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歴史を感じる手帳

歴史手帳とかそういうことではなく。

古い手帳を引っ張り出して読み返していると、かつてそこにあった時間というものに思いを馳せたくなります。

上の手帳は仕事関係の情報がいろいろ書いてあって、その日の売り上げ(コンビニで店長をしていたのでした)とか、その他必要になりそうな情報が目に入ります。

その時代の自分に完全にシンクロすることまではできなくても、そのとき自分が何に注意を向けていたのかがわかり、「ああ、そういうときもあったよな」と感慨深くなるわけです。

書かれている情報の内容だけではありません。インクの擦れとか、紙のへたりとか、カバーのしわしわ感とか、物質的な変化もまた時間の流れを感じさせてくれます。内容は変わらず、媒体は変質する。不思議な性質です。

妙な話ですが、古い情報は「古い」とわかるからこそ出てくる味があります。もちろん、情報を味わうものとしてではなく利用するものとして捉えるなら、そんな味なんて不要ではあるでしょう。

でも私は、そういう味をけっこう気に入っています。

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