『文章教室』第1回にチャレンジ
『文章教室』を『数学文章作法 練習問題編』として使う。(単純作業に心を込めて)
上の記事で、結城先生の『文章教室』の練習問題が紹介されていました。
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次の文章を、読みやすい文章に書き換えてください。
知識を持っていて文章を書けるような人は、 教えるような文章を書くのがよくて、 自分の知識を他の人に伝えるような文章を書くのがよいが、
それは、 自分の知識を誇る目的ではないし、 自分の能力を誇るためでもなくて、 自分の知識や能力を使って、 他の人を助けるために書く文章だ。
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これは「文を短くしましょう」がテーマの回の練習問題です。長い一文になっていますね。
さっそくやってみましょう。
知識を持っていて文章を書けるような人は、教えるような文章を書くのがよい。また、自分の知識を他の人に伝えるような文章を書くのもよい。そういった文章は、自分の知識を誇る目的でも、自分の能力を誇るのが目的でもない。自分の力や能力を使って、他の人を助けるために書く文章だ。
「。」の数は増えましたが、文章としてイマイチです。さらに手を入れます。
知識を持っていて文章を書けるような人は、教えるような文章を書くのが良い。自分の知識を他の人に伝えるような文章だ。それは、自分の知識や能力を誇るためではなく、それらを使って他の人を助けるために書く文章である。
さらに短くなりました。最後の一文は分割しようかと思ったのですが、とりあえずまとめてみました。
でも、まだまだです。
文章の中身をもう一度精査してみましょう。
1.知識を持っていて文章を書けるような人がいるとする
2.そういう人は「教えるような」な文章を書くのが良い
3.自己の承認欲求を満たす目的ではなく
4.自分の力を他の人に役立てるための文章を
おおよそ、こういう意味でしょう。
これを踏まえて私がリライトすると、
知識があり、さらに文章を書けるような人は、「教えるような文章」を書くのが良い。自分の知識を他の人に伝えるような文章だ。自分の知識や能力を誇るためではなく、それらを使って他の人を助けるような__「与えるための文章」を書くのだ。
となります。
どうでしょうか。読みやすくなったでしょうか。
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