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付箋の基本的な使い方

付箋は、便利ツールです。使い方もよりどりみどり。

今回は、基本の使い方を三つ紹介します。

リマインダー

一番イメージが強いのが、この使い方かもしれません。ディスプレイや机の上に付箋を貼っておくことで、書かれた内容を忘れない(というか思い出せる)ようにする工夫です。こういうのはリマインダーと呼ばれたりします。思い出させるもの、汝の名は付箋。

読書の途中で気になるページにペタペタ貼っていくのもこの使い方ですね。自分が気になった個所を「リマインド」しようとしているわけです。

もちろん、用が終わったらペリッとはがしてゴミ箱にポイできることも便利ポイントですね。

アイデア整理

知的生産の技術でよく用いられているのがこの使い方でしょう。アイデア・考えたいこと・項目などを一つひとつ付箋に書き込んでいき、その付箋を並び替えながら思索を進めていく方法です。

すべて均一の付箋でやってもいいですし、サイズや色を変えて付箋の意味合いを変えてみても面白いです。

ポイントは、並び替える作業を何度でも行えること。あ〜でもない、こ〜でもないという多様な角度からの検討を可能にしてくれます。

情報の移転

少し大きめの付箋で、かつ「全面のり」タイプの付箋を使うことで、情報を「移転」させることができます。たとえば、上の写真のようにまず付箋に書き込んでおき、一通り書き終わったタイミングで母艦に貼り込んでしまう。

このやり方をするならば、普段持ち歩くのは付箋だけでよく、貼り込むノートは自宅に置いてあっても構いません。

同様に日中に発生したメモを付箋に書いて手帳に貼っておき、一日の終わりにノートに貼り直しながら、適切な場所に振り分ける、という使い方もできます。

簡易の置き場所から本式の置き場所への移動。それができるのも付箋の特徴です。

付箋の半固定

このような付箋の使い方は、付箋の強過ぎない接着力によって生み出されているわけですが、それは情報を「仮固定・半固定」させる役割を担えるということでもあります。

この「仮固定・半固定」の感覚が結構大切で、まったく固定しないなら情報を保持する役割を保てないのですが、完全に固定してしまうと後から動かせなくなります。

固定はするけれども、それは完全なものではなく、後から動かすことが可能である。

こういう感覚は、実はデジタルツールが与えてくれるものなのですが、付箋はアナログツールながら見事に同じ感覚を与えてくれます。

▼ノート術の基本を一冊にまとめてみました:


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