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洗濯機がズレるのを防ぎたい夫に言われてハッとしたこと
夫は基本的に仕組みで解決したがって、私は力技で解決しようとする。例えば、エクセルでちょっとしたミスがあれば夫は数式で直し、私は手入力で上書きする。
そんな私たちが使う我が家の洗濯機は、ドラム式で、洗濯して回転しているうちに少しずつ動いてしまうのです。ドアのすぐ側にあるので、一気にものすごく動くと、ドアが開かなくなる危険性もある。
そんな洗濯機を夫はなんとか動かないようにしたくて、色々な素材、色々なサイズの滑り止めを買ってきては試し、そして完全にはうまくいかないことを繰り返しています。
先日も、今度こそといって、新しい素材の滑り止めを買ってきていて、設置することになりました。洗濯機は重いので、二人でやらねばならず、私も手伝います。
そして、私はつい言ってしまいました。
「ま、正直、私はズレても全然気にならないし、ズレてたら、押して直すから、もういいんじゃない?」と。
するとこう言われました。
「俺は気になるんだよ。俺だって、キミの気になることは、自分が気にしてなくても、キミが心穏やかにいれるならばと思って、そうしてることもいっぱいあるんだよ。俺はこれが気になるんだよ。」と。
ハッとしました。
そうだよね、そうだよね。
夫はいつもそんな姿勢でいてくれるよね。
「そうだよね、ごめんね」
と言って、夫の意図するように滑り止めを敷きました。
そんな日から一ヶ月ほど。
以前より動かなくなったけれど、でも、また少しだけズレている気がする。
押して戻したくなる。けれど、そんな気持ちをグッと堪えて、一緒に作戦を練ってみようかな。
一緒に考えるということを楽しみながら。
いつかおばあちゃんになって、動かなくなった洗濯機を見て、こんな日々を愛おしく思い出せる日がくるといいな。
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