見出し画像

昔の勉強ノート、あるいは脳に続く道

引っ越しの片づけ作業をしていたら、古いルーズリーフバインダーが出てきました。

どうでもいい話ですが、こういうバインダーは「表紙」を好みのものにセッティングできるのが素敵ですね。

でも、表紙を見ただけでは何のノートなのかぜんぜんわかりません。表紙を開いて、インデックスをチェックします。

古すぎて解読困難ですが「C言語」「基本情報午前」とおそらく書いてあります。ああ、と思い当たりました。プログラミング系の勉強をしていたときのノートです。

VBとあります。Visual Basicのことです。おそらくはVisual Basic 4.0くらい。そこでどんなオブジェクトが使えるのかがまとめられています。現在のように「オンラインでドキュメントを確認する」みたいなことが難しかったので、勉強もかねてノートに書き写したのでしょう。

インデックスをさらに飛ぶと「C言語リファレンス」なる見出しがあって、ここからC言語の解説が続いていきます。どこかのテキストを書き写したのでしょう。

ちなみに、こういうノートを取りましたが、C言語が書けるようになったかというとまったくのノーでした。やはりプログラミングは自分で手を動かしてコードを書くのが一番です。

ここからは「基本情報午前」のエリアです。今だったら科目A試験、科目B試験と分かれているところが、昔は午前試験、午後試験に分かれていたのでした。その午前の試験の参考書が写されています。

ここは結構気合いがはっていて、テキストがほとんど一冊ノートされている感じ。

なかなか頑張っております。

で、その領域が終わると、急にリーフの種類が変わってきます。

なぜか物理の勉強ノートです。たぶん適当に「まあ、同じ勉強だし一緒にしておくか」と過去の時点のどこかの私が判断したのでしょう。そういう緩い運用も、ノートならではの楽しさです。

それが終わると、再びリーフの種類が戻ってきます。

右上の日付をご覧ください。99です。1999年。25年も前ということになります。私がHTMLを扱えるようになって、もうそのくらいの時間が経つわけです。想像するだけで頭がクラクラしてきますね。


というわけで、私はずいぶん昔から何かを学ぶときはノートを取ることをやっているようです。言い換えれば、「頭にたたき込むときには、まず手を動かせ」というコンセプトです。もう少しアレンジすれば「脳に続く道は、手が入り口である」という感覚。

何かを読んだだけでそれが「わかる」ことは稀ですし、「使えるようになる」となると奇跡的な確率になります。だからまあ、手を動かすのが一番なのでしょう。

▼ノート術の基本を一冊にまとめました:


いいなと思ったら応援しよう!