖子も二つの国の血が流れていることによって、運命を翻弄される
真珠湾攻撃のための情報漏洩
アメリカのスパイ「フォックス-狐」として・・
民族を越え、身分を越え、恋し合っても
国に戦争に引き裂かれ、拷問で命が虫けらのように潰される
同じ生身の人間ですよ・・?
エトロフ遥かなりの後は、同じくNHK
同じ原作者佐々木譲のストックホルムの密使が放送され
エトロフ~同様、ヒロイン沢口靖子と共演
やはりドラマの中で落ち恋している
原作は「エトロフ発禁急電」ハードカバーで買った
第二次大戦三部作としてストックホルムの密使も含まれているようだが、エトロフ~の前の小説は実写化の覚えがなく、印象も薄くタイトルも覚えられない
ストックホルムの密使の方は海外ロケも含まれ
二回放映だが映像も美しい
アクションもある
ただどちらもロマンスシーンは秘め事で・・
姫は脱げませんが
改めて起こしてしまったことを悔い改めることは、たいへん難しく、何十年・何百年と日々新たな苦しみと争いを生み出すということですね
わたしたちは戦争を知りませんが、今でも形が違って見えるだけで戦争は続いていると思います
復讐心からは幸せは生まれない
それはそうだけど・・

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?