【四節】離魂②
橋が半分切れている先に茅葺きの家
小屋の中からひかり
件の滝の真ん前に大きな鳥居
谷と谷の間の緑が青々としている
滝の方が明るい
夜が明ける、帰らなければ
(帰る道がわからない)
どこからかラジオの音がする
音の方に向かう
(ああ、ここだ)
オレのアパートが見えた

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