日記 ~ 偽の優越と劣等

…地上に降りるのかもしれない、私も。何か考えれば考えるほど、「人よりも内面が優れている」みたいな、ほとんど唯一の自尊心のよりどころさえ、現実に即してないと思わされるばかり。すべてが幻想で虚構。

世界がたとえいいところであっても、私の心はたぶん晴れない。私の心が渦巻いているのは、世界のせいではなく、自らの退屈さ加減によるものだから。

何も分かってないのも、すべてが虚偽なのも自分だけど、それでもそうやって思い続けて生きるうちに、何か分かるかもしれない。そう思えば、今日の私は少し静かで穏やかで、こごえてはいるけれど、水は流れてる。

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