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「ガール・コップス」を見た。
「韓国映画・ドラマ わたしたちのおしゃべりの記録 2014~2020」西森路代+ハン・トンヒョンから
すごく楽しくてためになるおしゃべりの記録、ご本人たちはおしゃべりとハードルを下げていらっしゃるが、韓国の歴史と映画が作られた年代との関係性、同じ題材を扱った映画でもいつ作られたかによって描き方が違うとか、それは作りてが当時の政治状況の中でギリギリせめているところや観客の受け取り方も時代によって違うとか、それはおしゃべりに留まらないと思う。
本の中にはもちろんすでに見ている映画もあるが、当時は社会的な観点もなく見ているから記憶もおぼろげなものもあるし、もちろん未見の作品も多い。
前置き長かったですが、
わたし、時間あるんで、さっそく見ていない映画やドラマをリスト化しました。もちろん見るつもりですよ!
Netflixとアマプラを検索開始。今のところ契約しているのはこの2か所なのでね。この2ケ所で結構間に合うかと思ったのに、意外にもない。ま、だから今まで見ていなかったとも言える。(わたし、結構見ているほうだと思うから)が、これ以上契約数を増やすと私の身も持たないので、とりあえずは気長にやっていこう。
さっそくアマプラで「ガール・コップス」見たので、その感想を。(細かいが、「韓国映画・ドラマわたしたちのおしゃべりの記録」では「ガール・コップ」となっていたが、アマプラでは「ガール・コップス」と複数形だった。話の内容からは複数形が正しいと思う)
クスリを使い性動画をとって、ネットに乗せる性犯罪者たちと戦うガール・コップスたち。それぞれ事情を持ったコップスだが、同性として怒りに燃え熱量は半端ない。
訴えてきた女性が直後に自殺をはかり意識不明であり、実際には事件にもなっていない状況で、そんな案件は後回しにしろだの麻薬案件のようなでかヤマが優先だのと後回しにされる事件。
だけれど彼女らコップスには後回しにすることはできない。彼女の(彼女らの)この後の人生がかかっているのだ。女性というだけでターゲットになり、傷つけられ、さらにネット上で傷つけられる。
本のなかで西森氏も書いていたが、ミヨンのセリフ「女たちが、『自分の過ちだ』『自業自得だ』と自分を責めるしかない状況に腹がたつからよ。まぎれもない被害者なのに」
そうなんだよね……ネットで匿名で叩く人たち
被害者なのに、さらに傷つけられる
ミヨンの怒りはストレートに響く
いい映画でした。見てよかったよ。
それにしてもミヨン役のラ・ミラン。彼女を見るたびミラン様と呼びたくなるような素晴らしさ。「応答せよ1988」の印象が強すぎて、以来大ファンである。
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