学校給食が苦痛でしか無かった話

食べることは大好き、でも給食が苦痛だった

食べることは大好きです。
好き嫌いもほとんどないです。
食物アレルギーも無いです。
基本的になんでも美味しく食べられます。
給食がすごく口に合わなかった、、そんなことも無いんです。
むしろ私の学校は学校内に給食室があってそこで作っていたということもあり、めちゃくちゃ美味しかったんです。


それなのに給食の時間が本当に苦痛だった。
原因として挙げられるのは主に2つ。

①嘔吐恐怖症

嘔吐に関するエピソードが苦手な方やお食事中の方は飛ばしてください。



学校で嘔吐する場面と言うと体調不良か給食の2択ですね。
ただ単におかわりし過ぎや食べ過ぎで嘔吐もありますが、
具合が悪かったのに無理して完食して嘔吐
嫌いなものやアレルギーなどで体が受け付けないものを無理やり食べて嘔吐

学校の給食だから、簡単に残したりできないから、無理をして食べる。
そして嘔吐してしまう。
自分がそうなるのも人がそうなっているのを見るのも私は怖くてたまりませんでした。

②担任の方針

私の担任は配膳された量は基本的に完食しなさい。どうしても食べられないなら食べ始める前に自分が食べられる量に調整しなさい。
という方針でした。

なので、いただきますをした後に給食当番が配膳したものを減らしたり増やしたりして量を調節します。
食べられる友達に少し分けるなど、個人での調整は禁止されていました。
必ず前に来て給食が入っていた容器に減らしたければ減らす、そしておかわりしたい人はそこから取る。
パンや麺は半分にするという形で減らすことが出来ました。

なんとしてでも全部完食だからな!というようにもっと厳しい先生ももちろんいたと思います、残すことは作った人に失礼です、それはもちろん分かっています。
でもこのスタイルは当時の私にとってはプレッシャーでしかありませんでした。
減らしたりすることは出来てもお盆にある分は食べなければいけない、、完食しなければいけない、、残してはいけない、、無理して食べて吐きそうになったらどうしよう、、吐きたくない、、そう考えれば考えるほど苦しくて、、給食の時間は大抵ドキドキしていて食欲なんてありませんでした。

配膳されて席でいただきますを待っている時間、これを減らそうそして次にこれを減らそう、そしたら全部食べられるかな、、
それしか頭に無かったです。

そして会食恐怖症に


外食に行ったら好きな物よりも、どれなら全部食べられるかなで選ぶ、コース料理はこれからいっぱいお料理が来るんだと思うと胸が苦しくて進まない、食べ放題はたくさん食べないとと思ってしまって辛くて美味しく食べられない、あまり話したことない人や初対面の人とご飯だったりたくさんの人との会食は緊張して食べられない、、

大人になるにつれてだんだん克服出来てきましたが、時と場合によってまだ食べられないこともあります。

私と同じ思いをしている子に手を差し伸べたい


将来的には小学校で精神保健福祉士の資格を生かしスクールソーシャルワーカーとして働きたいと考えています。

小学生ながら悩み苦しみ誰にも言えず、
私がおかしいんだ私が悪いんだちゃんとしなきゃいけないと責め続けていました。

給食のことで教室に入れない時期もありました。

自分だけで抱え込まないで欲しい。
大丈夫。
私はあなたの味方だから。
あなたはよく頑張っている。

もし同じ境遇で苦しんでいる子がいたら、
私はそう伝えてあげたい。

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