書いては消して書いては消して
そんなことをしていて消して、消したままにしてしまっている。別に無理して書くこともないので、と思ったりするそう言う話。とりとめもない言葉。
普段頭の中にぐるぐるとしていることや、やる事や、やろうとしてる事、あ、これやるのん忘れてた、なんて考えは、川の前に座ってみたら全く出てこないことに気づいたり、曖昧な気温の夜に旅館の中庭でタバコを吸うことがこんなに素晴らしいことなのかと笑ってしまったり。
夜の森の木と木の間の暗闇を見ていたら、ドキドキが止まらなくって危険だとわかりながらも踏み入れようとした時に、人の気配に助けてもらったり、そこで人の気配ってものはすごいなぁと思ってみたり。
暗い山の中からみえる薄暗い空から誰かが覗き込んでいたり。川の音がふっと消えた時に感じる肌のピリピリ感だったり。
言葉を言ってみたりみなかったり、言葉遊びもすれば、言葉にはできないことがたくさんあって、なんて言ったらいいかわからないことにやきもきしてみたりする。
あの時は子供だったななんて事を聞くけど、あの時の方が大人だったのかもしれない。
いや、大人になろうとしている、ということであればそれは子供っていうことか。大人になろうとしていない時期の子供の時に戻ることが大人っていうことなのかなぁ..。
なんてああ言えばこういうみたいな事を考えて楽しんでる。
山の中の川じゃなくても森じゃなくても集中すればそこに生えてる植え込みだって話しかけてくれてる。
読んでいただきありがとうございます。