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父との思い出。

2023年10月28日、父が天国に旅立ちました。
父が旅立ってから1ヶ月が経ち、だいぶ自分の中での気持ちの整理ができたので、父との思い出や、今の気持ちが薄れる前に、誰に向けてというわけでもないですが、noteに記しておきたいなと思います。

父は昨年の9月に癌が見つかり、10月に手術を受けました。お酒は飲まずタバコも吸わない、何よりも健康に気を使っていた父だったので、最初に聞いた時はショックでした。

癌が見つかった当初はステージ1だったので、手術をすることができ、手術後は通院治療を行って徐々に癌が小さくなっていると聞いていましたが、今年の7月に癌の転移が見つかり、そこからはあっという間でした。


自分は高校を卒業して上京し、社会人になってからも福岡で過ごしてきたため、親と過ごす時間は年末年始の1度だけ。
父が病気になったことをきっかけにもっと家族との時間を共にしたいと思い、今年の7月には家族で旅行に行く予定を立て、仙台に帰ることにしました。

結局7月に帰ったタイミングで父が体調を崩してしまい(そこで転移が見つかりました)、家族での旅行は叶いませんでしたが、9月になり、父が総合病院から面会可能な緩和ケア施設に移動することとなったので、移動をしたタイミングでまた仙台に帰りました。

7月に帰った時は体調を崩してしまい時間を過ごすことはできませんでしたが、9月の帰仙時は施設の中ではありましたが、ゆっくりとした時間を一緒に過ごせました。
夜は皆んなでお寿司を食べに行き、そこでは色んな話をすることができ、その時の父の嬉しそうな姿が鮮明に残っていてとても大切な思い出になっています。

9月の帰省が終わり、福岡に帰る前「年末まで頑張るよ」と強く握手をしてもらったので、また年末にも会えるかなと思っていましたが、その約1ヶ月半後に父は旅立ってしまいました。

27日の22時頃、兄から連絡をもらい父が危ない状況であることを伝えられ、飛行機の予約を行いましたが、日付が変わったころ母から電話をもらい、父が旅立ったことを伝えられました。

正直にいうとさすがに次の日仙台に帰るまでは大丈夫だろう、もう数日間は生きてくれるだろうと思っていたので、本当にあっという間に逝っちゃいました。

それまでは気が気でなかったですが、母から伝えられたときの気持ちは安心したというか、あ、逝ったんだ。早いなー。俺のこと待たないんかい。という感じで悲しいというよりかは、これで痛みなどの苦しみがなくなったのかと思うと、なぜかホッとした気持ちになりました。

仙台に帰省し、葬儀などを一通り終えてからは、
もう父に会えないということはどういうことなのかと考える日々が数日ありましたが、
最期に父に会いに来てくれた友人から聞いた自分が知らなかった父のこれまでの人生や、父がこれまで自分にしてくれたことなどを思い出しながら、
これまで経験したことがない自分の感情と向き合う日々を過ごしながら、徐々に自分の中で整理をしてきました。

父との思い出は沢山あります。自分がサッカーを始めてからサッカーを辞めるまで、少しでも自分がいいコンディションでサッカーに打ち込めるようほぼ毎日送り迎えをしてくれ、ほぼ全部の試合を見にきてくれ、帰りの車の中での反省会(ほとんどは自分のプレーを褒めてくれるポジティブな会)も日課でした。

社会人になってからもいつも仕事の状況や、彼女の状況などを聞いてくれて、、(笑)相変わらずサッカーの話も亡くなる数日前までLINEでしてたり(笑)
本当に優しくて、子煩悩で愛の溢れる父だったなと誇りに思っています。父からたくさんの愛情をもらった分、いつか自分に子供ができたらたくさんの愛情を注ぎたいと思っています。

なんだか自分の気持ちをツラツラ書いたまとまりのない文章となってしまいましたが、この投稿を見てくださった方が、自分にとって大切な方との時間を、もっと大切しようと思えるきっかけになれば嬉しいです。

こんな投稿をすると周りの方に気を使わせてしまうかもしれないですが、全然気にせず触れてもらっても大丈夫ですので、父の話をさせてください笑

最後までお読みいただきありがとうございました。
そして父さん今までありがとう!

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