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『ニセモノの錬金術師』が良いよ☆彡

商業版①表紙

『僕の妻は感情がない』で有名(?)な杉浦次郎先生原作の転生系なろう系?ファンタジー漫画です。
『僕の妻は…』は杉浦先生ご自身による漫画作品なのですが(これはこれでほっこりアンドロイドSFでけっこう好き☆)

今回商業出版された『ニセモノの錬金術師』は、以前からpixivやニコニコ漫画で杉浦先生がラフ版として絵コンテ状態で発表されていた先生の趣味(?)感いっぱいの錬金術師&呪術もの。最初の方は結構絵がはいっていましたが、内容が加速するにつれ絵の方をつけていく時間がたりなくなっていったようで(ご本人も商業出版の合間の気晴らしに好き勝手描いていたとおっしゃられています)背景どころかキャラの輪郭だけのシーンが大量投入される、中身のウェイトに対して絵的なコストパフォーマンスがとても高い漫画になっていました(汗

※ラフ版はラフ版で、きっとこれ絵で説明することや薄めることを考えずに特濃の内容をどんどん突っ込んでったんだろうなあなんて想像される、ほんと勢いがあり、良い作品になっています。興味がありましたらラフ版もどうぞー。

https://twitter.com/sugiura_jirou/status/1750062966874243420

↑のラフ版も無料ですし、簡単に読みたければ

↑こちらから第1話が無料で読めます。

ちょうざっくりあらすじ

異世界で駆け出しの錬金術師をしている主人公が買った奴隷の少女は、実は異国の呪術師でした。一緒に購入された重度の障害を抱えたエルフ奴隷を治療しつつ錬金術で儲けていこうとする二人は、錬金術や転生チートがらみの陰謀に巻き込まれ、錬金術と呪術という別々の視点からこの世界の成り立ちや神の悪意を知っていくことになるのです。

ちょう良いなと思うところ

錬金術は自然科学のご先祖ですよね。もともとは自然や宇宙を知るべく先人たちが編み出してきた哲学です。いっぽう、呪術は人を呪う(影響を与える)技術として、錬金術とはまた違った観点から天然自然(の中のヒトや生き物や、神も)を知るべく進歩してきた、これもまた哲学といえるでしょう。
こうした、真逆ともいえる方向から同じ対象(宇宙)を見ている二つの哲学が、しっかりとこの世界を成り立たせていること、それをちゃんとファンタジーやなろう的世界観に落とし込んでストーリーを成り立たせていること。なんてとこがめっちゃ良いのです。
(あともちろんキャラもねw ノラさますてきかっこいい!w)

たしかに、この深い杉浦先生の哲学ともいえる世界やストーリーを、はしょらず描いていたらなかなか先に進めなかったのかもしれないなあ。なんて思います。

今回、この杉浦先生のラフ版にうめ丸先生という作画担当がつき、ほとばしる内容にしっかりした絵が付いてくる、ファンにはめっちゃうれしい逸品になっているわけです。

ラフ版で説明すっとばして分かりにくくなっているシーンとか、きっとこれからしっかり描かれるんだろうなあなんてちょー期待ですw

なお、現在1巻が発売開始されたわけですが、来月には2巻も連続で発売されるとのこと。1巻にはラフ版にはなかったエピソードもちょっぴり入ってましたし、2巻もいまからわくわくの正座待機なのです☆



追記:

二巻でましたヨー☆

杉浦先生もこんなこといわれてますw

面白いですヨー☆



#杉浦次郎 #うめ丸 #ココムチャリ #らせんの本棚

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