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「とある部落の」

田舎あるあるの話である
山の相続登記のストレス極まりない問題だ
部落共有の山がある会社に売却されることが決まった
それこそあまりない話
それ故、山の名義変更をしていない共有地組合員が44人中半数いた
年会費は千円
1人当たり売却される金額は80000円
いくら山が安いとは言え、悲しいくらい少ない値段司法書士に頼んだら赤字である
しかし1人でも書類提出出来ないとその80000円がパアだ
最後の1人になって、やっぱりあそこの娘は、と言われるの嫌だ
それなのに、わたしはいまだにあそこの娘は、◯◯さんはほんとに◯◯でダメね、と言われるような振る舞い、またはそう自分に仕向けるように行動してしまう
わたしがこの家に生まれて
台無しにして来た青春と人生の長さは
死んでも埋めることも帳消しにすることも出来ないらしい
そもそも
共有地組合の役員たちが、役員をもうやりたくない、とのことから始まったらしい
ちょっと待て
わたしは独り身だし
難病の複合合併症で重症患者で
今は良くても今後どう悪化するかわからないし
世間の立派な方々の有り難い洗礼に、頭も心もやられてしまった傷痍兵だから
共有地組合を抜けたいと頼んだじゃないか
それは出来ない、ダメだと言ったな
明確で納得する理由は、聞いたが教えてくれない
他の希望者も脱退出来なかった
それなのに自分たち役員が役員をやりたくないから
って、何?
なんかもやつく
で、法務局に行けと言うから行った
見本の書類を受け取り、自分で参考にして
手書きなりパソコンなり『相続分割協議書』を作成して、まず祖父の残りの子どもたちと話し合いをしたと言う証拠に自筆署名&実印を貰えとのことだった
去年の最後の退院の日から法務局に相談にゆき
絶対判子を押さない糞叔母2人とは関わらないようにと、弁護士に忠告されるためだけに、わたしは一体何万円払ったか、あの悔しさを伝えたが
そんなことは関係ない。裁判に持ち込むなり絶対にしなくてはならないことだと言われた。
なんでわたしが?
いつもわたし
馬鹿にされながら、そんなのばっか
いそいそと相続分割協議書を作り、何回こっちの書類はどっちだどこで、と検索したり聞いたり惑わされ
もう2度と、いやわたし自身は1度だって過去に戻れるなら頼みたくなんかない
ムダもムダムダ
特に金のムダ
司法書士も弁護士も裁判官も、わたしには役にも立ちはしない
あーでも起訴検事って人だったかな
その補佐官の人と
わたしが👗ワンピースを着て行ったからだろうか
調書を取りながら、同情されたのだろうか
わたしはなんの裁きも受けなかった
と言うよりも、むしろ過重労働であることを理解してくれたのだろう
わたしだってどんどん退行してゆく自分を
救いたい
けれどあるのは諦めだ
わたしだって本当は実名でネットに加害者の名前とか晒したい
それでわたしの奥底の気が済んで
本当の自分の実力を恥ずかしげもなく
遠慮せずさらけ出せるなら
舐められて笑われなくて済むのなら
親や大人にチヤホヤされて
要領よく立ち回れて
やりたいことをやらせてもらい
欲しいものもなりたいものにも糸目をつけず
学校にゆき
習い事をし
遊び回り
勉強だって苦にもならず
学校にゆき
会社に入り
結婚をして
子どもを産んでエト・セトラ
そんな当たり前の
ふつーでつまらないと言いながら楽しい生活が出来た
今朝の夢はリアルだった
妹の綺麗な顔に何かブチ当てていた
それがわたしの本音なのだ
わたしは怒っていた
妹の隣で死んだ母親がわたしを睨んでいた
やっぱり母はわたしではなく妹たちの味方なのだ
そして夢で39℃の熱を出し
なぜか火野正平が看護師で
わたしはたぶん精神病院に入れられたのだ
新しい部屋をくれるらしく
開けたらベッドだけが2つ、頭向かい合わせ置かれた部屋だった
布団もシーツも清潔で白く美しかった
ただ反対側のベッドを覗いたら小さくて粉々になりそうなトンボが3匹だろうか
布団の上に乗っていて、そこに同じ布団に乗っていた大きな鳩がそのトンボを食べていた
わたしは頭も心も疲れ果て、笑ってはいるが心も傷ついているのだろう
甥っ子が産まれてからずっと面倒を見て来た
35年の生理人生
半分は摂食障害で止まっていた
半分は月経過多で地獄だった
子宮も内膜が薄すぎて子どもは恵まれなかった
46で閉経した
毎月楽にはなったけど、閉経だと気付くまでに弊害に苦しんだ
自分の子どもはいつしか
面倒で育てるのも大変過ぎて愛せないような気がして、欲しいとも思わなくなった
時々思い出して涙が出るけれど
負け犬上等
訳ありですが何か?
働けなくたって良いですよ
わたしやることたくさんあって
本当はそれどころじゃないんです
自分はふつーに育てられかった
愛情不足で
いつも心の底から恨んでいたんでしょう
まあでもわたしにも悪いところがあるから、目をつけられたし、目障りなんだろうな、申し訳にいことしたな、って言うのも本心です
ネットに晒したりしたらそんなことしたら、きっと他の変な奴にも同じことされるんだろな
食券販売機の釣り銭忘れの60円ですらパクれず、店員さんに戻すようなわたしなのにさ
わたしだからこそ偽善的って陰口たたかれるんだろーな
共有地の相続登記問題こそ
国会で取り上げて欲しいもんだよ
おっちゃんが言うように、XとかYouTubeなんかに上げたって、わたしがやったって拡散なんかしませんよーだ
別にいいや
ふつーにお金と愛情をかけられて育った子じゃないけど
馬鹿にされて邪魔にはされてるけど
家族が生きていた頃より
生死をさまようような
肉体も精神も蝕まれていつも追い詰められていた悲惨な生活は、なぜか回避出来ている
働きに出ても、来るべきして集まったような
選ばれた人たちのように、その人たちをそうわたしは感じられるのだけれど、わたしはどうにもしっくり当てはまらない
けれども口で言っても理解はされないだろうし、わたしの人生を体現して見て来て欲しいくらいだけれど、絶対みんなわたしのような人生じゃなくて良かったと思うだろう
わたしはお嬢様ではないって言っているお嬢様がいれけれど
まあまあ裕福で優秀で恵まれて育っているはずの彼女は、それでも何か悩み苦しいらしく
何がどう苦しいんだろう?
ある程度の歳まで苦労なく育ったのに
何が不満?
わたしも働かなくていいなら他所に働きに行きたくないわ
自虐と自傷は
治ることなく今もこうしてわたしを蝕ばんで
浸透しているんだろうなぁ
あーあ
共有地売却、3月末で完了しなければ
また毎年会費千円徴収されんのかなぁ
絶対じい様の代から会費80000円以上払ってるし
元すら取れませんわ
ああ
お金が欲しい
隠居したい
なんにも実家の事はしない可愛い妹には
なんにも実家の事は見向きもしない可愛い孫には
みんなお金も愛もくれてやって
わたしには人の顔色と声音ですべてを察する事が出来ても、その処理も対策も、相手が心地良くなる言葉も仕草も与える事が出来ない要らない能力と
ことごとく悪い遺伝だけは授与されたのだった
わたしも
やっぱり疎外されずに大切に育てられたかったな
願わくば
なるべく早く
こんな疲れる世界から消えてなくなりたい







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