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ソニックフロンティア

前作ソニックフォースから約5年。
待ちに待った完全新作。ソニックフロンティアが11月9日に発売しました。
オープンワールドのソニックという触れ込みでとても期待大の作品でした。
トロフィーコンプまで遊びきったため、感想を。

まず今作の一番楽しかった部分というのが、オープンワールドをソニックが高速で駆け回れるということ。
ダイイングライトと同じように移動がとても楽しいのだ。
爽快感のある高速移動はもちろんのこと、マップ中にギミックやアスレチックが溢れているのも非常に楽しい。
さらにゲームを進めていくとソニックの走るスピードを上げることができる。レベル制のような形だがマックス99まで上げることができる。レベル99まで上げた時のスピードを本当に"速い"。
一応ファストトラベルもあるが、あまりにも移動が快適かつ楽しいためほとんど使わなかったほどだ。
ソニックをソニックたらしめるこのスピード感・爽快感は本作一番の売りと言ってよいだろう。

また従来通りのゴールを目指すステージもある。
ゲーム開始時、オープンワールドのマップはほとんどが隠されているが電脳空間と呼ばれるステージをクリアすることで少しずつマップが開放されていく。これまでのソニックシリーズを遊んだプレイヤーにはもはやお馴染みだろう。
今作の特徴としては、1ステージがどれも短く構成されているところだ。長くても3分くらいでクリアできる。
またステージクリア時のランクも健在であり、クリアタイム・レッドリング取得数・ノーマルリング取得数それぞれでランクがある。Sランクを取ることでカオスエメラルド獲得に必要な鍵を得られるという仕組みだ。
3Dだけでなく2Dステージもあり、飽きがこないテンポのよい作りとなっていて個人的にはとてもよかった。

登場キャラクターはおなじみの面々だ。
ソニックに始まり、テイルス・ナックルズ・エミー。
ヴィランはもちろんエッグマンだ。
また新キャラクターとしてエッグマンの人工AIセージと謎のマスコットキャラのココがいる。
できればナックルズなども操作したかった…が次回作に期待だ。
クリアまで遊んで思ったのは今作はエッグマンのストーリーでもあったことだ。詳しく述べるのは控えるが、エンディング間際のエッグマンのワンシーンには思わず感動してしまった。おまけ要素の釣りでエッグマンのボイスメモも聞くこともできるため、ぜひとも聞くことをお勧めしたい。

ほぼヒロインである"セージ"

とにかく今作は意欲作であると言える。
オープンワールドのソニックとしての面白さは間違いなく詰め込まれていた一方で細かい気になる点も多々あった。
マップ中に点在しているギミックは強制的に2Dになるものがあり、思わずギミックに入り込んでしまった時など爽快感を阻害される場面があったり、リングを一定数以上取得すると、ソニックがより速くブースト可能となるが、その際の演出がスキップできなかったりなどなど。
とはいえこのソニックフロンティアの技術が次回作へどのように繋がるのかと考えるととてもワクワクするのは間違いない。
それこそ前述したようにナックルズなどは滑空ができるし、テイルスは空を飛べることからオープンワールドとの相性は割と良いのではないかと思う。
本作はまさにソニックシリーズの未来は明るいと感じられる作品であったと思います。